【太宰府】参道の奥に佇む『KAFE MJUK』で味わうヨーロッパの午後

皆さん、こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のkurinaです。

朝晩の冷え込みがぐっと深まり、空気がより透明度を増してきた今日この頃。太宰府天満宮は、合格祈願に訪れた学生たちや海外からの観光客の方々で、今日も賑わいに包まれていました。

そんな賑やかな参道の奥に佇む『KAFE MJUK（カフェミューク）』。

今回は、太宰府天満宮のすぐそばで、異国の午後を纏う『カフェミューク』さんをご紹介します。『カフェミューク』は、店内に8席、店外に２席の、まるで路地裏に佇む隠れ家のようなカフェです。

西鉄太宰府駅から徒歩約１分。参道上の交差点をローソン方面に渡ると、きものレンタル「古賀新きもの館」が目に留まります。「古賀新きもの館」入り口横の静かな小道をそっと進むと『カフェミューク』があります。※駐車場はございません。周辺の駐車場をご利用ください。

優しさを纏った味♪♪

『カフェミューク』のスイーツは全て手作り。オーナー・松尾さんのこだわりが詰まった「カラメルプリン」を、ドリップコーヒーと共にいただきました。

濃厚でしっとりとした食感のプリンは、優しい甘みがどこか懐かしさを感じさせる味わい。エスプレッソ粉がかかったホイップクリーム、苦みの効いたカラメルソースとの相性も抜群で、思わず笑みがこぼれるような一皿でした。

カラメルプリン ￥５００（税込）

なんと！プリン１個に対して卵２個が使用されているそうです。その贅沢さが、しっとりとした濃厚さと、食べ応えのある食感を生み出しているのかもしれませんね(^^♪

ドリップコーヒー（ホット）￥５５０（税込）

カップにたっぷりと注がれたドリップコーヒーからは、「ゆったりとしたカフェ時間を味わって頂きたい。」 オーナー・松尾さんの、そんな優しさが伝わってくるようでした。

取材がちょうどお昼時であったこともあり、おすすめのサンドイッチをいただくことに♪♪

サンドイッチ ￥９００（税込）

サンドイッチのパンはトーストしてあり香ばしく、サクッとした軽やかな食感でとても食べやすかったです。食べた瞬間に、ふわりと鼻の奥をくすぐる香りが・・・その正体は「バジル」。この「バジル」があるのと無いのとでは、風味が全く異なるそうで、最後まで爽やかな風味が続き、スッキリとした味わいでした。美味しかったです(^^♪

※ご来店の際は、お一人につきワンドリンクのご注文をお願いしております。 ※お支払いは現金のみです。 ※店内が混み合ってきた際には、席を譲り合ってご利用いただけますと幸いです。

異国の空気を纏った空間♪♪

『カフェミューク』へと続く小道を歩くほんの僅かな時間は、異国の路地に迷い込んだようなワクワクを感じさせる瞬間。扉から入ると、そこはパリの路地裏にあるような佇まいの静かなカフェ空間でした。

ウィリアム・モリスの壁紙とグレー色の壁のコントラストは、なんともクラシカルで洗練された雰囲気を醸し出し、赤味を帯びた光に照らされた店内は、ここが太宰府天満宮のお膝元である事を忘れてしまいそうになるほど。

「元々は白色の壁だったんですけど、壁紙を貼った後で、その白さと壁紙のコントラストがはっきりしすぎている気がして、自分たちで壁の色をグレーに塗り替えたんです。」と、松尾さん。パリにある素敵なカフェを参考にしてお店作りをしたそうです。黒色が際立つパリのお店よりも、ちょっぴり甘辛ミックスなインテリアに。

「パリには若い頃に数回、旅行で訪れたことがあったんですが、その時の街並みやカフェ、ホテルの内装がとにかく可愛くて衝撃を受けました。たまたま友人がパリで買い付けたお皿をマルシェで見つけて購入したり、譲り受けたチェストもヨーロッパ風で、お店の雰囲気が自然とパリの空気を纏ったような空間になっていったんです。」

パリの鮮明な記憶たちが、今の空間を育ててくれたのかもしれませんね(^^♪

オーナー・松尾朋子さん

スウェーデン語で『KAFE MJUK（カフェミューク）』。『MJUK』には、『やわらかい』という意味があるそうです。「MJUKが意味するやわらかさを持った店内で、ほっと一息ついていただければ。」と語る、松尾さん。

フランスのシンガー、カーラ・ブルーニの優しい歌声が流れる店内には、とても穏やかで、やわらかい空気が流れていました。静かに、ゆったりとした時間を過ごしたい方にとって、そっと寄り添ってくれるような空間です。

皆さん、ふぅ～っとひと息つきたくなったら、ぜひ『カフェミューク』へ。