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義実家が【猫屋敷】に! 隣人「ふん尿がひどい」vs 義両親「猫に罪はない」状況は悪化。そこで夫が

  • 2025.11.27

動物好きの人にとって、ペットは日々の癒しを与えてくれる、かけがえのない存在ですよね。しかし、その愛する気持ちが、時には思わぬトラブルに発展してしまうこともあるようです。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

画像: 義実家が【猫屋敷】に! 隣人「ふん尿がひどい」vs 義両親「猫に罪はない」状況は悪化。そこで夫が

義実家が「猫屋敷」に?

半年ほど前のことです。
義実家で飼っている猫を巡って、隣人から苦情が寄せられました。

義両親は昔から大の動物好きで、数年前から保護猫を引き取って飼っています。
その猫がきっかけで、近所の野良猫たちが実家の庭に集まるようになり、それが隣人とのトラブルに発展してしまったのです。

苦情の内容は、「猫のふん尿の匂いがひどい」「庭を荒らされる」「夜中に猫の鳴き声がうるさい」というものでした。

愛情と迷惑の狭間で

しかし、義両親は「猫に罪はない」「かわいそうだから」と、野良猫たちにも餌をあげてしまっていて、状況は悪化する一方……。

ご近所からのクレーム内容を伝えてみても、「そんな言い方をするなんて、心がない」と怒ってしまい、話が進まないまま時間だけが過ぎていきました。

義両親の動物を愛する気持ちもよくわかりますが、このままではご近所関係が取り返しのつかないことになりそうだと、私と夫は危機感を覚えました。

夫の説得

こんなことを繰り返せば義両親が孤立してしまう、と考えた私たちは、まず隣人に謝罪し、状況を改善する努力をしていることを伝えました。

そして次に、夫は義両親にこう伝えたのです。

「猫たちのためにも、ご近所との関係は大切にしなきゃいけない。このままだと、猫たちまで嫌われてしまうよ」

猫たちへの愛情を逆手にとった夫の説得。

それでも最初はなかなか納得してくれなかった義両親でしたが、自治体や地域の動物保護団体に相談し、具体的な解決策を提案すると、少しずつ話を聞いてくれるようになってきました。

平和な共存への道

私たちが講じた対策は、去勢・避妊手術の実施、野良猫への無責任な餌やりの中止、捕獲器の設置による保護団体との連携、そしてふん尿対策の徹底など多岐にわたりました。

これらの努力の結果、少しずつではありますが、野良猫の数は減り、ふん尿の被害も落ち着いてきています。

隣人からも「最近はマシになったね」と声をかけてもらえ、義両親も猫たちを大切にしながら、ご近所との関係を改善できる方法があることに気づいてくれました。

大切な家族と、大切なご近所関係、両方を守ることができて、本当にホッとしています。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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