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ベテランライダーが教えるガレ場攻略【第2回】上りで失敗しない荷重移動とクラッチ操作

  • 2025.11.17

ガレ場を攻略するためにはライン選びだけでなく、状況に応じたライディングフォームの使い分けも重要になる。IAワタライ氏によるガレ場攻略講座の第2回は、シッティングとスタンディングの使い分け、ステップ荷重、クラッチワークなど、実際のガレ上りで役立つテクニックを解説。トップライダーが実践する安定して登るためのコツに迫る。

PHOTO/H.Inoue 井上演 コメントまとめ/D.Miyazaki 宮﨑大吾

シッティングにも乗り方の種類がある

パターン1:最初から足を出す

上級者の場合両足を出すパターンはなかなか少ないですが、それでも軽くニーグリップをすることでマシンの挙動を安定させることができます。ただ足を出してブラブラさせるのではなく、この状況でもしっかりコントロールすることが可能なのです。

パターン2:ステップに両足を乗せる

前のページのスタンディングと同様に、ステップで踏ん張ることで路面への追従性を高めています。また加重の入れ替えでライン変更もスムーズに行うことができます。「このくらいのガレ上りなら座っていけるな」と瞬時に判断できることも必要ですね

ベテランライダーが教えるガレ場攻略【第2回】上りで失敗しない荷重移動とクラッチ操作

パターン3:足を出しながらもニーグリップ

応用編としてあえて足を出すパターンも紹介。ブラブラさせるとそこからバランスを崩してしまうので、あくまでも足の付け根あたりで軽くニーグリップをして、バランスをとっています。自分の疲労具合にもよりますが、レース終盤は遅くても良いので足を出して、転ばないことを優先したりもしますね。

ベテランライダーが教えるガレ場攻略【第2回】上りで失敗しない荷重移動とクラッチ操作

理想のフォームで駆け上がるトップライダー

浮石により多くのライダーが苦戦したJNCCきじまスノーパークの「セブンスヒル」。優勝したステファン・グランキスト選手はステップ加重+前傾姿勢で、安定した走りを見せてクリアした。

ゲレンデレースにガレ場はつきもの

ゲレンデを使用するレースなどでガレ場は避けては通れない道。トップライダーはなぜスタックせずに通過できるのか、細かい操作やラインどりは見て学べるものも多いはずだ。写真はJNCC田沢湖スキー場の「モンスターヒル」。

スーパーマン状態になってしまったら…!?

これ、JNCC爺ヶ岳のCOMP-GPを走ったことのある人はほぼ全員経験しているのではないかと思いますが、シッティングで足を着いたところから後ろに持って行かれてしまうと、このようなスーパーマン状態になりがちです。上級ライダーでもやむをえずこのフォームになることもあります。

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普段、意図的にこの乗り方を登りで練習してみてください。この姿勢でアクセル操作するのは難しいので、クラッチでの調整がポイントです

止まっても大丈夫な(再発進が可能)平な場所まで行けたら、腕の力で体勢を戻してから再発進すれば良いのですが、それができない路面なら上り切るまでこの状態で頑張るしかありません。どうしようもなく最後にバイクを投げてしまうのは私でもあります。グリップの良い路面では簡単にフロントが上がってしまうので、それも注意したいところです。

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