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ワールドカップに出られない「世界最高クラスのスター選手」5名

  • 2025.11.24

世界中のスター選手が集まるFIFAワールドカップ。サッカーをプレーしている者なら誰もが夢見る舞台であり、様々な国でその映像が放送される。

ただ、各国の代表チームが戦う大会であるがゆえ、クラブレベルではスーパーなプレーヤーでも、予選を勝ち抜くことができないケースも…。

今回は『Planet Football』から「2026年ワールドカップに出場することができないワールドクラスのスター選手たち」をご紹介する。

ヤン・オブラク

画像1: (C)Getty Images
(C)Getty Images

代表:スロベニア

所属クラブ:アトレティコ・マドリー

アトレティコ・マドリーで長い間ナンバーワンの座を守っている名ゴールキーパー。若くして名門ベンフィカのレギュラーポジションを奪取し、それから10年以上にわたって世界屈指のショットストッパーとして名を馳せてきた。

ただ、彼がどれほど素晴らしい活躍を見せたとしても、今回のスロベニア代表は平凡なチームに過ぎなかった。予選グループでスイスとコソボに大きく差をつけられ、6試合で1勝もすることができず3位に終わった。

32歳になったオブラクには、あと1~2回のチャンスがあるかもしれない。このレベルの選手がワールドカップを一度も経験せずに引退するのは、あまりにも寂しいことだ。

ドミニク・ソボスライ

画像2: (C)Getty Images
(C)Getty Images

代表:ハンガリー

所属クラブ:リヴァプール

リヴァプールで主力としてプレーしているドミニク・ソボスライ。ハンガリー代表のキャプテンとして今回のワールドカップ予選に臨み、あとわずかのところでプレーオフ進出を逃してしまった。

最終節は順位を争うアイルランドとの直接対決となり、引き分け以上で2位を守ることができた。そして後半アディショナルタイムまで2-2の状況だったが…+6分にトロイ・パロットのゴールを許し、散った。

ソボスライはその翌日、「痛い。本当に勝点が欲しかったから痛いんだ」とインスタグラムにメッセージを投稿。そして「人生が試練を与えたとしても、ハンガリー人であることを愛しているからこそ、何度も努力を重ねるんだ。いつかうまくいく日が来る」とコメントした。

ブライアン・エンベウモ

画像3: (C)Getty Images
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代表:カメルーン

所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドでブレイクスターとなっているブライアン・エンベウモ。豊かなフィジカルと素晴らしいゴールスコアリングで一躍世界のスター選手として評価されるようになった。

ユース時代は生まれ故郷のフランス代表を選択していたが、2022年にサミュエル・エトー氏との説得によって父の祖国カメルーンへの鞍替えを決断。自身2度目となるワールドカップ予選に臨んだ。

しかしながらグループDで旋風を巻き起こしたのは伏兵カーボヴェルデだった。7勝2分1敗という見事な成績で彼らが首位を堅持し、カメルーンは2位でプレーオフへ。そしてDRコンゴに惜しくも敗れ、本大会出場を逃している。

ヴィクター・オシメーン

画像: ヴィクター・オシメーン

代表:ナイジェリア

所属クラブ:ガラタサライ

ベンヤミン・シェシュコやアレクサンダル・ミトロヴィッチ、ドゥシャン・ヴラホヴィッチら多くのストライカーがワールドカップ出場を逃している。そしてナイジェリアのエースであるヴィクター・オシメーンも涙を呑んだ。

トルコで圧倒的な攻撃力を発揮し、今季のUEFAチャンピオンズリーグで3試合6ゴールと大爆発。世界最高クラスの9番であることを示した彼は、アフリカ予選プレーオフ1回戦でガボンを相手に2ゴールを決めて勝利に導いた。

しかしながら続くDRコンゴとの試合ではハムストリングを負傷して途中交代を余儀なくされ、チームはPK戦で敗北。惜しくもワールドカップまで手が届かなかった。

フヴィチャ・クヴァラツヘリア

画像4: (C)Getty Images
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代表:ジョージア

所属クラブ:PSG

前回の欧州選手権で素晴らしい新風を吹き込んだジョージア。このところヨーロッパの競合リーグに優秀なタレントを送り込んでおり、サッカー伸び盛りの国だ。

ただ今回のヨーロッパ予選ではスペイン、トルコと同居する厳しいグループとなってしまい、6試合で1勝5敗とまったく結果を残せなかった。

PSGで国内外の三冠を達成したクヴァラツヘリアは、現代サッカーにおける偉大なクリエイターの1人であることに間違いはない。ボールを足元に置いたときに彼ほどのエンターテインメントを見せられる選手はほとんどいない。ただ、そんな彼でも母国をワールドカップに導くのはそう簡単なことではないのだ。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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