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ロブ・ライナー監督夫妻が死去。次男ニックが殺人罪で逮捕

  • 2025.12.16
Human Rights Campaign's 2025 Los Angeles Dinner - Red Carpet

ロブ・ライナー監督が12月14日(以下、現地時間)、妻ミシェルとともにロサンゼルスの自宅で殺害された。が発見して通報し、息子ニック・ライナーが殺人容疑で身柄を拘束されたと報じられている。

People』や『Variety』によると、ライナー監督夫妻は14日午後3時40分ごろ、娘のロミー・ライナーから通報を受け、駆けつけたロサンゼルス消防局の職員により遺体で発見された。ロサンゼルス市警察の強盗殺人課が捜査に当たり、息子ニック・ライナーが殺人容疑で身柄を拘束された。市警のジム・マクドネル署長は12月15日朝の会見で、ニックを殺人容疑で拘束したと発表。保釈金は当初400万ドルに設定されたが、後に取り消され、保釈なしで拘留されている。

コメディ俳優カール・ライナーを父に持つライナー監督は、幼いころからエンターテイメントの世界で活躍し、1984年に『スパイナル・タップ』で長編映画監督デビュー。これまで『スタンド・バイ・ミー』(1986)や『プリンセス・ブライド・ストーリー』(1987)、『恋人たちの予感』(1989)、『ミザリー』(1990)、『ア・フュー・グッドメン』(1992)など、数々のヒット作を世に送り出してきた。また俳優としても活動を続けており、自身の監督作『記者たち 衝撃と畏怖の真実』(2017)やドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』などに出演している。

左からロブ・ライナー監督、妻のミシェル・シンガー・ライナー、長女ロミー、次男ニック、長男ジェイク夫妻。
"Spinal Tap II: The End Continues" Los Angeles Premiere - Arrivals左からロブ・ライナー監督、妻のミシェル・シンガー・ライナー、長女ロミー、次男ニック、長男ジェイク夫妻。

写真家のミシェル・シンガー・ライナーとは、『恋人たちの予感』の製作中に知り合い、1989年に結婚。長男ジェイク、次男ニック、長女ロミーの3人の子どもをもうけ、元妻の故ペニー・マーシャルの娘トレイシー・ライナーを養子に迎えている。ニックは10代の頃から薬物依存と闘っていたことを公表しており、自身の経験をもとにライナー監督の『Being Charlie(原題)』(2015)の共同脚本も手がけた。同作では、薬物依存症の18歳チャーリーと選挙を控える元映画俳優の父との緊張が描かれている。

Text: Tae Terai

Photo_ The LIFE Picture Collection via Getty Images
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