1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. ツリーを置く場所がない…を解決! 壁に飾る「ハンギングツリー」で狭い部屋でもクリスマス気分 プチプラ花コーデVol.169

ツリーを置く場所がない…を解決! 壁に飾る「ハンギングツリー」で狭い部屋でもクリスマス気分 プチプラ花コーデVol.169

  • 2025.12.17

クリスマスの季節、大きなツリーを飾りたくても「置く場所がない」と諦めていませんか? そんな悩みを解決するのが、壁に飾る「ハンギングツリー」です。今回は、100均のキャンプ用品という意外なアイテムを活用した、省スペースでおしゃれなツリーの作り方をフラワーデザイナーの川守由利子さんに教えていただきます。

壁を彩る、クリスマスのハンギングツリーを手作り

今年も、クリスマスの季節がやってきました。街ではさまざまな場所で、クリスマスのイルミネーションやディスプレイが楽しめますね。

毎年作っているクリスマスアイテムを、今年は「ハンギングツリー」にしようと少し前から考えていました。ハンギングツリーは壁に飾るクリスマスツリーのことです。大きなクリスマスツリーを飾るスペースがない、我が家にぴったりなアイテムです。クリスマスリースは玄関に、ハンギングツリーは室内に飾ってクリスマス当日を待ちたいと思います。

ハンギングツリーはここ数年、あちこちで見かけるようになったアイテム。今回は、100均を活用してできるハンギングツリー作りです。

熱に強いのが購入の決め手! マルチメッシュシート

100均に行き、どんな材料がハンギングツリー作りに向いているのか探してみました。そこで、こちらを発見。

マルチメッシュシート

キャンプ用品売り場にあった「マルチメッシュシート」です。このマルチメッシュシートは、耐熱温度が260℃。このシートの上に乗せて、野菜や肉を焼くことができるようです。熱に強いということは、グルーを使っても溶けたりしないということ。これを活用すれば、ハンギングツリーが簡単にできるかもしれません。

網目があるのも嬉しいポイントです。ここに枝などを通すことによって、ハンギングツリーが作りやすくなりそうです。

ほかに、エバーグリーンのヒムロスギを花屋さんで購入しました。ユーカリは家のベランダで育てているもののドライフラワーを用意。木の実はユーカリの実とスターアニス。こちらも100均で購入です。

ハンギングツリーの材料

また、フック用の地巻きワイヤーも用意しました。

簡単にできる、ハンギングツリーの土台の作り方

ハンギングツリーの土台を作っていきます。

①マルチメッシュシートをハサミで半分にカットします。

マルチメッシュシートをカット

②半分にカットしたマルチメッシュシート1枚を、さらに半分に折り曲げ、2カ所ほどテープで留めておきます。

半分に折って留める

定規を用意します。

③マルチメッシュシートを三角形にカットします。

三角形にカット

折り曲げたマルチメッシュシートに、定規を斜めにあててハサミでカットしました。これを広げると三角形になります。

同じ方法で、三角形にしたものを2枚作りました。

カットしたメッシュシート

ヒムロスギの下のほうの枝をカットして、地巻きワイヤーを2〜3周巻きつけ、ワイヤー同士をしっかりとねじり、留めておきます。

ヒムロスギの枝

三角形にカットしたマルチメッシュシートに、この枝をつけていきます。

地巻きワイヤーで留める

枝につけた地巻きワイヤーは、広げておきます。これを1枚のマルチメッシュシートの穴に通したら、裏側でワイヤーをしっかりとねじり留めます。これがツリーの幹になります。

もう1枚のマルチメッシュシートは、枝をつけたマルチメッシュシートの上に重ねて、グルーで端を固定します。

メッシュシートをグルーで固定

枝がついている部分は隙間が広いので、グルーはつけられるところまで。

壁掛けにできるように、地巻きワイヤーでフックをつけておきます。

ワイヤーでフックを作る

地巻きワイヤーで適度な大きさの輪を作り、ネジネジと留めたものを、三角形のマルチメッシュシート上のほうにつけました。

フックをつける

輪にした地巻きワイヤーの両端をマルチメッシュシートの中に入れて、反対側(表側)のほうに通していきます。このフックをつけたほうが壁側になります。

反対側(表側)のほうでは、マルチメッシュシートの表に出てきた地巻きワイヤーをネジネジとねじって留めておきます。

フックをつける

これで土台が完成です。

エバーグリーンと、小さな木の実でおめかしタイム

ヒムロスギをアレンジしていきます。

グルーを用意して、適当にカットしたヒムロスギを、マルチメッシュシートの下のほうからつけていきます。

ヒムロスギをつける

マルチメッシュシートの穴の中に枝の先を入れるようにして、ツリーの下のほうからヒムロスギをつけます。

少しずつ上のほうもつけていきます。

ヒムロスギをつける

ツリーの形を意識しながら、下のほうは広がるように、上のほうは幅を狭くするように、ヒムロスギを固定します。

上のほうまでヒムロスギをつけたら、次はデコレーション。

デコレーション

100均で買ったスターアニスやユーカリの実のほかに、ナンキンハゼも追加しました。

これらの木の実も、グルーで固定していきます。

デコレーションをグルーでつける

デコレーションしたら、壁に飾って完成です。

ハンギングツリー

部屋の一角が、一気にクリスマスの雰囲気になりました。ハンギングツリーは壁に飾るので、場所を選ばないのも魅力です。

片面だけをデコレーションするので、ヒムロスギなどの材料も少量でOK。クリスマスリース作りなどで余った材料を活用するのもいいですね。

今回の材料のご紹介

  • ヒムロスギ…450円
  • ナンキンハゼ…150円
  • ユーカリ(自宅ベランダ栽培より)
  • マルチメッシュシート…100円*ダイソー
  • ユーカリの実…100円*ダイソー
  • スターアニス…100円*ダイソー
  • 地巻きワイヤー…100円*セリア

合計1,000円(税抜)

ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、ペンチ、セロハンテープを用意。

好みで選びたい、クリスマス時期のエバーグリーン

ハンギングツリー作りに使えるエバーグリーンは、ヒムロスギのほかにも、モミやコニファーのブルーアイス、ブルーバードなどがあります。

クリスマスの針葉樹

クリスマスが近づくにつれ、花屋さんにはさまざまなエバーグリーンが並びます。自分好みで選んでみるのも、きっと楽しいですよ。

Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。

元記事で読む
の記事をもっとみる