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関西国際空港に謎の“使いにくいコンセント”があるの何でやねん!? 河合郁人「意味があるの!?」 そこに秘められていたアイデアとは?

  • 2025.12.13

関空こと関西国際空港には、謎の“使いにくいコンセント”がある。普通は足下にあるはずのコンセントが、中途半端に高い位置にあるのだ。タレントの河合郁人とABCテレビの福井治人アナウンサーが調査したところ、関空ならではの秘密が明らかになった。

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関空の使いにくいコンセントは、第1ターミナルの1階バスゲートにある。床からおよそ1メートルの位置にあり、なんとも中途半端な高さだ。しかも1つだけでなく、フロア内全コンセントが中途半端に高い位置にあり、河合と福井アナは「コレに意味があるの!?」「絶対下の方がいいもん!」「なんで? なんで?」「なんだ?」と驚いた。

海のそばにある関空が、2018年に台風で冠水被害を受けたことから、福井アナはコンセントが高い位置にある理由を、「高潮・津波から守るため」と推測。一方の河合は、「家の冷蔵庫とか洗濯機もコンセントの位置は全部高い」ということで、「コンセントの横に何か置いてあった」と考えた。

ひとまず河合と福井アナは、調査範囲を広げてみることに。その結果、2階のコンセントは通常通り足元にあるのに対して、一般の立ち入りが禁止されている駐機場エリアのコンセントは、今まで見た中で一番高い位置にあることが判明した。そのため2人は、福井アナ考案の“高潮・津波から守るため説”を推しつつ、保険をかけるために“水が関係している”という大まかな方向性で、歴史探訪プランナー・森なおみさんに確認した。

森さんいわく、水とコンセントの高さは関係アリ! コンセントの高さは、「関西国際空港が利用者の安全を考えて、あえてそうしている。命を守るアイデアと言っても過言じゃない」らしい。そこで森さんは、河合と福井アナへバスゲートに戻り、“不自然なエスカレーター”を調べるように指示。「そのエスカレーターもコンセントの高さと同じで、命を守るアイデアなんです」とヒントを与えた。

やがて河合と福井アナは、エスカレーターの終着点と1階の高低差に目をつけた。そこで福井アナが、コンセントの位置は「元々はあそこ(終着点)の高さだったけど下げたのかな」と推測したが、これを河合は「ないでしょ」とあっさり否定。最終的に2人は、「エスカレーターを床まで伸ばさずに、あえて途中までにしたのも、コンセントが高くなっているのも、すべて、浸水被害を考慮した結果」と考えた。

「合っている絶対それで!」「これ以外はないですよね!」と自信満々な河合と福井アナだったが、推理の結果は100点満点中……まさかの0点! 関係があるのは水と言っても高潮ではなく、海そのもののことだった。実は福井アナの予想通り、エスカレーターの終着点はもともと1階の床と同じ位置。その理由は森さんいわく、「30年ほど前にできた当時から、このターミナルビルは(海に)少し沈んでいる」からだ。

関空は、大阪湾を埋め立ててできた人工島。建設時は、海底に100万本ものパイプを打ち込んで地盤を固める、いわゆる地盤改良が行われた。しかし、地盤改良できない深い部分の大量の海水を含んだ土は、固まるまでターミナルビルの重みでゆっくり沈んでしまう。

沈み方は、もちろんその箇所によってバラバラ。そのため関空のターミナルビルは、建物の高さを一定にするために、地盤を支える柱を開港当初から30年間にわたって定期的に調整している。その数は、第1ターミナルだけでなんと950本以上もあるというのだから驚きだ。その調整に伴って1階のコンセントの位置も変わるため、使いにくくなっているのだった。

なお、関空の使いにくいコンセントの謎は、情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)内の「福井×河合のなんでやねん!?」12月9日放送回で紹介された。

【TVer】実はまたしても特大ヒントをスルーしていた河合郁人&福井治人アナ。方向性チェックの様子を見返してみると……森さんが意味深長な発言をしていた!

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