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「ハマり役なのでは」「印象と重なる」2026年新作映画の“主演俳優”、予告だけで感じさせる“確かな演技力”

  • 2026.1.8

2026年1月9日から公開される、高杉真宙が主演を務める最新映画『架空の犬と嘘をつく猫』。本作は、“機能不全”の家族と向き合い、成長していく主人公に扮する高杉の好演に引き付けられる素敵な映画に仕上がっている。昨年12月に、俳優の波瑠との結婚を発表した高杉について、SNSには「ずっと幸せでいてほしい」「『架空の犬と嘘をつく猫』も新たな目線で観るかも」といったコメントが。さらに、予告を観た人からは「優しそうな主人公と彼が重なるハマり役なのでは」といった期待の声も上がっている。

映画『架空の犬と嘘をつく猫』

『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞にノミネートされた寺地はるなの同名小説を原作に、『愛に乱暴』で世界の映画祭を沸かせた森ガキ侑大監督が映画化。不完全だが愛おしい、ある家族の“嘘”と“絆”を、約30年にわたって丁寧に映し出す。

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(C) 2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会
ストーリー
弟の死が受け入れられない母のため、弟のフリをして母に手紙を書き続ける、小学生の山吹。空想の世界に生きる母、愛人の元に逃げる父、夢を語ってばかりの適当な祖父と“嘘”を扱い仕事をする祖母、そして“嘘と嘘つきが嫌い”な姉。一つ屋根の下に住んでいながらもバラバラに生きている家族の中で山吹は今日も嘘をつきながら成長していく―。
出典:『架空の犬と嘘をつく猫』

主人公・羽猫山吹を高杉が演じるほか、母・雪乃を安藤裕子、父・淳吾を安田顕、祖父・正吾を柄本明、祖母・澄江を余貴美子、姉・紅を向里祐香が演じている。

主人公そのものに見える高杉真宙

早世した次男が生きているというていで、現実逃避しながら暮らしている雪乃。長女の紅は、家族の誰もそれを指摘しないことに我慢がならず、高校生の時に家を飛び出してしまう。山吹は、本当は寂しい想いを抱いているにもかかわらず、ある“理由”から弟のフリをして、雪乃に手紙を出し続けている優しい長男だ。

高杉は、役を演じているというより、山吹そのものがそこにいると感じさせる、確かな演技力で主人公を体現している。ピュアで、いつも相手を思いやる山吹は、SNSのコメントにもあった通り、高杉の印象と重なる。

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(C) 2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

山吹は心優しい好青年で、助けを求められると、手を貸さずにはいられない面があるが、決してお人よしなのではなく、しっかりと意思を持って行動していることも伝わってくる。嘘だらけで厄介な羽猫家からは、淳吾のように逃げ出したくなったり、紅のように見切りを付けたくなったりする気持ちに、思わず共感したくなる。

だが、逃げずに向き合う山吹を見ていると、「家族ってこういうものだよね」という想いが湧き上がってくるのを感じた。それは、高杉が山吹をナチュラルに表現しているからこそ、本物の家族のように胸に迫ってきたのだと思う。

元乃木坂46の同期の2人が俳優として映画初共演

山吹は、家族の問題を抱えながら、初恋の人・遠山かな子から相談される悩みにも、度々付き合っている。かな子も羽猫家の人たち同様、かなり厄介な人物だ。そんな山吹だが、引っ越しで疎遠になった小学校時代の幼なじみ・佐藤頼と再会し、再び心を通わせていく。

かな子を演じるのは深川麻衣、頼を演じるのは伊藤万理華。深川と伊藤は、乃木坂46の1期生で同期だった。グループ卒業後、2人ともさまざまな作品で好演を披露しているが、本作が俳優として映画初共演となる。SNSには「いつか共演してほしいと思っていた」「ずっと待っていた」「夢の共演!」「2人とも良い作品を選ぶ印象」といった声が上がっている。

山吹をめぐる“2人の女性”に扮する伊藤と深川も、キャラクターそのものだと感じる名演ぶりだ。それぞれがどのような演技を見せているのか、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。

佐賀県は“もう1人の登場人物”

『架空の犬と嘘をつく猫』は佐賀県が舞台。佐賀は原作者・寺地の故郷ということで、映画も佐賀でロケが行われ、“もう1人の登場人物”のように重要な背景となっている。

2003年に、佐賀県出身の芸人・はなわによる楽曲「佐賀県」がヒットしたが、はなわは本作に、山吹と頼のバイト先の店長役で出演している。佐賀愛が感じられる映画となっているが、昨年12月には佐賀県での完成披露舞台挨拶付き上映会も開催され、主演の高杉と森ガキ監督が登壇した。

共演者の自然な演技も見どころ

高杉はもちろんのこと、共演者たちの演技も非常に自然で心を奪われた。子どもを失ったことを受け入れられず、現実と夢の間を漂い続ける雪乃という難役に挑んでいるのは、シンガーソングライターの安藤。彼女は俳優としても活動しており、『キリエのうた』や『ミーツ・ザ・ワールド』などの映画にも出演している。

嘘が嫌いな紅役の向里は、世界的大ヒットドラマ『SHOGUN 将軍』や、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』などで活躍する注目の俳優だ。

そして、安田、柄本、余といった演技派ベテラン俳優が、脇をしっかりと固めており、最後まで静かに時が流れていく本作を堪能することができる。近年、演技の仕事も増えている芸人のヒコロヒーも、重要なキャラクターに扮しているので見逃せない。

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(C) 2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

高杉の代表作の1本になること必至の『架空の犬と嘘をつく猫』を、2026年の始めに観る映画として、ぜひお勧めしたい。


出典:『架空の犬と嘘をつく猫』公式X(2025年12月20日投稿)
※制作の裏側についてはプレス資料より引用

『架空の犬と嘘をつく猫』2026年1月9日(金)全国公開
出演:高杉真宙、伊藤万理華、深川麻衣、安田顕、余貴美子、柄本明 ほか
原作:寺地はるな『架空の犬と嘘をつく猫』(中央公論新社刊)
監督:森ガキ侑大 脚本:菅野友恵
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:https://usoneko-movie.com/
(C) 2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

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(C) 2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP