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ダイアナ元妃が独身時代に購入の高級アパート、約8億円で再び売り出し中

  • 2025.12.8
Courtesy Knight Frank

ダイアナ元妃が独身時代の「楽しいとき」を過ごしたアパートメントの内部を見ることができる、レアな機会が提供されている――。チャールズ皇太子(当時)との結婚前に暮らしていたロンドンにある「コールハーン・コート」の一室の価格は、415万ポンド(約8億5800万円)だという。

この豪華な物件の詳細を、内部の写真とともにチェックしてみよう。

From HouseBeautiful UK

Courtesy Knight Frank

チャールズ皇太子と結婚した1981年、レディ・ダイアナ・スペンサーの人生は二度と元に戻ることがない形で、大きく様変わりした――その若い貴族の令嬢は、皇太子妃としてケンジントン宮殿で暮らすようになる前の約1年半、ロンドンの南西部にあるエドワーディアン様式のアパートメント、ポーターが常駐するエレベーター付きの「コールハーン・コート」の一室に住んでいた。

後にダイアナ元妃が「友人たちと大笑いしながら暮らしていた」と当時の生活を懐かしそうに振り返ったこのアパートメントの「60号室」が現在、売りに出されている。実際に室内に足を踏み入れることができるレアな機会が、再び提供されている。

Courtesy Knight Frank

高級住宅街として知られるロンドンのケンジントン・チェルシー地区にあるこの「コールハーン・コート」が立つのは、アールズ・コート駅のすぐ近く。

1979年から1981年までの約18カ月間、ダイアナ元妃が住んでいたこのアパートメントの外壁には、著名人のゆかりの場所に設置される青の銘板、「ブルー・プラーク」が設置されている。

Courtesy Knight Frank

「ブルー・プラーク」の認定を行う非営利団体、イングリッシュ・ヘリテージによると、ダイアナ元妃は18歳のとき、当時は不動産エージェントとして働いていた姉の仲介で、「コールハーン・コート」の60号室を購入。

その費用には、アメリカ人の曾祖母から相続した遺産を充てたという。当時の価格は5万ポンド(2025年12月8日の為替レートで約1000万円)。現在ではとても考えられない安値がつけられていた。

Courtesy Knight Frank

裕福な貴族(さらに、その後は皇太子妃)ではあったものの、このアパートメントに住んでいたころの生活は、ほかの多くの若者たちとさほど大きく変わるものではなかったはず。

いくつかのパートタイムの仕事と姉の部屋の掃除をすることで生計を立てていたというレディ・ダイアナは、3人の友人たちと一緒に、ここで暮らしていた。

写真:広々とした共用の庭

Mirrorpix / Getty Images

写真:「コールハーン・コート」の前で、待ち構えていたパパラッチからカメラを向けられるレディ・ダイアナ・スペンサー(当時)、1980年11月撮影

Courtesy Knight Frank

「コールハーン・コート」の60号室の売買を仲介する不動産業者のナイト・フランクによると、2階にある広さ187平方メートルのこの一室の価格は、415万ポンド(約8億5800万円)。

取引を担当するエージェントは、小さな子どもがいる家族や、生活環境の変化に伴い、それまでより小さな住まいを探している「ダウンサイザー」、都市部に短期滞在用のセカンドハウスを探している人におすすめだと説明している。

写真:4つあるベッドルームのうちのひとつ

Courtesy Knight Frank

光が降り注ぐ応接室の出窓から共用の庭を見渡すことができる60号室は、建物全体の中でも数少ない、庭に直接出ることができる部屋。また、階段を使用せずに駐車場に行くこともできるという。

ナイト・フランクは、その室内を紹介する複数の写真を、ウェブサイトに掲載している。

写真:別のベッドルーム

Courtesy Knight Frank

写真:バスルームのひとつ。アパートメント内部には、ベッドルームが4つ、バスルームが3つ、そして応接室も1つ備えている

Courtesy Knight Frank

写真:スッキリとしたデザインで使いやすそうなキッチン

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