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【学生がやってみた防災】想像以上に暖かい!新聞紙でつくった防寒グッズ

  • 2025.12.11

新聞紙は防災に役立つ

冬が到来しだんだん寒くなってきましたが、災害で暖を取れないと困りますよね。災害時に意外と役に立つアイテムを知っていますか?それは新聞紙です。警視庁災害対策課のホームページでも新聞紙の保温効果について紹介しています。そこで、新聞紙を活用した防寒具づくりに取り組むことにしました。

作り方を試行錯誤

最初は試しにスリッパを作ってみましたが、新聞紙一枚では強度に不安がありました。

帽子も作ってみましたが、印象的な見た目とは裏腹に防寒性能は期待できないものだったので、残念ながら没になりました。

そんな試行錯誤を経て、出来栄えの良かったブランケットと段ボール入りスリッパ の作り方を紹介します。

ブランケットを作る

新聞紙6枚を使って取っ手付きの大きなブランケットを作ることができます。

必要なもの
・新聞紙 6枚
・セロハンテープ

作り方
1,新聞紙を4枚広げて並べる

2,それぞれをセロハンテープでつなげて1枚にする
この時、端と端を少し重ねてテープを貼ると強度が上がるのでおすすめです。

3,新聞紙を細長く折り、中央と両端を折り返してくの字にする

4,取っ手にするために上側の両角に貼り付け、完成

十分な作業スペースがあれば、数分で完成させることができました。今回は一枚分の厚さで作りましたが、枚数を増やすとより保温性と強度が増します。

スリッパを作る

続いて、足元の防寒と負担を軽減するスリッパを作ります 。
最初に試作品として自分たちで作ったスリッパは、強度が十分ではない上、足の裏への負担も大きく、実用的ではありませんでした。そこで、インターネットで情報を収集し、YouTubeで「@防災ダイレクト」さんが紹介していたスリッパを作ることにしました。

必要なもの
・新聞紙 6枚
・ダンボール(自分の足のサイズより一回り大きいくらい)
・セロハンテープ
・ハサミ
・椅子(あると作りやすい)

作り方
1,新聞紙を三枚重ね、端 を約5cmほど折る

この段階でも暖かさは十分なので、ダンボールがなければここで完成でも大丈夫です!

6,ダンボールをスリッパの形に合わせて切り取り、中敷きにしたら完成

ダンボールはかかと側の角を少し丸く切っておくとフィットしやすいです。

実際に使ってみた

ブランケットから着用してみました。
身長約160cmの人が着ても、ゆとりがあります。

次は外に出て暖かさを確かめてみます。

撮影日は羽織るものがないと少し肌寒い天気でしたが、ブランケットを羽織るだけですぐに暖かく感じられました。

椅子に座ってくるまってみるとさらに暖かく感じました。
新聞紙で包まれた部分は熱を逃がさないため、保温性は抜群です。

取っ手をつけたおかげで体全体をカバーしやすく、暖を取るのに最適だ と感じました。

続いて、スリッパを履いてみました。

保温性ですが、すごく暖かいので足先が冷える心配はありません。
そして、ダンボールで作った中敷きの効果を試すために、実際に砂利のある場所に行って履いてみました。
素足では痛いですが、スリッパを履くと衝撃が和らぎ痛くなかったです。
ただし、多少の凹凸から足への負担を軽減するためのものなので、画鋲などの極端に尖っているものは踏まないようにしてください。

また、ダンボールを抜いて履いてみましたが、痛かったです。
このことから、中敷きには効果があることがわかりました。
しかし、歩きにくさがあったので、改善の余地がありそうです。

まとめ

新聞紙は災害時に大いに役立ちます。実際に防寒グッズを簡単に作れて、暖かさを感じることができました。また、ダンボールを活用することによって、より頑丈な防災グッズを作成することができます。家庭で余りがちな新聞紙を有効活用できるので、災害時に備え、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

<執筆者プロフィル>
丸尾天獅
川邉こころ
金井琉輝亜

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