他にも頭のいい学校があると強気で言う友達の手の痛々しい傷跡で察した娘。受験を邪魔する友達が嫌い｜ママ広場マンガ

小学２年生のアイちゃんには、幼稚園から仲良しのヨウちゃんという友達がいます。ヨウちゃんは常に自分が優位に立ちたいのかマウントを取るような発言が多く、アイちゃんの方が上だと感じると「ずるい」と不機嫌に。さらに、アイちゃんが他の友達と楽しそうにしているとその間に入り込んで、アイちゃんを仲間外れにするような行動まで見せるように。アイちゃん本人は気にしていないものの、お母さんは徐々にストレスを感じるようになりました。しばらくして、アイちゃんは中学受験のため塾に通うことに。すると小学校ではヨウちゃんによる詮索が始まり、アイちゃんの志望校やテストの点数をしつこく聞き出して自分の志望校の方がレベルが高いと知るとすかさずマウント。それでもアイちゃんは嫌な顔ひとつしませんでした。そして受験まで残り３ヶ月を切った頃、ヨウちゃんが学区のトップ校××中学の受験をやめたという話が。「××中学に受かっても頭がいいって思わない方がいいよ！他にも頭のいい学校あるから！」とあからさますぎるマウントを取るヨウちゃんに、さすがのアイちゃんもムッとしていました。そして合格発表の日。行きたいと思っていた志望校に無事合格したアイちゃんはお母さんと一緒に喜びました。その後、「そんな誰でも入れる学校受けたの？」とヨウちゃんに小バカにされ、その話を聞いたお母さんが「どうして言い返さないの？」とアイちゃんにたすねると、「あのね・・」考え込んだ後、アイちゃんが口を開き、ヨウちゃんのお母さんはいつもヨウちゃんの前でアイちゃんのことを褒めると、ヨウちゃんがいたたまれない表情をしていることを話しました。

「私が何か言うとヨウちゃんに迷惑がかかる」もう何も言えない

ヨウちゃんに酷いことを言われたアイに、なぜ何も言い返さないのかと問い詰めると、ヨウちゃんの前でヨウちゃんのお母さんがアイを褒めるのを見て、いたたまれない表情をするヨウちゃんを見ていて複雑な気持ちになったようでした。

その後、
「アイちゃんが塾で私より上のクラスだって誰にも言わないでね！」ヨウちゃんに詰め寄られ、「・・大丈夫！誰にも言わない！言わないよ！」とアイは答えたようです。

他にも、塾の駐車場で偶然見たあることが・・
「ヨウちゃん？」車の中で女性と子どもが言い争っている声が聞こえ、何事かと思っていると、「またクラス無かったの！？絶対××中学に合格しないと・・！！」と声が聞こえ、助手席にいるヨウちゃんが目に涙をためているのが見えたのでした。

「ヨウちゃんは、いつもいつも頑張ってたよ。塾の自習室、いつも１番に来てるって聞いたし、先生にいつも質問して頑張ってた・・だから」とアイはこれまでのことを振り返りながらそう言うと、

「だから、１回ヨウちゃんのお母さんに言ったの。ヨウちゃんいつも頑張ってるから怒らないであげてって・・。そしたら次の日・・」アイはそう言いました。

学校でヨウちゃんと話していると、
「××中学受かっても、頭がいいって思わない方がいいよ！他にも頭のいい学校あるから！」そう話すヨウちゃんの手の甲には赤いあざのような跡が！それを見てアイは驚いたようでした。

そして、「私が何か言うと、ヨウちゃんに迷惑がかかるって思って・・それから何も言わなかったの。ヨウちゃんも誰にも知られたくなかったみたいだし・・」下を向いて話すのでした。

アイちゃんが偶然見てしまった塾の駐車場でのヨウちゃんとヨウちゃんのお母さんとのやりとり。怖い顔で何かを話すお母さんと、大粒の涙を流すヨウちゃんを見て動揺したアイちゃんは、ヨウちゃんのお母さんに進言することでヨウちゃんに被害が及ぶことを知り愕然。どうやらヨウちゃんのお母さんに大きな問題がありそうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。