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「私が一番楽しみにしてる」孫を待ちわびる義母→グイグイきすぎてしんどい|ばあばハイな義母

  • 2025.11.23

優しい夫・ハジメと穏やかな結婚生活を送っていた主人公・リナ。しかし夫の母は少々難ありで、リナは頭を痛めていたのでした。そして義母への違和感は、リナの妊娠・出産にまで影響を及ぼします。『ばあばハイな義母』第2話をご覧ください。

義母からの「ありがた迷惑」に頭を悩ませつつも、念願の妊娠に喜ぶ主人公・リナ。喜びも束の間、義母は孫ができる喜びのあまり、これまでよりもさらに配慮を失っていき…。

待望の妊娠発覚!だけど義母の余計な一言も増えてきて…

ママリ

義母のありがた迷惑な親切心に悩む中、ようやく待望の赤ちゃんを授かることができました。妊娠が分かったとき、実家も義実家も、それはもう大喜びしてくれました。

特に義実家にとっては初孫。義父も義母も、まるで自分のことのように喜び、私たちを祝福してくれました。

その中でも義母の喜びようは凄まじいものでした。義母は会うたびに私の大きくなるお腹をなで「こんなに大きくなって!」と歓声をあげます。その愛情の深さには感謝していましたが、時折、その愛情は少しばかり行き過ぎているように感じられることも。

ある日、義実家で義母はこう言ったのです。

「私が一番、リナさんの出産を楽しみにしているわ!」

義母に悪気がないのは分かっています。きっと「待ち遠しい」という気持ちを、そのままストレートに表現しただけなのでしょう。ですが、「一番」は私と夫のはず。まるで自分の子どもが生まれるかのように私たち夫婦の間にグイグイ入ってくる感じに、ちょっとしたしんどさを感じました。

今思えば、いわゆる「ばあばハイ」な状態だったのだと思います。孫を待ちわびるあまり、周りに対する配慮ができなくなっているように見えました。

無事出産でき、義母へのモヤモヤは一時休戦

ママリ

そして、いよいよ出産の日。夫は私が苦しむ中で立ち合うことに抵抗があったようで、出産には、頼りになる実母が立ち会ってくれました。

20時間近くにも及ぶ、想像を絶する大変な出産。何度も挫けそうになりましたが、実母のおかげで、なんとか最後まで耐え抜くことができました。そして、ようやくわが子がこの世に生を受けた瞬間、その生まれたての赤ちゃんの可愛らしさは、私の全ての苦痛を、まるで魔法のように吹き飛ばしてくれました。

疲れ切った体でしたが、わが子を抱いた時の感動は、今でも鮮明に覚えています。

出産後、ハジメさんと義母が病室にやってきました。ハジメさんは「リナ、ありがとう!」と涙ぐみ、義母もまた心から喜んでくれている様子でした。その瞬間は、私も義母に対する苦手意識を忘れ、ただただ喜びを分かち合っていました。

あとがき:喜んでくれるのはいいけれど…

妊娠・出産で一番頑張るのはママ、そして一番のサポート役はパパのはず。それなのに他の人が「私が一番〜」なんて言いだしたら、確かにムッとしてしまうかもしれません。

こうしたちょっとした一言で、だんだんと義母への違和感がふくらんでいく様子が理解できるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

イラスト:きさらぎ

著者:kgrddm

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