日曜劇場の冒頭で“わずかに登場”した、朝ドラ『あんぱん』子役に「大きくなったな」SNS“高揚”

TBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』（毎週日曜よる9時）の第8話が11月30日に放送された。本作品は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文科賞を受賞した早見和真の同名小説を実写化したヒューマンドラマだ。競馬の世界を舞台に、家族や仲間たちとの絆を描く。第8話では、亡き父・山王耕造（佐藤浩市）からロイヤルファミリーを継承し、“相続馬限定馬主”となった若きオーナー、中条耕一（目黒蓮）をメインに“世代交代”が大きなテーマとなった。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

「いい役者」Snow Man目黒蓮の演技に視聴者が絶賛

耕一は、栗須（妻夫木聡）に連れられ、北陸ファームのセリ市を見学する。耕一が目を留めた馬を競り落とした若い男性は、椎名善弘（沢村一樹）の息子・展之（中川大志）だった。それをきっかけに2人は親しくなる。耕一は展之から“若手馬主の会”に招待され、自分と同世代の馬主たちの先進的な考えに傾倒していく。一方、ロイヤルファミリーは不調続き。耕一が流れを変えようと、佐木隆二郎（高杉真宙）から野崎翔平（市原匠悟）に“ジョッキー変更”を提案したことで、チームは解散の危機に陥る。

そんな中、栗須の携帯に警察から耕一がケンカ騒ぎを起こしたと連絡が入った。迎えに行った栗須は「自覚が欠けている」と耕一を叱責。しかし実際は、酔っ払いに一方的に絡まれ、耕一は騒ぎに巻き込まれないよう、翔平を先に逃したのだった。その事実を知った栗須は、耕一を行きつけの定食屋に呼び出し謝罪した。

耕一は、耕造の「迷ったら馬のことだけ、自分が信じたことを優先させろよ」という言葉だけに頼って、自分にはチームが必要であることを分かっていなかったと反省する。そして、“いつも1人でいたから、感情を言葉にすることが苦手だ”と告白。そんな耕一は、栗須に「一緒に有馬記念で勝ってください」と真正面から自分の気持ちをぶつけ、頭を下げた。栗須は、条件として「絶対に私を裏切らないでください」と、耕造から言われていた言葉をそのまま耕一に伝えた。分かり合えた2人は、笑顔で大盛り定食を頬張った。

後日、耕一はチームのみんなに自分のプランを改めて丁寧に説明。ファミリーの引退後のことまで見据えた、長期的計画で、チームはこれに納得。2年後の有馬で勝つことを目標に、一丸となって動き始めるのだった。

耕一を演じる目黒蓮は、Snow Manのメンバーとして活躍する一方、フジテレビ系木曜ドラマ『Silent』（2022年）や映画『月の満ち欠け』などで演技力を高く評価されてきた。今回も繊細な心情表現が光り、SNSでは「目黒蓮、演技うまいなぁ」「いい役者」「演技とダンスして歌ってる姿のギャップがやばい」など、絶賛の声が相次いでいる。俳優としての目黒蓮を初めて知った視聴者も多く、新規ファンを着実に増やしている。

『あんぱん』のあの子が登場「たかしだ！」とネットで大反響

今回、耕一の幼少期として子役の木村優来が登場した。木村はNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、柳井崇（北村匠海）の幼少期を演じて注目を集めた子役だ。ネット上では「崇の子供時代を演じた子だ」「たかしだ！」「大きくなったな」と話題になっていた。

幼い耕一は、現在と変わらず前髪のある髪型にメガネ姿。母が毎週のように競馬中継を見ていたことがきっかけで、自然と競馬に興味を持ち始めた様子が描かれた。冒頭のわずかな登場シーンながら存在感を発揮していた。

現在、9歳の木村優来は、映画『少年と犬』『TOKYOタクシー』、2024年のフジテレビ系月9ドラマ『君が心をくれたから』など、話題作に多数出演。繊細で透明感のある演技が評価され、今後のさらなる活躍が期待される子役である。

最終章へ突入し「ますます面白くなってきた」

そして、ロイヤルファミリーは野崎翔平と新たなスタートを切った。最初のレースで1着となり、そこから怒涛の3連勝を飾った。一方、チームから離れた隆二郎は、展之が所有するソーパーフェクトと華々しい成績を残し、最強コンビとなっていた。ソーパーフェクトは、初めてセリ市に行った時に耕一が目を留めていた馬でもある。

耕一と展之が対面する第8話の最終シーン。耕一の顔は最初に展之と会った時とは全く別の顔だ。ここから2人がライバルへと関係が変化したことを物語っていた。

SNSでは「ますます面白くなってきた」「来週が待ち遠しい」といったコメントが数多く寄せられた。最終章へ突入した『ザ・ロイヤルファミリー』、今後待ち受ける試練、チームの夢は叶うのか、最後まで目が離せない。

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TBS系 日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』毎週日曜よる9時