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【SNS拡散】都心中心、オフィスビルに 《爆破予告》 多発か  「出勤中止になった」「帰宅指示出た」の声… デマの可能性も

  • 2025.11.11

SNSで情報拡散、デマの可能性も

東京都心オフィスビルのイメージ
東京都心オフィスビルのイメージ

2025年11月10日(月)から11日(火)にかけて、東京都内および首都圏の複数の大規模オフィスビルに対する爆破予告の情報が、X(旧ツイッター)などのSNS上で相次ぎ拡散されています。予告は主に電子メールなどで各企業に届いたとみられ、対象地域として港区の神谷町や赤坂、ほか横浜など具体的な地名がSNS投稿の中で複数言及されています。

SNS上では「出勤先のビルに爆破予告があり、急きょ出勤中止になった」「会社から早めの帰宅指示が出た」といった投稿が多く見られました。また「東京各地で同じことが起きている」「対象の規模が大き過ぎる」といった混乱や困惑を表す投稿が、10日の深夜から11日の未明にかけて相次ぎ、一部で騒然となっています。一部では、予告を受けてパソコンを取りに早起きしたためテレワークの意味がなかった、といった具体的な対応の内容も見られました。

しかしこの一連の情報拡散は、公的機関である警視庁や大手メディアからの公式な確認や詳細な報道が一切確認されていないという状況下にあります。このため、今回の予告は、社会的な混乱を目的とした大規模なデマや悪質なイタズラである可能性も高いと指摘されています。

実際に警視庁の公式ウェブサイトやXアカウントを確認しても、11月10日または11日にこの爆破予告の件について、市民への注意喚起や事件に関するニュースリリースは公表されていません。一般的に、警察は爆破予告のような脅迫事案に対しては通報があれば速やかに捜査を開始し、警戒を強化しますが、公式な情報発信がない状況は、事態がSNS上での拡散という“虚実不明”の段階にとどまっていることも示唆しています。

情報が主に匿名性の高いSNS上で拡散されており、裏付け情報がないという点からも、現時点では情報の信ぴょう性について懐疑的になるべきと言えそうです。

こうした場合は、SNSなどの未確認情報に振り回されることなく、公的機関や勤務先の正式な指示に従うことが重要です。万が一、爆破予告に関する情報を直接受け取ったり不審物や不審者を発見したりした場合は、速やかに110番に通報し、警察の指示を仰ぐべきです。また最新の情報は、引き続き公的ソースで確認することを強く推奨します。

(LASISA編集部)

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