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「すごいメンバーが揃ってる」「豪華な顔ぶれ」注目あつまる“次世代”女優たち集結の新作映画、SNSにあふれる期待の声

  • 2026.1.22

のん主演の『私にふさわしいホテル』、橋本愛主演の『早乙女カナコの場合は』など、執筆小説が映像化されることが多い柚木麻子。今回、映画化され、2026年1月23日より公開される『終点のあの子』は、柚木のデビュー作。中高一貫の私立女子高校を舞台に、中等部から進学した“内部生”の中に、高校から入学してきた“外部生”が混じったことで生じる複雑な関係性が描かれる。

揺らぎやすい女子高生の心情の変化や、こじれていく人間模様、ちょっとしたきっかけで残酷にもなってしまう友情関係。嫉妬や羨望が渦巻き、自分が“特別な存在”になりたいがために、仲が良かったはずの相手との間に溝が生まれていく。そんな登場人物たちの“感受性”を、W主演の當真あみと中島セナ、共演の南琴奈や平澤宏々路らが瑞々しく表現している。

SNSには「豪華な顔ぶれ」「すごいメンバーが揃ってる」「期待しかない」「予告だけで心がえぐられる」といった声が上がっている。

映画『終点のあの子』

注目の“次世代俳優”たちが集結した、話題の小説の映画化『終点のあの子』。2008年、柚木は『フォーゲットミー、ノットブルー』でオール讀物新人賞を受賞。その受賞作を含めた単行本『終点のあの子』がデビュー作となる。“フォーゲットミーノットブルー”とは色名の1つで、劇中にも絵の具として登場している。
監督・脚本は、『Sexual Drive』でロッテルダム国際映画祭に招待され話題を呼んだ吉田浩太。

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(c) 2026「終点のあの子」製作委員会
ストーリー
私立女子高校の入学式。中等部から進学した希代子と奈津子は、通学の途中で青い服を着た見知らぬ女の子から声をかけられた。 高校から外部生として入学してきた朱里だった。父は有名カメラマン、海外で暮らしてきた朱里を希代子は気になって仕方がない。 朱里は学校では浮いた存在でありつつも、羨望の眼差しで見られていた。 希代子は朱里と一緒に時間を過ごすような仲になり「親密な関係」になったと思っていた矢先、 希代子は朱里の日記帳を見つけるー。
出典:『終点のあの子』公式サイト

“同調圧力”が勝っていく世界

希代子(當真あみ)は、中学から親しかった奈津子(平澤宏々路)らと行動を共にし、高校生活をスタートさせるが、朱里(中島セナ)と急速に距離を縮め始める。それは、奈津子を置いてきぼりにすることに等しいが、朱里に夢中の希代子は、奈津子がどんな気持ちなのか気づいていない。

海外で暮らすことが多かった朱里の大胆な言動は、人に合わせて生きてきた希代子にとって新鮮でしかなく、朱里から誘われると、断るという選択肢が浮かばなくなる希代子。だが、朱里が提案する“型破り”すぎる行動には、希代子はどうしても躊躇してしまう。自由奔放な朱里は、そんな希代子を意気地がないと思っている。

本作が特にリアルだと感じるのは、最初はクラスメイトたちが朱里の周りに集まってきていたのに、時間が経つにつれて、朱里は“浮いた存在”であることが顕著になっていくという点だ。“もの珍しさ”が覚めると、“同調圧力”が勝っていく世界。これは、誰もが一度は経験したことがあるのではないだろうか。

やがて、クラスのリーダー格であり、みんなが“美人”だと認めている恭子(南琴奈)にとって、朱里が“目の上のたんこぶ”のような存在となると、ますます朱里の居場所はなくなっていく。そんな時に、希代子が取る行動はかなり予想外で、本作の大きな見せ場となっている。

新たな“挑戦”だと感じさせる當真あみ

希代子を演じる當真の表情の変化が秀逸だ。映画の最初の方では、どちらかと言うと、ちょっとオドオドした感じの希代子が、朱里と友達になったことを経て、強い意志を感じさせる表情をするようになる。自分も“特別な存在”になりたいという想いを強めていく希代子は、挑戦的な視線さえ見せるようになるが、當真の演技力には大いに引き付けられる。

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(c) 2026「終点のあの子」製作委員会

当サイトTRILLでも紹介した『映画ラストマン -FIRST LOVE-』に出演していることが、公開日以降に情報解禁された當真。彼女は、主演の福山雅治が演じる皆実の初恋の人、宮沢りえが演じるナギサ・イワノワの学生時代を、髪を明るい色にして体現。これまで演じてきた役柄とはイメージが違うようなキャラクターを好演していた。

『終点のあの子』の希代子役は、日本テレビ系 ドラマ『ちはやふる-めぐり-』や、映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』など、続々と主演作を増やしている當真の、また新たな“挑戦”だと感じさせるキャラクターだと思う。

自然体で演じている印象の中島セナ

一方、日本の学校生活にあまり慣れていない朱里は、“同調圧力”を嫌い、常にみんなと違うことをしたいと思っている。クラスメイトの中でも、希代子に声を掛け、自宅にも誘う朱里。彼女は“敵”を作ろうなどとは考えていないが、目立つことで恭子たちからは嫌われてしまう。

希代子と、とても仲良くなったと思っていたのに、知らないうちに日記を読まれ、気づけば距離を置かれてしまう朱里。中島は、クラスでどんどん“浮いた存在”になっていく朱里を、自然体で演じている印象だ。

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(c) 2026「終点のあの子」製作委員会

モデル出身の中島は、映画『クソ野郎と美しき世界』で俳優デビュー。彼女は、“新人女優の登竜門”と呼ばれるポカリスエットのCMに出演したことでも注目を浴びた。Disney+の配信ドラマ『ワンダーハッチ - 空飛ぶ竜の島』では奥平大兼とW主演を務め、今後も『災 劇場版』や『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』といった公開待機作がある。

期待の若手俳優たちによる名演技は必見

やはりモデル出身で、TVドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』の生徒会副会長・斎藤瑞穂役で注目を集めた南が、恭子を演じているのも見逃せない。南は、映画『ミーツ・ザ・ワールド』でも“美しすぎるキャバ嬢”ライを好演。

思わず感情移入してしまう奈津子役は、子役からキャリアをスタートした平澤が演じている。彼女は、NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』と『平清盛』に出演経験があり、近年は『コタツがない家』や『DOPE 麻薬取締部特捜課』といったドラマにも出演。

『終点のあの子』は、今後の活躍が非常に気になる、期待の若手俳優たちによる名演技が繰り広げられている必見の青春映画なので、ぜひチェックしてほしい。


『終点のあの子』2026年1月23日(金)全国公開
出演:當真あみ、中島セナ、平澤宏々路、南琴奈 ほか
原作:柚木麻子『終点のあの子』(文春文庫)
監督・脚本:吉田浩太
配給:グラスゴー15
公式サイト:https://endof-theline.com/
(c) 2026「終点のあの子」製作委員会

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(c) 2026「終点のあの子」製作委員会

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP