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動けない妻、空腹の幼い娘「パン買ってきて」ウソ…ダメ夫が買って帰ったものは?<全部説明させる夫>

  • 2025.12.9

夫のナス太さんは毎日仕事で帰りが遅く、キリ子さんはほぼワンオペで、イヤイヤ期真っ只中の3歳の娘・マリちゃんの育児に毎日奮闘しています。
しかし夫は“普通”の感覚とは少しズレていて、おつかいで牛乳を頼まれたのに豆乳を買ってきたり、高い瓶牛乳を大量に買ってきたりと、キリ子さんが1から10まで伝えないとわかってくれません。そんなある日、キリ子さんはギックリ腰になり、動けなくなってしまいました。

痛さで動けないキリ子さんは、夫にマリちゃんの朝ごはんを出すようお願いしますが、夫はキリ子さんの言葉をそのまま受け取り、白ご飯だけを用意。自分で考えることなく言われたことしかしない夫に、キリ子さんはイライラを募らせます。

朝ごはんを終えた夫に、今度はお昼ごはん用のパンと夜ごはん用のカレーの食材を買ってきてもらうことにしたキリ子さん。イヤイヤ期の娘のお世話はできないので、当然夫が連れて行くだろうと思って休んでいましたが、家にはマリちゃんが!

「ここまで指示しないとダメとは……」

「起きて! 遊んで!」とわめく娘を前に、改めて夫に絶望し、ひとまず娘に動画を見せて時間をつなぎ、一刻も早く帰ってきてほしいと思っていました。

そのころ、総合スーパーに到着した夫は「寄り道するなと言われなかったし」と、家電コーナーでの買い物をひとり楽しみます。

お昼ごはんの代わりに夫が買ってきた物

家電コーナーで店員さんとの会話に夢中の夫。キリ子さんからの連絡にも気がつきません。おなかを空かせたマリちゃんがぐずり始めたタイミングで、ようやく夫が帰宅しました。

しかし、買ってきたのはお昼ごはんに頼んだパンではなく全自動調理器。自分の置かれている状況がわかっていない夫は、「これで作ろうと思って……。」とキリ子さんに説明するのでした。

▼キリ子さんからのお願いごとを忘れて、頼まれていない全自動調理器を買ってきてしまった夫。一見「自主的に動いた」ように見えますが、実際には今の状況をまったく把握できていないがゆえの“空回り”でしょう。

動けないキリ子さんと、おなかを空かせたマリちゃんが家で待っている以上、まず優先すべきは「早く帰って、お昼ごはんを届けること」。どれだけ気持ちが前向きでも、相手の状況やタイミングを考えなければ、思いやりはうまく伝わりません。

普段一切家事をしていない夫にとって、買ったばかりの家電を使いこなし、すぐにお昼ごはんを用意するのは難しいでしょう。

誰でも、良かれと思った行動が空回りしてしまうことはあります。大切なのは、その場の目的や優先順位を一度立ち止まって見直し、“今必要なこと”に目を向ける姿勢です。もし判断を誤ってしまっても、そこからどう立て直すかで、関係はきっと変わっていきます。お互いを思い合いながら、臨機応変に寄り添っていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ

ベビーカレンダー編集部

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