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「AI=仕事用」だと思ってた理系主婦が、家事育児に一番活用している理由

  • 2025.11.25

生成AIって、すごいのは知ってる。でも、なんだか難しそう。そう感じる人もきっと多いと思います。実はいま、最新のデータを見ると、女性が「仕事」ではなく日々の「暮らし」の中で生成AIを使い始めているという様子が見えてきます。家庭の中でこそ光る生成AIの使い方。その小さな変化が、毎日を少しだけ軽くしてくれることがあるように思います。

考えることが多すぎて、頭の中がいつも忙しい

こんにちは。3人の息子を育てながら、生成AIを暮らしに取り入れ発信している理系主婦のまりです。私が生成AIを初めて使ったのは、約3年前。最初は生成AIを「英語の翻訳やプログラミングのエラーチェックなど、専門的な分野で使うもの」と思っていました。初めて触れた時は、そのスピードと可能性に「すごすぎる!」と、純粋にわくわくしたのを覚えています。使い続けるうちに気づいたのは、検索とは違う「対話」の力。自分の状況を伝えると、ぴったりの答えが返ってくる。この感覚が新鮮で、「これ、毎日の家事や育児にも活かせないだろうか」とふと思ったのです。朝起きてから夜寝るまで、私たちの頭の中は「やること」でいっぱいです。仕事の段取り、家族の予定、子どもたちの持ち物チェック、そして「今日の夕飯どうしよう」。一つ片づけても、次の考え事がすぐ浮かぶ。そんな日々の繰り返しです。気がつけば一日が終わり、「今日、自分のためにゆっくり考える時間はあったかな?」そう感じる夜もあります。こんなふうに思考を繰り返していると、知らないうちに頭のエネルギーが消耗していることがあるように思います。そして生成AIは、そんな「考えすぎてしまう日常」に、静かに寄り添ってくれる存在なのかもしれません。

生成AIは、もう「特別な人のための道具」ではなくなりつつある

OpenAIとハーバード大学などが共同で行った最新調査によると、ChatGPTの利用の約7割は「仕事」ではなく「個人的な用途」だったそうです。出典:OpenAI "How people are using ChatGPT"(2025年9月発表)たとえば、こんなふうに日常で。・冷蔵庫の中身を伝えるだけで、子どもが喜ぶ栄養満点の献立を提案してもらう・運動の計画を立ててもらう・仕事と育児で疲れた心に寄り添う、映画や音楽を教えてもらうかつては技術に詳しい人のものという印象があった生成AIですが、いまでは、日々の小さな判断や思考を支える存在として、少しずつ暮らしの中に居場所を見つけているように感じます。

女性の日常に、生成AIがなじみ始めた理由

さらに注目すべき調査結果は、ChatGPTユーザーの初期の男女差が劇的に縮小し、女性ユーザーがすでに半数を超えているということ。

OpenAI

ここまで生成AIが女性の日常にも広がってきたその背景には、「検索」とは少しちがう、「対話」で使えるようになったことが関係しているのかもしれません。忙しい毎日の中では、「正しい情報を探したい」というよりも、「今の自分の状況を聞いてほしい」と思う瞬間のほうが多いものです。生成AIとのやりとりは、そんな気持ちにそっと寄り添ってくれるところがあるように感じます。たとえば、「冷蔵庫に豚肉とナスとピーマンがあります。3歳の子も食べるので辛くない20分レシピを教えて」とお願いすると、生成AIはそのままの状況を受けとめて、「それならこんな料理はどう?」と提案してくれる。調べるよりも、話しかけるように相談できる。だからこそ、自然と暮らしの中に溶け込みやすかったのかもしれません。

完璧ではない、でも上手に付き合えば頼もしい

生成AIに質問する女性

もちろん、生成AIは完璧ではありません。時には、事実とは異なる情報を、もっともらしい文章で答えてしまうことがあります。大切な判断は、やっぱり自分で見極める必要があります。でも、「万能な存在」ではないからこそ、思考のたたき台を出してくれるパートナーとして向き合うのが、心地よい距離感なのかもしれません。

日常の「ちょっと困った」を、いつでも相談できる安心感

私自身、日々の暮らしの中で生成AIに助けてもらう場面が多くあります。例えば、急に洗濯機に見慣れないエラー表示が出た時。「〇〇製(メーカー名)の型番〇〇の洗濯機に、△△というエラーが出たけれど、どうしたらいい?」と尋ねると、取扱説明書を探すより早く、考えられる原因と対処法をいくつか教えてくれました。子連れでの移動で悩んだときも、「〇〇駅から〇〇へ行きたいです。3歳の子どもと一緒で、真夏日なので、屋外で歩く距離ができるだけ短いルートを教えてください。」と相談すれば、最短ではなく、私たち親子にとっての最適ルートを提案してくれ、本当に助かりました。オンラインで服を買うときのサイズ選びで迷ったときも、自分の身長や体型の悩みも伝えながら、欲しい服のサイズ表を見せて「どっちのサイズがいいかな?」と相談しています。このように、人に聞くほどではないかもしれない、でも自分だけでは解決に時間がかかるような日常の「困った」を、気軽に相談できる存在があるのは、心強いものです。

生成AIがくれるのは、「心の余白」という時間

生成AIを使うようになって感じるのは、単に時間が短縮されたというより、頭と心に余白が生まれたこと。細々とした思考や判断を生成AIに手伝ってもらうことで、脳の負担が少し減り、「これでいいかも」と思える余裕が生まれます。その余白があると、家族に穏やかな気持ちで接することができたり、自分の好きに向き合う時間が少し戻ってきたりします。生成AIは、考える力を奪うものではなく、本当に考えたいことに集中する力を取り戻させてくれる存在なのかもしれません。もし少しでも気になったら、「ChatGPT」や「Gemini」と検索して試してみてください。「ちょっとこれ、手伝ってくれる?」と話しかけるような気持ちで。検索では見つからなかった、今のあなたに寄り添う答えが、きっと毎日を少し軽くしてくれると思います。

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X:まり(@m316jp2)

note:まり丨めんどくさいをテクノロジーで解決したい子育て中の主婦

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