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アプローチで上手く転がすコツは?「右ヒザを左ヒザに寄せると…」プロが解説

  • 2025.12.15

アプローチは状況に合わせて「寄る球筋」を打ち分ける必要がある。打ち分けは、軌道やフェースコントロールを変えるのが常識だが「フィニッシュの形を決めて、そこに向かっていけば意図した球筋が打てますよ」と今野一哉。

それも普通のフィニッシュではなく、大袈裟に動いた “オーバードゥ”で形を作るといいそうだ。打ち終わったあとに大袈裟な形を作ろう!ヘンテコな形だが、試してみるとあら不思議!球筋が簡単に打ち分けられるぞ。

ドローならスムーズに長く転がる

転がしもフック回転のサイドスピンをかけると、きちんと低く打ち出しながら転がりのいいボールが打てます。ハイドローと同じくフェースを返しながら打つので、オーバードゥのフィニッシュの形は、フェースが地面を向くまでしっかり腕や手首を返す。体の向きはほぼ正面を向けたままでいいので、ヘッドを先行させてフェースをしっかりターンさせてください。

長く転がるローボールを打つので体重は左足荷重。上ではなく低く前に力をかけていくので、右ヒザを左ヒザに寄せるようにして、ヘッドを低く動かし続けてください。

ロードロー(転がし)

【狙い】
→ボールを低く抑えて、手前から転がして寄せる

イメージするフィニッシュはこの形!

★ヘッドをヒザよりも高く上げない
★フェースを地面に向ける
★体よりも手元、手元よりもヘッドが先行
★クラブが左方向を指す
★右ヒザを左ヒザに寄せる
★左足体重

ローボールのニーアクションは、右ヒザを左ヒザへ寄せながら打つ。体重が左に移り、左軸で打つと出球が低くなる。

地面を引きずるくらい低く動かすイメージで、フェースを大きく返してフィニッシュ。フェースを返すとロフトが立つので低く打ち出せる。上から打ち込んでロフトを立てるより安全で確実だ。

落下地点よりも通過地点をイメージする

アプローチで上手く転がすコツは?「右ヒザを左ヒザに寄せると…」プロが解説
今野が何人ものアマチュアでテストした結果、地面の的よりも空中にある的のほうがボールを当てやすく、距離感もぴったり合ったそうだ

スライスやドローを意識すると、距離感も合いやすくなります。とくにアプローチが苦手な人は、ボールの落としどころを決めてそこに落とすよりも、空中に立てた的をイメージして、的を通過させる狙い方がオススメ。

その的も十字に4分割して、ハイボールスピンなら的の中心から左上、ロードローなら右下を通すように狙うと、意図した球筋を打ちながら距離感が合ってきます。

空中にイメージする的は十字に4分割し、高い球は上、低い球は的の下を狙う。さらに曲げて打つつもりで、スライスは左、ドローは右を狙うと球筋がもっと明確に打ち分けられる。

いかがでしたか? ロードロ―のフィニッシュをぜひ試してみてください!

レッスン=今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ、千葉県出身。小誌で連載中のプロコーチ。東京都・平井駅近くの「子供が主役のゴルフ施設」キッズゴルフクラブを主宰。東京都・幡ヶ谷駅近くのゴルフエイティーンなどでレッスン活動も行っている。キッズゴルフクラブ代表。

構成=野中真一
写真=中野義昌
協力=日神グループ 平川CC

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