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部屋の壁から“謎の手“…!どう見てもホラー展開なのに、まさかの「元気になってくださいね!!」の一言に仰天【作者に聞く】

  • 2026.3.9
爪のお礼 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
爪のお礼 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

壁から手が生えている…。湧き上がるのは、なぜ?という疑問と少しの恐怖。自分にしか見えない「手」は、何ともいえない禍々しい気を放っている。そんな手にネイルを塗ってあげたら?優しいラストに「いい話」「すてき」などのコントが集まる・早々乃曜七(@kakesichi67)さんの「爪のお礼」を紹介する。

「手だけ」という個性を際立たせることにこだわった!

【漫画】壁から出ている手にネイルをしてあげたら…? 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
【漫画】壁から出ている手にネイルをしてあげたら…? 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
爪のお礼(2) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
爪のお礼(2) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
爪のお礼(3) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)
爪のお礼(3) 画像提供:早々乃曜七(@kakesichi67)

中学生のころ、スケッチブックにオリジナル作品を描いたことをきっかけに、漫画を描き始めたという作者の早々乃曜七さん。

「今昔物語集」に収められた「子供の手が柱から出てきて人を招く」話が、本作「爪のお礼」の元ネタになっているという。早々乃さんは怪異譚を読むとき、「この得体の知れない怪異と、実はコミュニケーションが取れたらどうなるだろう」と思いを巡らせてしまうそうだ。自身が怖がりであるからこそ、「そういう霊が怖くなくなるような話を描いてしまおう」という発想に至り、その思いが本作を生み出すきっかけになったと明かしてくれた。

また、「表情の読めない」キャラクターが好きだという早々乃さんは、手しか見えない理由について、「ピクサーの『ウォーリー』に登場するロボットたちのように、人間の顔を持たないキャラクターが身振り手振りで必死に感情を表そうとする姿に『萌え』を感じます」と語る。そのうえで、手だけの姿であっても戸惑いや喜びといった感情が伝わってくるキャラクターを描いてみたいと思ったのだそう。

同作でのこだわりは「手だけ」という個性をどう印象づけるかという点にあるという。「何をされたらうれしいのか。どうやって主人公を助けるのか。背中に指で文字を描いて感謝を伝えるのも『手だけ』だからこそ生きる場面です」と話す。

最後に、早々乃さんは「『怪異や超常現象に遭遇しても大して動揺しない、前向きなキャラクター』を描くことが好きだと最近気づいたので、そういう話をたくさん描いていきたい」と、今後への意気込みを語った。優しい余韻が残るラストに心温まる本作「爪のお礼」。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:早々乃曜七(@kakesichi67)

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