「やりたい放題」エゾシマリスにお地蔵さまは？頭に乗ったり、お賽銭箱をベッドにしたり…【癒やしの北海道動物写真９枚】

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。（2025年11月17日〜11月21日ピックアップ分）

「シマリスの日」記念投稿からこの１枚をチョイス！

撮影：9umi_kumi.323 さん

先週の火曜日・11月11日は「シマリスの日」でした。
11/11が、シマリスの背中にある、〝5本のシマ〟に見えることから、2022年に日本記念日協会に登録されました。

残念ながら、北海道に住んでいる〝エゾシマリス〟は、もうほとんどが〝冬眠〟してしまっているのですが、インスタ上では「きょうはシマリスの日なので…」と、たくさんのお写真がアップされていました。

「きょうの1枚」は、そのたくさんの中からチョイスさせていただきました。

きょうだいの子リスでしょうか、ほのぼのとした後ろ姿に見える〝シマ模様〟が美しいですねー。
2人で遊び疲れて、黄昏れちゃったのでしょうか？

「にいちゃん、おなかすいちゃったねー」「何か、おいしいもの食べよっか」
なんて会話が聞こえてきそうですね。

「えっ！誰の日だって？」と登場したのは 鼻の頭に…

撮影：yujitanaka_photography さん

11月11日は「エゾシマリスの日」でしたという話は、きのうさせていただきましたが、その11月11日の投稿で、〝シマがないリス〟であるエゾリスの、かわいらしいお写真を発見です！

キャプションには、ひとこと…「今日は誰の日だって？」とありました。
ごちそうを求めて土を掘っていたのか、冬に備えてごちそうを土に埋めていたのか、鼻の頭に土がついていて、まるで〝コアラ〟のようです。

エゾシマリスが冬眠してしまった冬の森では、冬眠しないエゾリスが、リスウォッチャーたちの視線を集める〝冬の人気者〟です。
かわいらしい姿を、たくさん見せていただきたいですねー。

撮ろうと思うと出て来ない…それがシマエナガちゃん

撮影：riri.nature さん

オレンジ色の秋の森をバックに、羽を広げたシマエナガちゃんを見事にゲット！
@riri.nature さんは、基本的に〝リスの人〟なので、リス活中に、シマエナガの群れに遭遇して、シャッターを押されたのではないかと想像しました。（＊違ったらゴメンナサイ）

外で仕事中のときとか、カメラを持っていないタイミングに限って、いい感じの距離でシマエナガと出会ってしまうのは、私だけではないはず。

撮ろうと思っていないときに、しょっちゅう現れるのですが、いざ撮ろうと思うと、なかなか現れない、それが〝野鳥界の小悪魔ちゃん〟こと、シマエナガ。

大切な〝すみか〟を失ってしまうことも…

撮影：ka2_6805 さん

本格的な冬が近づくと、夏の間は、山の奥の方で子育てをしていたエゾフクロウが、住み慣れた〝すみか〟へと、徐々に戻って来てくれます。

フクロウの〝すみか〟は、大きな木にあいた〝樹洞（じゅどう）〟なのですが、夏場、フクロウが留主をしている間に、台風などで幹が痛んでしまったり、木そのものが根元から折れてしまったりといったこともあるのです。

今シーズンも、フクロウウォッチャーの間では有名だった、名所的な〝すみかのある木〟が、数本、途中から折れたり、根元から倒れたりしてしまいました。

〝穴が空いた木〟は、そこから雨などが入って、内部が腐ってしまうことも多く倒れてしまいやすいのかもしれません。

代わりになるような、大きくて太い木がたくさんあれば良いのですが、フクロウが暮らすことが出来るような〝樹洞〟は、なかなか見つからないのが現実です。

エゾシマリスの〝やりたい放題〟にお地蔵さまは？

撮影：isobo さん

「お地蔵様とエゾシマリスたち」のお写真を、複数アップなさっていらしたのを、見つけました。
最近のお写真ではないとのことでしたが、いずれもとってもかわいらしいので、こちらでもご紹介させていただきます。

暑い夏は、お地蔵様にのっかると、少しだけひんやりとするのか、アタマの上に、まるで〝チョンマゲ〟のように乗っかっていたり、お賽銭箱をベッドにしたり、お花入れから水をいただいたりと、もう〝やりたい放題〟ですが、いずれも憎めない、ほほえましいお写真ですねー。

これくらいの〝いたずら〟であれば、お地蔵様もお許しくださることでしょうね。

◆文：インスタグラム「北海道３大かわいい動物」プロジェクト事務局 ／ ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園での取材も経験。2020年から「北海道３大かわいい動物」プロジェクトを主催し、InstagramやSitakkeの記事で発信しています。