意外に間違える人が多いかも…？「(2+2×4)+8÷2」→正しく計算できる？

今回は、ちょっとした計算問題にチャレンジしてみましょう。

一見簡単そうですが、意外と間違えやすい問題です。

この問題の落とし穴にはまらないよう、注意して計算してくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
(2+2×4)+8÷2

正解は、「14」です。

あなたが出した答えと一致したでしょうか？

もし、違ったという人がいたら、次の「ポイント」を確認しましょう。

この問題の正しい計算過程を解説していますよ。

この問題のポイントは、「計算の順序」です。

今回の問題には、複数の演算が含まれています。このような場合は、次の計算順序のルールに従って計算を進める必要があります。

<計算順序のルール>

次の順序で計算します。

1.括弧の中※()や{}などの種類があります。
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。

では、今回の問題を再確認してみましょう。

(2+2×4)+8÷2

計算順序のルールに従うなら、まず()の中から計算するのが正解だと分かりますね。

ただし、今回は()の中に足し算と掛け算が含まれています。この二つの計算順序にも注意が必要です。

計算順序のルールでは、掛け算は足し算よりも優先順位が上ですね。つまり、最も優先される計算は()の中の掛け算なのです。

(2+2×4)+8÷2←()の中の掛け算を最初にする
=(2+8)+8÷2

次に計算するのは、()の中に残っている足し算です。

(2+8)+8÷2←()の中の足し算をする
=10+8÷2

ここで()がなくなったからといって、気を抜いて左から順に計算してはいけません。

計算順序のルールでは、足し算よりも割り算の方が優先順位が高いのでした。よって割り算→足し算の順番で計算をしましょう。

10+8÷2←割り算を先にする
=10+4←足し算は最後にする
=14

これで正解にたどり着きましたね。

今回のように、複数の演算が含まれている式は、最初から順番に計算をしていけばよいとは限りません。

計算順序を間違えてしまうと、多くの場合、答えも間違いになります。まずは、計算順序のルールを思い出し、どの順序で計算を進めたらよいかを考えます。正しい計算順序が分かってから、計算を始めるのがよいでしょう。

ここで紹介した計算順序のルールは、文字で覚えるより、使って覚えた方が定着しやすいですよ。ぜひ、他の計算問題にもチャレンジして、正しい計算順序を考える練習をしてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

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