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「写真と全然違う!」遠距離引越しで“内見なし”を決断した人の末路…。現地に行かないと分からない「3つの落とし穴」

  • 2025.11.29

“内見なし”で引っ越しして大丈夫!?

イメージ(LASISA編集部作成)
イメージ(LASISA編集部作成)

進学、就職、転勤――。新生活のスタートはワクワクするものですが、遠方への引越しとなると話は別です。 交通費も時間もかかるため、「内見(下見)」に行くべきかどうか悩む人は少なくありません。

「今はオンライン内見もあるし、写真もたくさん載ってるから大丈夫でしょ」そう思って契約してしまうと、引越し当日に膝から崩れ落ちることになるかもしれません。SNSやネット掲示板で話題の「内見論争」から、リアルな失敗談と対策をまとめました。

■落とし穴1:「臭い」と「音」は写真に写らない

内見必須派が最も強く主張するのが、五感でしか分からない情報の重要性です。

「部屋の写真は綺麗だったけど、行ってみたら1階が飲食店で、共用部が常に油の臭いだった」「窓を開けたら、隣の工場の稼働音が一日中響いていた」

これらは間取り図や画面越しでは絶対に伝わってきません。特に「臭い」は生活の質に直結するため、「鼻で確認するためだけに新幹線代を払う価値はある」という極端な意見さえあるほどです。

■落とし穴2:広角レンズのマジック

「写真では広々としたリビングに見えたのに、実際に行ったら狭くて圧迫感が凄かった」というのも“あるある”です。

不動産サイトの写真は、部屋を広く見せるために「広角レンズ」を使って撮影されていることが多く、端に行くほど引き伸ばされて写ります。

「内見に行ったら、冷蔵庫置き場が狭すぎて手持ちの冷蔵庫が入らなかった」「収納が奥行き不足で、ハンガーを掛けると扉が閉まらなかった」

こうしたサイズ感のトラブルは、メジャーを持って現地に行かないと見落としがちです。

■落とし穴3:「共用部」に住人の民度が出る

部屋の中はリフォームされていてピカピカでも、一歩外に出ると現実に引き戻されることも。

「ポストの周りにチラシが散乱していた」「ゴミ捨て場が荒れ放題で、カラスがたかっていた」「駐輪場にボロボロの自転車が放置されている」

これらは管理会社の質や、隣人のマナー(民度)を測る重要なバロメーター。内見に行けば数秒で察知できる「地雷」も、ネットの情報だけでは隠蔽されがちです。

■どうしても行けない時は?

とはいえ、仕事や家庭の事情でどうしても現地に行けない場合もあります。そんな時の「内見なし」派のアドバイスも参考になります。

●オンライン内見を活用する

ビデオ通話で不動産屋さんに部屋を映してもらう際、「コンセントの位置」や「窓からの景色」だけでなく、「共用部の様子も見せてくださ い」とリクエストする。

●Googleストリートビューで周辺を散歩

昼と夜の雰囲気の違いや、坂道の有無(地図では平坦に見えても実際は激坂というケースも)を確認する。

●「譲れない条件」を伝えて確認してもらう

「日当たり」や「騒音」など、自分が一番気にするポイントを不動産屋さんに正直に伝え、正直な感想を聞く。

※ ※ ※

賃貸契約は、一度ハンコを押してしまうと簡単には後戻りできません。「交通費数万円」をケチった結果、「違約金を払ってまた引越し」という数十万円の損失を出さないためにも、可能な限り現地へ足を運ぶのが正解と言えそうです。

(LASISA編集部)

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