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「人気の器・工芸作家」全国の作品展情報【2025年12月11日号】

  • 2025.12.11
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陶芸作家と古書店主のきょうだいによる二人展、作家たちのコラボレーション作品の展示会、フランス人作家二人による展覧会など。12月12日(金)から21日(日)に初日を迎える展覧会をご紹介します。

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喜多村光史作品展 (陶)

「粉引に定評のある喜多村さん。今回は酸化銅の緑、白磁、黄色など新作のうつわが並びます」(日々 店主)

DATA
会期/12月12日(金)~17日(水)
時間/11時~18時(最終日~17時)
会期中無休
作家在廊日/17日(水)
tel.03-3571-0520
Google mapで確認
東京都中央区銀座6-6-1 銀座凮月堂ビル3F

日々

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岩本忠美 作品展

「自らの手で木をくり抜き漆を塗る、制作のすべてをひとりで手掛ける岩本忠美さん。彼の仕事には独自の哲学や美学すら感じられます。轆轤(ろくろ)を使わず刳(えぐ)り出すことで生まれる揺らぎのある造形、塗りと拭き漆を繰り返すことで、単に艶があるのではなく、マット感のある岩本さんならではの仕上がりを目指します。木という素材を最大限に活かした作品の一つ一つから、自然と制作に対する真摯な姿勢が感じられます。今展では温もりが感じられる日常使いの器から、繊細な造形美を感じさせる作品までご用意いただいております。ぜひ会場にてご高覧いただけましたら幸いです」(寺田美術 店主)

DATA
会期/12月13日(土)〜 18日(木)
時間/12時~18時(最終日のみ~17時)
会期中無休
作家在廊日/13日(日)
tel.03-6427-6522
Google mapで確認
東京都港区南青山6-6-22 TRD南青山3F

寺田美術

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撮影=Ryoko SEKIYA

清岡幸道(こうどう) 展

「木灰を使った釉薬は安定しないかわりにさまざまな表情を器に表します。結果が見えないからこそ見てみたい、やっていて楽しいと感じる時間なのでしょう。積み上げた感覚によってコントロールできるところと、偶然に委ねるところ。その微妙なバランスで、毎回違いを感じる作品たち。今回の違いは微妙なようで、そうでもなかったりします。ぜひお手にとって確かめてみてください」(Hase 店主)

DATA
会期/12月13日(土)~20日(土)
時間/12時~18時
定休日/15日(月)
作家在廊日/13日(土)
tel.052-414-5465
Google mapで確認
愛知県名古屋市中村区名駅5-10-7 花車ビル中館1F

Hase

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高橋麻帆書店と浅井庸佑展

「陶芸家、浅井庸佑さんの作り出す様々な白の器と、ドイツ・オーストリアを中心とする古書店を営む姉の高橋麻帆さんとの2人展。全く違う世界で生きる姉と弟。しかし育まれた環境同じにして、美しい世界へのこだわりは必然に確実に受け継がれているのでした。土と紙。素敵で異色な2人展。そんな2人の世界を、それぞれに面白いぞと外野は楽しもうではありませんか。皆様のご来廊をお待ち申し上げます」(昂KYOTO 店主)

DATA
会期/12月13日(土)~21日(日)
時間/12時~18時
会期中無休
作家在廊日/高橋麻帆:13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)浅井庸佑:13日(土)、14日(日)、15日(月)、18日(木)、19日(金)、20日(土)、21日(日)
tel.075-525-0805
Google mapで確認
京都市東山区祇園町南側581 ZEN2F

昂KYOTO

撮影=大社優子

下村 淳 展

「神奈川県相模原市で作陶されている下村淳さんの個展を開催いたします。下村さんは佐賀・唐津で陶芸を学び、モダンでありながら焼き物への探究や知性が滲む作品を作られています。風情ある土の表情に、伸びやかに広がる佇まいで、和洋問わず料理を受け止める包容力が魅力です。さり気ない美しさに満ちた日々のうつわをご紹介いたします。どうぞお出かけくださいませ」(うつわ祥見 店主)

DATA
会期/12月13日(土)〜21日(日)
会期中の休み/16日(火)
作家在廊日/13日(土)
tel.0467-23-7051
Google mapで確認
神奈川県鎌倉市小町1-6-12 寿ビル2F

うつわ祥見 KAMAKURA concierge

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最後の曲物『赤木明登展』

「杉材の曲物は日本各地にあるが、翌檜(アスナロ)材で曲物をするのは輪島だけである。その希少性を理解してもらうために、弁当箱の外側は木目を生かして木地溜塗に、内側は輪島塗にしてある。材料とその仕事をみせるため、機械は使わずに手鉋(てかんな)ですべて仕上げてもらっている。手作業ゆえの表情を味わってほしいのだ。しかし、2007年と2024年の災害で二組の曲師が廃業に追い込まれた。こんなことが起こると思ってもいなかったが、不景気で仕事の減った曲師を支えるために沢山の木地を注文し在庫していたので、こうして曲物を作ることができたが、いよいよこれで最後になる」(赤木明登)

「今回の展示は、このようなおもいで開催されます。また、定番の椀類、重箱等も展示販売されます。どうぞ、よろしくお願い致します」(うつわ萬器 店主)

DATA
会期/12月14日(日)~25日(木)
時間/10時~19時(最終日のみ~16時)
会期中無休
作家在廊日/14日(日)
tel.03-5284-8220
Google mapで確認
東京都足立区千住4-18-11 宿場町通り

うつわ萬器

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酒器展

「毎年の年末恒例の酒器展。巨匠から若手まで、陶芸を中心にガラス、漆、金属を含めた個性溢れる作品群を展観」(日本橋髙島屋本館6F 美術工芸サロン)

DATA
会期/12月17日(水)〜1月7日(水)
時間/10時30分~19時30分
無休
tel.03-3211-4111(代表)
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東京都中央区日本橋2-4-1

日本橋髙島屋 S.C.本館 6F 美術工芸サロン

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「トト+ 展」 BOKUTOTASU Exhibition

「当店では約3年ぶりの『トト+展』を開催いたします。片瀬和宏(陶器)と小西光裕(金属)+『何か』として制作してきたトト+[ボクトタス]。今展では、glass atelier えむに(硝子)と片辺(金継ぎ)と共演です。うつわ、花器、茶器、珈琲器、菓子棚などが届く予定です。そして、個々の作品販売はありません」(うつわ謙心 店主)

作家:トト+【片瀬和宏(陶) 小西光裕(金属)】
参加作家:glass atelier えむに(硝) 片辺(金継)

DATA
初日の15時まで事前予約制(受付終了)詳細はこちら。
会期/12月19日(金)~23日(火)
時間/12時~19時(日曜と最終日~17時)
定休日/水曜
作家在廊日/片瀬和宏 、片辺(時間未定)23日(火)
tel.03-6427-9282
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東京都渋谷区渋谷2-3-4 スタービル青山2F

うつわ謙心

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陶 アンドシュ・プローデル & 絵 ティエリー・ルプルースト 二人展 -冬至の情景-

「寒さも増す冬至の候、フランス人の陶芸家とフランス人の抽象画家による二人展を開催いたします。陶芸家は、弊廊でも馴染みのあるアンドシュ・プローデルさんで、パリから南南西に進み、赤ワインで有名なボルドーの手前にあるルビニャックという美しい村で懸命に作陶されています。その作品は、球体の形を基本とした花入やオブジェ、そして茶の湯に魅せられたとおっしゃり、茶碗にも挑まれています。大胆な薬がけが彼の真骨頂であり、その佇まいに、私は共感を抱いております。他方、抽象画家のティエリー・ルプルーストさんは、パリなどにアトリエを持ち製作されています。内装建築を学んだ後、画業の他にも、オペラや演劇で舞台芸術を手がけるほか、映画の美術監督も務めて来られました。その作品は、そうしたご経歴からか、建築設計図の様な趣で、さまざまな線や図形が縦横無尽に交わる絵で欧州では人気を博しております。本展は、サブタイトルを『冬至の情景』と題し、冬至の候に仏蘭西(フランス)から届く二人の最新作を発表致します。二人の作品がどの様に響き合うか、私も楽しみでなりません。年の瀬のお忙しい時期で恐縮ですが、弊廊の令和7年のトリを飾る企画、どうぞご清覧を頂ければ幸いです」(柿傳ギャラリー 店主)

DATA
会期/12月21日(日)~26日(金)
時間/11時~19時(最終日のみ~17時)
会期中無休
作家在廊日/アンドシュ・プローデル:会期中全日 ティエリー・ルプルースト:21日(日)〜25日(木)
tel.03-3352-5118
Google mapで確認
東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビル地下2F

柿傳ギャラリー

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