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罠シェアリングコミュニティ「罠ブラザーズ」がEXPO2025いのち動的平衡賞を受賞!

  • 2025.12.11

「罠ブラザーズ」は、環境省主催の「第13回グッドライフアワード」において、生物学者・作家である福岡伸一氏が委員を務める「EXPO2025いのち動的平衡賞」を受賞した。

「罠ブラザーズ」は、バイオフィリック・スタジオ「土とデジタル」をはじめ、「山学ギルド」、「食季cafe展」が共同で運営する、街にいながら狩猟を追体験できる罠シェアリングコミュニティ。

また同アワードは、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を紹介・表彰し、地域循環共生圏(ローカルSDGs)の創造を支援するプロジェクトだ。

都市に自然との新たな関係性を見出す「土とデジタル」

土とデジタルは、自然とテクノロジーや、野生と都市生活など、一見相反するものを、相互補完性のある概念として捉え直し、その実感と実態を、企業や個人と共に生み出すバイオフィリック・スタジオ。

自然にまつわる様々な危機が迫りくる一方で、2050年までに世界人口の約68%が都市部に居住すると予測されている。

都市のふるまいこそ、これからの世界のありようを決めるのだとしたら、そこに生きる人々の生活と仕事の中には、自然への敬意と地域との繋がり、倫理と節度が必要。想いを共有できる人々と共に、様々な手法を通じて、都市の中に自然との新たな関係性を見出していく。

これまでの活動に、長野県上田市の猟師と共に罠シェアリングコミュニティ「罠ブラザーズ」の企画運営(2022年グッドデザイン賞を受賞)、本田技研工業(Honda)の新価値探索プログラム「MINERVA」のパートナーとしてのフィールドワーク設計などがある。

また、肉食倫理を考える企画展「Intentional Eater 節度ある食卓」、都市を歩く人の雑踏を草木のための音響へと変換するインスタレーション「Sound&Scape」なども実施した。

街にいながら狩猟を追体験できる「罠ブラザーズ」

「罠ブラザーズ」は単にジビエ肉を購入できるサービスではなく、罠シェアリングによって狩猟からジビエ肉を「いただく」までの過程を追体験できるサービス。

狩猟が減った近年、野生の鹿は個体数の増加や分布の拡大が一層強まり、生態系や農林業に及ぼす被害が深刻化している。「罠ブラザーズ」は、狩猟を行う人達の活動支援と、この課題について共に考える機会の提供に繋がる事を目指している。

ジビエの美味しさを共に探る食体験ツアーも実施

「罠ブラザーズ」では、開催期間に限らず猟師との繋がりを継続し、年間を通して街にいながら鹿肉を届けるプランなどを提供している。

また、「僕たちはどう食べるか ツアー」も実施している。長野県上田市にて、猟師と共に全身で学びながらジビエを味わう、1泊2日の食体験だ。

日々食している生命が、食卓に並ぶまでのプロセスを遡りながら、猟師が暮らす山や畑での見学を通して、ジビエの美味しさを共に探る食体験ツアーとなっている。

環境に優しい社会を目指す「罠ブラザーズ」に注目しよう。

第13回グッドライフアワード受賞者:https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/winner-vol13.html

罠ブラザーズ詳細:https://wana-bros.com/%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B%E2%80%8B

僕たちはどう食べるか ツアー申し込みページ:https://tour.wana-bros.com

(佐藤 ひより)

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