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【山口紗弥加さんがずっと可愛い理由】45歳の現在地は「自分で自分を健やかに」〈インタビュー後編〉

  • 2025.12.12

14歳で俳優としてのキャリアをスタートさせた山口紗弥加さん。年齢を重ねながら“可愛い”を更新し続けている姿が印象的です。45歳を迎えた現在の美容や人間関係において大切にしていることを伺うと、自分らしく輝くためのヒントがつまっていました。

山口紗弥加 インタビュー 山口紗弥加さんがずっと可愛い理由 パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』
出典元:MAQUIA ONLINE
【山口紗弥加さんがずっと可愛い理由】45歳の現在地は「自分で自分を健やかに」〈インタビュー後編〉_2
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1980年2月14日生まれ、福岡県出身。1994年に俳優デビュー。以降はドラマ、映画、舞台と活躍の場を広げ、2018年に放送された連続ドラマ『ブラックスキャンダル』で初主演を務める。最近の主な出演作にNetflixシリーズ『匿名の恋人たち』、ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING /ミス・キング』、CX『新東京水上警察』がある。12月7日から上演されるパルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』(PARCO劇場ほか)に出演。

40代から時短スキンケアに目覚めました!

山口紗弥加 インタビュー スキンケア 時短 パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』
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──現在のスキンケアのルーティンを教えてください。

 「化粧水は、肌状態によってライスフォースやTHREEも含めた数本を使い分けているのですが、一番頼りにしているスキンケアは下の写真の3アイテムです。

『RE HOME RVCローションセラム』で肌を保湿したあと、『リアムール エキスパート ローション』でなめらかに整えて、『RE HOME RVCリファイニングクリーム』で蓋をすれば完了。40代から時短スキンケアに目覚めました!

『RE HOME RVCローションセラム』と『RE HOME RVCリファイニングクリーム』は、ヘアメイクさんに“すごくいいよ”とプレゼントしていただいて出合ったもの。乾燥が気になる今の時期も、1日中潤いを閉じ込めてくれます。『リアムール エキスパート ローション』は、炭酸成分が血流を促進。吹き出物になりそうな凹凸の上に集中的に押し込むと、不思議と落ち着くんです」(山口さん、以下同)。

山口紗弥加さん愛用品 スキンケア RE HOME RVCローションセラム RE HOME RVCリファイニングクリーム リアムール エキスパートローション
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左からRE HOME RVCローションセラム 120ml ¥8250 (※生炭酸ブーストパウダー4本セット) RE HOME RVCリファイニングクリーム 35g ¥7700リアムール エキスパート ローション 150g ¥9350

──お気に入りのボディケア&ヘアケアアイテムを教えてください。

「ボディクリームのべたつく感じが苦手で、何かいいアイテムはないかなと探していた時に偶然ザ・コンランショップで見つけたのが『SKUNAモイスチャーバーム』。お風呂上がりにクリームを塗るのは面倒だけれど、このバームは体を洗い流したあと濡れた状態で全身に塗ってシャワーでサッと流すだけ。季節によって自分好みの保湿ができるのがいいんです。

『ORGANIC WAY グロッシー・ネクター』は、ヘアオイル難民だった私に“40代以降は髪質が重要になるから、これを使ってみて”と、お世話になっている美容師さんが教えてくれたアイテム。私は軽くタオルドライした髪に多めにもみこんでいるんですけど、重くならず美しい艶を生み出してくれるので手放せません!」。

山口紗弥加さん愛用品 ボディケア SKUNAモイスチャーバーム ヘアケア ORGANIC WAY グロッシー・ネクター
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左から SKUNAモイスチャーバーム 130g ¥5500ORGANIC WAY グロッシー・ネクター  160ml ¥6160

自炊と“ながらストレッチ”で心も体も健やかな状態をキープ

山口紗弥加 インタビュー 健康 自炊 運動 パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』
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──食生活や運動面で、美容のために実践していることはありますか?

 「私が今美容のためによく食べているのが、玄品とらふぐ専門店の公式通販サイトで購入できる『とらふぐ皮の湯引き』。食べた翌日からお肌うるうる、昨日の肌との明らかな違いを実感できて、まわりからも“エステに行った?”と聞かれるほどなんです。

冷凍された状態で届くので、カレーやスープといった煮込み料理ならそのまま入れると程よいとろみがつくし、解凍してポン酢で食べてもおいしいのでおすすめです!」。

山口紗弥加さんお気に入り コラーゲン 玄品特製 とらふぐ皮の湯引き
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玄品特製 とらふぐ皮の湯引き 6個詰合せ ¥5200

「食事は、ほぼ自炊。たんぱく質とDHA、EPAを摂るために、魚の缶詰を1日1缶食べることをノルマにしています。今はイワシ缶にハマっていて、5缶くらいまとめて、梅とてんさい糖、醤油、酒、自分で仕込んだ大量の実山椒で煮たものを常備してあるんです。

今の寒い時期に毎日のように食べているのが、白菜のぬか漬けと豚肉を唐辛子、ニンニク、生姜、鶏ガラスープ、酒で味付けしたお鍋。ヘルシーで体もあたたまりますよ。

運動に関しては、日々の小さな努力の積み重ねが大事なんだと実感しています。ジムのトレーナーさんから“運動という漢字は〈運を動かす〉と書く。運動している人にしか出せないオーラがあって、肉体が発するエネルギーがたくさんの人を引き寄せてご縁をつなげてくれるから、必ず自分で運を動かし続けなきゃいけない”と教わったことがあって。

たしかに、ちょっと時間ができたからと30分歩いただけなのに、嬉しい再会があったり、気になるお店を発見したり。予期せぬ幸運に、体だけでなく心も元気になるんですよね。なので、できるだけ外に出て、五感に刺激を与える時間を作るようにしています。

家でストレッチをする時間も大切に。私が“目覚めのストレッチ”と呼んでいるルーティンがあって、朝起きたら、歯磨き前にまずは床の水拭きから。大きく伸びて、小さく縮んでを5分もすれば、体がポカポカするし床もピカピカになって、気持ちいいんですよ。

その後、水拭きではストレッチできない箇所をマットの上で伸ばして、マッサージボールをおしりや土踏まずの下で転がします。部屋の中でイスに座っている時は、内転筋でボールをはさんで、内腿から腹筋を鍛えるように。そうすれば、食事中でも軽い筋トレを済ませられるので(笑)。

ほかにも、靴下は座らずに立ったまま前屈した状態ではいたり、湯船の中で足を上げて腹筋してはひたすらにどこかを伸ばしていたり……。面倒くさがりな私は、スキンケアだけでなくストレッチも時短重視なんです(笑)」。

理解し合えない時は、まず自分から歩み寄ってみる

山口紗弥加 インタビュー メンタルケア パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』
出典元:MAQUIA ONLINE

──今日の撮影現場では終始スタッフの方々と和やかに談笑されていて、常に笑顔を絶やさない山口さんの姿がとても印象的でした。対人関係において大切にしていることを教えてください。

 「感謝の気持ちを忘れないこと。沖縄に私が“心の師匠”と呼んでいる女性がいるのですが、その方に“心がすさんでいる時は必ず感謝の気持ちを忘れている”と言われ続け、はや20年が経つんです。

最初の頃はその言葉の意味が理解できず、“だって相手が悪いでしょ? 私は正しいでしょう?”と苛立ちが募ることもありました。でも、相手の背景に目を向けてみると仕方のないことだったのかもしれない、私の想像力が足りなかっただけだ、という結論に行き着いたりもして、相互理解の大切さを教わったんですよね。

それ以来、理解し合えない時は、まず自分から歩み寄るように。たくさん悩んでもがきながら、わからないながらもその考え方を実践していくうちに、傷つくことがもったいないなと思い始めて。“あの時は大変だったね、仕方がなかったよね。はい、次に行こう!”って自分に声をかけて、切り替えられるようになったんです。

私の人生は私自身で創造していくんだという意識を持つことで、ダメな自分も受け入れることができて、周囲にも優しくできるようになったのかなと思います」。

山口紗弥加 インタビュー 幸せの秘訣 感謝の気持ち パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』
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──今のお話を伺って、山口さんがいつも可愛い理由がわかった気がします。

「可愛いなんて、本当に恐縮です(照)。自分の人生は自分で作るものだと先ほどお話しましたが、私はいつも人とのご縁に守られ、助けられ、導かれているなとも思うんです。現在の事務所の社長に出会っていなかったら、私は今頃別の仕事を選んでいたと思いますし、その時々の私に必要なもの、良いと思われるものをもたらしてくれるのは絶対に周囲の人たちなんですよね。

ただ、こういう話は経験したから伝えられることで、人間関係で苦しんでいる渦中にいると気づけないことだったりもするはず。でも、そういう時こそ周囲に言葉の刃を向けるのではなく“ありがとう”と言葉にしてみてほしいです。“ありがとう”は、受け取った人を幸せな気持ちにしてくれる大いなる呪文だと信じています」。

パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』

金田海(吉高由里子)は、社会人として働く傍ら、他人の告別式に紛れ込みビュッフェを食べて帰るという行為を繰り返していた。ある日、告別式の会場でかつて自分がキャプテンを務めていた大学時代の女子フットサル部の仲間たち、親友の山形圭子(さとうほなみ)や敵視していた顧問の川越瑞希(山口紗弥加)と出会う。遺影には、同じピッチに立っていた後輩・白澤喜美(桜井日奈子)の姿。私はなぜ呼ばれていないのか――? ひとりの女性の死を巡って孤独な現在と輝かしい過去が交錯していく、生きづらい女性たちの今を描いた群像劇。

作・演出=蓬莱竜太
出演=吉高由里子、さとうほなみ、桜井日奈子、小野寺ずる、羽瀬川なぎ、李そじん、名村辰、山口紗弥加
東京公演:2025年12月7日(日) ~ 2025年12月28日(日) PARCO劇場(大阪・福岡・長野・愛知公演もあり)

ジャケット ¥250800、ニット ¥103400(コー) ネックレス ¥29700、リング ¥18700(スワロフスキー・ジュエリー) パンツ ¥44000、ブーツ ¥27500(ビンテージ/ベイ アパートメント)

撮影/東 京祐 ヘア&メイク/岡野瑞恵 スタイリスト/服部昌孝 取材・文/吉川由希子 構成・企画/中島和美(MAQUIA)

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