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アンジェリーナ・ジョリー、乳房切除の手術痕を初めて公開 乳がんに対する意識を高めるために決意

  • 2025.12.17
アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie) Daniele Venturelli / Getty Images

乳がんを予防するため、左右の乳房の切除手術を受けたアンジェリーナ・ジョリー。初めてその手術痕を公に披露した。雑誌フランス版『タイム』に公開を決意するに至った心境について語った。

「この傷跡は、私が愛している多くの女性たちと分かち合っているものだ」とアンジー。「他の女性たちが自らの傷跡を共有するのを見るたび、いつも胸が熱くなる」と語った。「フランス版『タイム』が乳房の健康や乳がんの予防、乳がんに関する知識を共有するということを知り、私もそれに加わりたいと思った」。

フランス版『タイム』は、SNSでアンジーが飾った最新号の表紙をシェア。「アンジーの目標は世界中で女性に最も多く見られるがんであり、がんで亡くなる女性の死亡理由の中で最も多い乳がんの検診の意識を高めることだ」とコメント、傷跡を公開したアンジーの行動を「力強い行動であり、情報へのアクセスと予防を促す希望の象徴だ」としている。手術痕を写した写真は現地時間12月18日(木)に発売される最新号で、アンジーへのインタビューと共に公開される。

アンジーが手術を受けたのは2013年。検査の結果、乳がんと卵巣がんの発症リスクを高めるBRCA1遺伝子を持っていることが判明。予防措置として乳房を切除、再建手術を受けた。卵巣も摘出している。その後、アンジーは手術について新聞「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿したエッセイの中で告白した。『タイム』によるとアンジーが切除を公表したことで、フランスにおける乳がん検査の受診率が20%増加したという。

これまでも勇気ある発言や行動で、身体や健康に対する女性たちの意識を高めてきたアンジー。今年9月に開催されたサン・セバスティアン映画祭でも母を卵巣がんで亡くしたことに言及。「だから手術を受けることを決断した」「これは私の選択。誰もがそうすべきだとは言いませんが、選択肢を持つことは大切だ。私は後悔していない」と話していた。今回のインタビューがどのような反響を呼ぶのか、公開を待ちたい。

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