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『探偵!ナイトスクープ』1年半前に大腸がんが判明…余命半年と宣告された58歳の夫、抗がん剤治療もやめ、願うは“あの芸人”の料理が食べたい!?特命局長・天海祐希も感動!

  • 2025.12.17

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に、兵庫県在住の女性(56)から「闘病中の夫の夢を叶えていただきたい」という依頼が届く。依頼者の夫は末期の大腸がんで、余命半年とも言われているそうだ。「人生でやり残したこと」を尋ねると、お笑い好きの夫から、メッセンジャー黒田の居酒屋に行けなかったことが心残りだという回答が…! 依頼者は、黒田がテレビで発言した「いつか居酒屋を開きたい」という夢の実現を心待ちにしている夫に、黒田の得意料理「タコ飯」を食べさせてあげたいという。飲食代の予算は、なんと100万円!?

カンニング竹山隆範探偵が依頼者夫妻のご自宅で調査を開始する。31年前に結婚し、お子さんを持たず、夫は現在58歳。約1年半前に、症状が出にくいため血液検査でも発見が難しい、盲腸がん(大腸がんの一種)のステージⅣと診断された。抗がん剤治療をやめて普通の暮らしを選んだ夫にとって、「1日でも楽しいと思える日が多かったら」と、依頼者が探偵局に相談した動機を語る。夫もまた、「僕が食べたいというよりは、嫁に食べさせたい」と打ち明ける。闘病生活が始まってから、夫妻の楽しみだった外食ができなくなったことを申し訳なく思っているようだ。

竹山探偵が個人的に気になっていた最大の謎について、依頼者たちに問いかけた。依頼者は思わず吹き出したが、夫は真顔で黒田の魅力を語り始める。そして携帯に書き溜めた「黒田語録」を見せながら、「語録でいくと(ビートルズの)ジョン・レノンか黒田さん」と、スーパースターに比肩する存在だと絶賛した。

「あの世には持っていけないから」「100万円までなら払える」という依頼者たちに、竹山探偵が「金に汚い」「金の亡者」と黒田の悪口を吹き込んで警告していると、「誰が金の亡者やねん」と本人が現れる。常に飄々としていた夫も、この瞬間ばかりは「うぉ! びっくりしたあ〜」と明らかに動揺を見せた。サプライズ、大成功!

黒田は登場するや否や、「昨日の今日で居酒屋をやってくれ」「(撮影ができる)知り合いの店を紹介してくれ」と持ちかけた探偵局に、「無茶苦茶な話やで!」とクレームをまくし立てる。これは、後にギャラ交渉するための布石なのだろうか。しかも、たまたま前日に釣ったタイとヒラメがあるから「刺身も切るわ」と、有無を言わせぬ押し売り商法を繰り広げる。仕入れ値ゼロで、一体いくらふっかけてくるのか恐ろしい。依頼者の家の立地を理由に、スイッチを入れたようだ。

その夜、実在する居酒屋さんをお借りして、一夜限りの「居酒屋黒田」が開店!

病気が発覚したときの心境について尋ねられ、「絶望や、自分が死ぬことへの恐怖はそんなになかったんですよ。ただ、嫁を置いていくことに対してどうしようということだけですね」と妻への思いを口にする夫。依頼者の「自分には薬を作れるわけでもないので、何もしてあげられないので、もどかしくて」と言う言葉からも、夫への愛情が伝わってくる。夫は「病気の件で、(嫁が)1回も泣いていないんですよ。それがすごくありがたいです。立場が逆だったらワンワン泣いていると思います」と笑顔を見せる。

念願のタコ飯を味わい幸せそうな夫を見て、奥様は「胸がいっぱいで…」となかなか言葉がまとまらない。妻の「あと半年かもとか言われたのに、ずっと生きててくれるんじゃないかと思って」「何よりの薬になったと思います」という言葉に、夫が力強く頷いた。

黒田は「『探偵!ナイトスクープ』いうたら視聴率のめちゃくちゃいい老舗(番組)やろ? 俺がここで(依頼者から)金取ってさ、何のプラスになるん?」と、目先の金ではなくイメージアップを選択した。「ただ! ABCには請求する」とはっきりと宣言し、竹山探偵によると、後にしっかりとギャラ交渉をしたそうだ。

VTR後、天海祐希特命局長が「ご主人は奥様のことを思って、奥様はご主人のことを思って。そこだけでもう、ねえ、はい」と、感動で言葉を詰まらせていた。

なお、この依頼VTRは、12月12日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。

©️ABCテレビ
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