1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「深夜のメール」はアウト?「上司を呼び捨て」は時代遅れ?調査で分かった《令和のビジネスマナー》新常識

「深夜のメール」はアウト?「上司を呼び捨て」は時代遅れ?調査で分かった《令和のビジネスマナー》新常識

  • 2025.12.9

気になる行動1位は「深夜・早朝の連絡」

《令和のビジネスマナー》新常識
《令和のビジネスマナー》新常識

エンが運営する『エン転職』は、2025年9月、ユーザー1435人を対象に「ビジネスマナー」に関するアンケートを実施しました。

その中で「周囲の行動で気になるビジネスマナー」を聞いたところ、第1位は「深夜や早朝などにメールやチャットを送る」(55%)でした。

働き方の多様化でフレックスやリモートワークが進んだとはいえ、受け手側にとっては「非常識」「生活リズムを乱される」と感じる要因になっているようです。

次いで気になると回答されたのが、「社外の人に対して、上司や先輩を呼び捨てにせず“さん付け”で呼ぶ」(45%)でした。

伝統的なマナーでは「社外の人に対して身内(自社の人間)は呼び捨てにする」のが鉄則ですが、最近では「社外の人に対しても“さん付け”で呼ぶ」ケースが増えており、それに違和感を覚える人と、そうでない人の認識のズレが生じているようです。

「呼び捨て」か「さん付け」か…揺れる常識

実際に「普段気をつけている行動」を聞くと、全体の59%が「社外の人に対して、上司や先輩を呼び捨てにする(さん付けで呼ばない)」と回答し、トップとなりました。

やはり多くの人が「呼び捨て=正しいマナー」と認識し、実践していることが分かります。

しかし、自由回答を見てみると、世代や個人の感覚による迷いも見え隠れします。

「社外の人に対して上司を呼び捨てにするのは、今の時代やってない会社も多い気がするので時代遅れのように感じる」(30代女性)「呼び捨ては苦手なので、つい“さん”を付けてしまうが、上司から注意を受けて直した」(40代女性)

かつての常識が「時代遅れ」と捉えられる過渡期にある今、相手や状況に合わせた柔軟な対応が求められているのかもしれません。

20代と40代以上で「上座・下座」にギャップも

世代間のギャップが顕著だったのが「上座・下座」への意識です。「打合せや会食時に上座下座の位置を守る」ことに気をつけている割合は、40代以上が47%だったのに対し、20代では27%にとどまりました。

「正直上座下座はどうでもいいと思っているし、場所がわからない」(20代男性)「普段の関係性が重要で、上座も下座も関係ないと思う」(40代女性)

若い世代ほど形式的な席順よりも実質的なコミュニケーションを重視する傾向があるようです。

98%の人が「必要」と答えたビジネスマナーですが、その中身は時代と共にアップデートされつつあります。

「昔こう習ったから」と固執せず、「相手がどう感じるか(深夜の連絡は迷惑か、呼び捨ては違和感がないか)」という本質的な思いやりを持つことが、令和のビジネスパーソンには必要なのかもしれません。

(LASISA編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる