【レトロ喫茶】ブームな“本物のレトロ”を感じられる東京の喫茶店3選

最近のZ世代の間では、レトロ感を味わえる喫茶店がトレンドになっています。その中でも、新しくできたレトロ感のある喫茶店ではなく、本当に昔から続く喫茶店。

今回は、喫茶店好きの筆者が「これぞレトロ」と胸を張って紹介したいお店を3つ、厳選してお届けします。

古書店と老舗の喫茶店が立ち並ぶ神保町。その中でも“顔”ともいえる人気店が「さぼうる」です。系列店として「さぼうる2」が隣に店を構えています。

ちょっとした隠れ家感のある佇まいの「さぼうる」は、1955年開業で、古くから人気が続く喫茶店としてテレビでも紹介されており、筆者が行ったその日も行列でできていました。

店内は地下や半2階が広がっていて、想像以上に座席数が用意されていました。それでも行列が絶えないあたり根強い人気ぶりがうかがえます。

メニューには、トーストやケーキなどの王道喫茶メニューが勢ぞろい。筆者はトーストサンドイッチとチョコレートケーキをいただきました。

また、昼は喫茶店、夜は洋酒を提供するバーに変わる二面性も魅力。時間帯によって表情の変わる空間を楽しめます。

続いては、三軒茶屋にある「喫茶セブン」。

1963年の開業からずっと愛され続ける老舗で、支払いは現金のみ。店内は半個室のようにいくつかのテーブルが区切られており、周囲を気にすることなくほどよいプライベート感があり落ち着く空間となっています。

トーストやパフェ、ケーキなどの甘い系のメニューもありますが、筆者がおすすめしたいのはオムライスやカレーなどのお食事メニュー。万人受けするような味付けでほっと一息つける空間です。

最後に、新宿3丁目駅から徒歩3分の距離にある「らんぶる」。

新宿という立地もあり、どの時間帯に行っても10代20代の若年層のお客さんが並んでいます。

店内中央に伸びる階段と、ドラマのセットのような純喫茶の内装が印象的です。
厚切りトーストは、ピザトーストとシナモントーストの2種から選べます。

ほかにもピラフやスパゲッティなど食事系が充実していて、平日は少し落ち着いた雰囲気の中で楽しめます。

土日は約8種類から選べるケーキセットがあり、こちらも人気。
席数が豊富なので、平日のほうがゆったり過ごしやすい印象です。筆者も内装が大好きで、何度も通っているお気に入りの一店です。

都内には、まだまだ“本物のレトロ”を味わえる喫茶店がたくさん存在します。
自分にとって居心地のいい空間や、心がほぐれるメニューに出会えるお店を探してみてください。

Antil : Akari Inada