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『響け!ユーフォニアム』第10話 麗奈のソロパート合格をめぐり、吹部に不調和音が?

  • 2025.12.11
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

「ソロパートは、高坂麗奈に担当してもらう」

オーディションの結果、トランペット担当の3年生・香織(CV:芽原実里)を差し置いて、1年生の麗奈(CV:安済知佳)がソロを吹くことになった。

オーディションである以上、年功序列ではなく上手い人が優先されることは当然。誰もがわかっていることだけれど、誰もが受け入れられるという訳ではなくて——。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

「黄前ちゃん、今日さ、練習終わったあと、ちょっと時間ある?」
「話あるから付き合ってよ」

同じユーフォ担当で2年生の夏紀(CV:藤村鼓乃美)から声をかけられた久美子(CV:黒沢ともよ)は、ちょっと不安。なぜなら、先輩である夏紀はオーディションに落ちたからだ。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

先輩が落ちて、自分は受かる……そんなシチュエーションを、久美子はすでに中学時代に味わっていた。

あの時のように、罵詈雑言を浴びせられるのでは……?

そんな久美子の不安をよそに、夏紀は「気にしている」であろう久美子のことを、「気にしてくれていた」のだった。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

夏紀先輩、いい人だ……

先輩、後輩の立場は違えど、夏紀と同じように、ほかの人を心配している人物がいた。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

2年生の吉川優子(CV:山岡ゆり)だ。

優子にとって、香織はあこがれの先輩。
その“香織先輩”にとって、最後の舞台となるコンクールなのに、ソロパートを吹けないなんて、納得できない!

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

そんな優子が知った、“とある情報”。
そのために麗奈が優遇されたのでは? と、そのうわさは渦を巻いて吹部内に広がっていく。うわさはいつしか滝先生への疑惑となり、吹部全体が不穏な空気に———。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

そこで滝先生(CV:櫻井孝宏)は、希望者には再オーディションを行うと伝える。
その方法は、全員の前で演奏し、全員の挙手によって合格を決めるというもの。これなら、異論は出ないはず。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

「前回のオーディションの結果に不満があり、もう一度やり直してほしい人は、ここで挙手してください」

この呼びかけに手を挙げたのは———

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

12月6日(土)深夜に放送された『響け!ユーフォニアム』(ABCテレビ)第10話では、前回のオーディション結果が尾を引き、ギクシャクした吹部の様子が描かれている。クラブ内での先輩・後輩問題は、クラブ活動をしていた人の青春の1ページに、必ずといっていいほど刻まれているストーリーかもしれない。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

今回登場する2年生の夏紀と優子は、アプローチの仕方は違うけれど、先輩として、そして後輩として “自分本位”ではなく、それぞれのことを想う優しさは同じ。その想いが、時にはトゲにもなって心がチクチクしたりして……。
そんな身悶えるようなハラハラ感は、次回の再オーディションまで続く!

『響け!ユーフォニアム』(ABCテレビ)は無料配信動画サービスTVerでも配信中。

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