美と健康を育む2日間──「温活リトリート、五感養生」開催レポート

2025年11月10日〜12日にかけて、『婦人画報』創刊120周年を記念したビューティ＆ウェルネスイベント「温活リトリート、五感養生」を「星のや東京」にて開催いたしました。

全2回（1泊2日を2回）、各回16名、計32名の皆さまにご参加いただき、東京・大手町に湧く天然温泉と特別なプログラムを通じて、体と心を温めるひとときをお過ごしいただきました。

都心で満たす、五感の癒やし

都会の旅館「星のや東京」は、チェックイン時に履物を脱ぎ、館内を素足で過ごすスタイル。滞在中は地中から湧く天然温泉がいつでも利用でき、参加者からは「都心とは思えないほど静か」との声も寄せられました。お茶の間ラウンジをはじめ、館内では五感のほぐれる静かな時間が流れ、参加者それぞれが自分自身と向き合うひとときを堪能していらっしゃったようです。

漢方の温活を学ぶ！ トークショー

チェックインは14時30分から。参加者の皆さまには16時ごろまでにご到着いただき、温泉を楽しむなど、心と体を整えていただきました。

トークショーでは更年期や冷えにまつわる漢方の知恵、成熟世代の美と健康に役立つ温活の習慣など、実践的なヒントが盛りだくさん。熱心にメモをとる方も多く、実りの多い時間となりました。

「SENSAI」スキンケアレッスン

続いて18時からは「SENSAI（センサイ）」のスキンケアレッスンが開催されました。日本生まれで欧州にて価値を高め、いまあらためて日本での人気を集めている──という稀有な物語をもつスキンケアブランド「センサイ」。

ブランド最高峰の「UTM」ラインや2025年10月発売の新しい美容液を体験しながら、正しいお手入れの作法を学んでいただきました。

宿泊するイベントだからこそ、参加者の皆さんは素顔でスキンケアを体験。百貨店のカウンターでは素顔で体験するのに抵抗があるものですが、温泉旅館での体験ならじっくりと試すことができます。

肌にたっぷりとうるおいが与えられて、たくさんの喜びの声が聞かれました。

イベントだけの特別な温活ディナー

19時からは地下のダイニングで温活スペシャルディナー。「星のや東京」総料理長の岡亮佑さんと、トークショーにも登壇してくださった漢方薬剤師の堀江昭佳さんのコラボレーションで、このイベント限りの特別なコースメニューが完成しました。

全5皿は漢方の知恵に基づいた旬の食材を使って構成され、ノンアルコールのペアリングと一緒に楽しんでいただく趣向。コースを通じて女性の一生を表し、年齢とともに変化する私たちの心身に必要な漢方の考え方を学びました。

美しくおいしいだけでなく、体を養う食に関して学びの多いディナーになりました。じつは今回のスペシャルコースでは、お品書きに料理名だけでなく、一皿一皿に堀江さんの漢方に関する解説を記していただきました。学びを深めて、持ち帰っていただく──。そんなひとときになったのではないでしょうか。

「SUQQU」ベースメイクショー

翌朝、2日目の目玉は「SUQQU（スック）」のベースメイクショー。メイクアップアーティストが上質な艶肌を作るテクニックを間近で見て学ぶショーです。

スキンケアでもベースメイクでも“艶”を大切にする「スック」。その意味を製品を触りながら感じることができる時間に。ブランドを代表する「ザ ファンデーション」を中心に、ベースメイク以外もアイシャドウや口紅など「スック」の名品を自由に試していただきました。

1泊2日のイベントの仕上げに「スック」で美しくメイクアップを整えて、参加者の皆さまはチェックアウトへ向かいます。

温まって整った2日間でした

名残惜しさのあるなか、参加者の皆さまは温かく満たされた表情で出発されていたのが印象的。今回は、温泉、食、美容の学びを通じて、心身が深くほぐれるイベントになったようです。スキンケアやメイクアップで“美容を楽しむ喜び”を再認識したという方も少なくなく、滞在のあいだはずっと柔らかい雰囲気に包まれていました。

都心にありながら日本旅館らしいおもてなしを叶える「星のや東京」。ここで過ごす時間そのものも、私たちに穏やかな温もりをもたらしてくれました。

撮影＝国井美奈子

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