意外と読めない？【漢字クイズ】「囲炉裏」はなんと読む？→気になる正解は？

え、これ旅館とかで見たことあるけど読めない…！

古民家カフェや旅行番組で出てくると、どこか懐かしい気持ちになる、ってありますよね。

でも、漢字で登場すると「急に難しく見えるシリーズ」の代表格、それが今回の言葉です。。

今日はこの漢字の読み方や背景を知ることで、
日本の冬の生活にショートトリップしてみましょう！

問題

問題「囲炉裏」はなんと読む？

さて、読めましたか？正解は…「いろり」です。

意味は、床に切り込みを作り、炭や薪を燃やして暖を取ったり、料理をする設備のこと。

ここからは、この言葉がなぜこの漢字で書かれるのか、背景や雑学を深掘りしていきますよ！

漢字は意味を分けて見ると理解しやすくなります。

＜漢字＞＜意味＞
囲かこむ・囲い
炉火を焚く場所
裏奥・裏側・内部

つまり、「囲炉裏」は囲われた炉の内部＝家の中心にある火の場という意味がそのまま漢字になっています。

囲炉裏は、かつての日本の家に欠かせない存在で
次のような役割を担ってきました。

囲炉裏の上に吊るされた 自在鉤（じざいかぎ） に鍋を掛けて煮炊きする光景は、映画や教科書で見たことがある人も多いはずです。

「囲炉裏（いろり）」は、漢字では難しく見えますが、

古い日本家屋にあった“火のある暮らしの象徴”

を表す言葉です。

今日この漢字を知ったあなたなら、旅行先の案内板や雑誌で見たかけたとき、

囲炉裏の風景を思い起こして、少しだけノスタルジーに浸ってしまうかも。

今日はそんな情緒豊かな漢字をご紹介しました。

次回の漢字クイズもお楽しみに！

・参考文献：広辞苑・第七版（岩波書店）、日本国語大辞典第二版（小学館）、ほか

文（編集）：桜うさぎ

小学生から高校生までの国語の講師として個別指導・集団指導に携わる。ふと目にした気になる漢字や文字の意味・成り立ちを楽しく伝える方法を探りつつ、日本語のすばらしさを実感する日々を送っている。