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木星逆行が起こる、2025年11月12日から2026年3月10日にすべきこと、避けるべきことは?

  • 2025.11.7

2025年の木星逆行は11月12日から約4カ月間

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Planet Jupiter, on a dark background. Elements of this image furnishing NASA.Photo: archangel80889 / 123RF

夜空にひときわ輝く大きな惑星・木星が、2025年11月12日から2026年3月10日まで逆行します。逆行といっても実際に逆方向に進むわけではありません。木星より地球のほうが公転速度が速いため、地球が木星を追い越すときがあります。その際に地球から見たとき、木星が逆行して見えるという「見かけの天体現象」が起こるのです。古代の人々は、見かけではあってもそれが地球に何らかの影響を与えていると考えました。では、木星の逆行にはどんな意味が込められているのでしょうか。その話をする前に木星という星がいったいどんな星なのか、少し触れてみたいと思います。

木星は太陽系の中では5番目の惑星です。とても大きな星でその直径は約14万km。地球の約11倍もあります。地球から見ると夜空でとても明るく見える星で、肉眼で簡単に見つけることができます。そんな木星、実は「地面のない惑星」だということをご存知でしょうか。木星は主成分が水素とヘリウムからなる気体と液体でできた巨大なガスの球体で、地球のような固い地面をもっていません。これは太陽とほぼ同じ成分。つまり木星は、“太陽になりそこねた星”ともいえるわけです。中心部分には岩石と水が混ざったような核が存在すると考えられていますが、厚いガスに覆われていて直接は見えません。また望遠鏡で見ると、木星にははっきりとした縞模様があります。これは強力なジェット気流が東西に何本も走っているためにできるもの。この激しい気流のため、木星の天気はずっと嵐のような状態だといわれています。さらに、地球の約2万倍もの強い磁場をもっていることも大きな特徴です。これによって木星のまわりにはとても強力な放射線帯ができているそう。そういった木星の実態は、NASAのジュノー探査機などによって徐々に解明されてきました。

木星は地球の守り神? 古代には“王の星”と崇められた

Photo_ 123RF/ Maksym Yemelyanov
Solar system planets set. The Sun and planets in a row on universe stars background.Elements of this image furnished by NASA.Photo: 123RF/ Maksym Yemelyanov

木星はとても強い重力と磁場をもっているため、太陽系の掃除屋のような役割を果たしていると考えられます。たとえば地球に危険な隕石や彗星が飛んできても、木星の重力と磁場がそれを引き寄せて吸収してくれることが多いそう。1994年には、シューメーカー・レビ第9彗星が木星に引き寄せられて衝突。爆発した際の衝突跡が観測されました。もし木星が存在しなければ地球がその被害を受けていた可能性もあるそうで、まさに木星は地球の守り神のような存在といえるでしょう。

占星術の世界では、木星はどのように捉えられているのか。そして木星の逆行にはどんな意味があるのか、歴史的背景にも触れながら木星がもたらす意味について考えてみましょう。木星は肉眼で見える最も明るい惑星のひとつで、紀元前2千年ごろのメソポタミア文明時から特別視されてきました。古代バビロニアにおいて、木星は都市バビロニアの守護神・マルドゥク(Marduk)と同一視されたことから王権と正義の象徴だったのです。この時代に惑星の動きを記録して未来を占う天文占星術が確立し、木星は“王の星”とされ、国の運命を占う対象でした。紀元前5世紀ごろになると、バビロニアの天文学がギリシアに伝わり、木星はギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユピテルに重ねられます。ゼウスとユビテルは神話のなかでは「神々の王」であり「天空の支配者」でした。そこから木星は幸運、繁栄、正義、拡大、信仰、知恵といったものを象徴する「大吉星」であるという概念が生まれたのです。

このバビロニア由来の惑星観が東方に伝わり、中国でも水星、金星、火星、木星、土星の五惑星が体系化されます。それが陰陽五行説へと進展するのです。なかでも木星は陰陽五行の「木」に対応し、方位は太陽が昇る東を、季節は春を司るようになりました。そのどちらも東洋では発展・成長・希望・明るい未来を象徴します。中国で尊ばれた木星は別名を「歳星」と呼ばれ、天の正道を示し、国家の安泰を占う星とされてきました。この中国での思想が、7世紀の飛鳥時代に暦とともに日本に伝来します。そして中国同様、木星の運行によって国家の吉兆が占われるようになったと考えられています。

古文書を紐解くと、『日本書紀』に、「二十一年春二月、歳星、東方に行く」との記録がありました。これは「推古天皇21年(613年)の春、2月に木星が東の方向に移動した」いう意味だそうです。北半球ではほとんどの星は東から昇り、南の空を通って西へ沈んでいくように見えます。ところが「東方に行く」というのは、西から東へと逆方向に移動したということではないかという説。それが真実なら、すでにこの時代から木星の逆行は観測されていたことになりますから驚きです。

木星逆行中は立ち止まり、内的熟成に集中する期間

Woman writing on diary

前置きがだいぶ長くなりましたが、木星という星がいかに特別な天体であり、いにしえの人々もその動きを見守っていたということがわかると、今回の木星逆行も注目すべき天体現象であることがおわかりいただけると思います。木星の逆行は決して珍しい出来事ではなく、年に4カ月くらいは逆行する期間があります。つまり毎年ほぼ3分の1の期間、木星は逆行中なのです。

木星は占星術では物事を拡大し発展させる惑星。通常の順行期間は、それらが外へと向かって活発に働きます。しかし、逆行時にはそのエネルギーが内面へと反転。言い換えると内的熟成の期間とされ、反省、再評価、信念の見直し、内面の成長といったことにスポットがあたります。たとえば、次のようなことが主なテーマとなるわけです。

・今までの価値観・信念・理想を見直す

・自分にとって真の豊かさを問い直す

・目標の修正や計画の見直しを行う

こうしたテーマを今一度、立ち止まってより深く考えてみるのが逆行のときにすべきことです。逆行期間中にしっかりと内面を熟成させた人は、順行に戻ったときそれらが花開くような出来事が起こってきます。自分の才能や能力、今まで努力して深めてきたことを世に出すチャンスを木星が授けてくれるでしょう。今回は1カ月ごとに段階を追って、私たちが木星の逆行中に行うべきことを占ってみました。

木星逆光中・月ごとのテーマと実践例

Antique clock at wall with wallpaper

2025年11月:棚卸し月

逆行が10日からスタートします。10日以降はまずウォーミングアップのつもりで、過去の行動や成果を振り返ることから始めましょう。特に木星が蟹座へと移動した6月10日以降の課題やプロジェクトをチェックしてみて。未着手のもの、現在進行中のもの、完了したものと分けてリストにしてみましょう。

2025年12月:取捨選択の月

11月に棚卸しした過去の行動や成果のなかに、何か不要なもの、やらなくていいもの、やり始めたけど思うように進まないものなどがあるはずです。それを思い切って手放しなさいと木星が伝えています。より選択肢を絞って集中することで、幸せになるために何が重要なのかが見えてきます。

2026年1月:やり残しからスタートする月

新年を迎える1月は、本来実現させたい夢や願望、1年の計画を描くときです。しかし、2026年の幕開けは幸運のありかを示す木星が逆行中。そのため1月に入ってから1年の目標を立ててもやや遅い模様。12月のうちに2025年の反省点を踏まえて2026年に何を行うか、ある程度決めておく必要があるでしょう。その上で年明けは昨年に足りなかった部分、やり残した部分から手をつけなさいと木星のお告げ。まったく新しいことをスタートさせるのは、逆行が明けてからがベストです。

2026年2月:再度見直し・調整の月

2月になると、さらに何か調整が必要な項目が出てくるはずです。仕事にしてもプライベートにしても、再度ここで見直して再調整のためのアクションを起こしておきましょう。特に何度も同じことが起こる、もしくは考えがいつも堂々めぐりになる、何かに足を引っ張られている、といったことがある場合はすぐにでも再調整が必要というサイン。先延ばしにしないですぐに着手しましょう。

2026年3月:総仕上げ・次のステップへの準備の月

いよいよ3月11日の12時12分ごろ、木星が順行へと変わります。逆行中にしっかりと準備をしてきた人には、ここから次々に幸運へのチャンスが訪れるでしょう。そのきっかけは2026年の場合、とても身近なところにあると木星は予言しています。目新しいことが突然飛び込んでくるのではなく、日常のちょっとした変化や親しい人との関わり、毎日見ているもの接しているもののなかにありそう。それだけに見過ごしやすいのも確かですが、きちんと準備してきた人ならきっと気づくはずです。

最後に木星の逆行中にしてはいけないこと、気をつけたほうがいいことについて書いておきます。木星逆行は決して不運や運気の衰退をもたらすものではありませんが、先にも記したように古くから、国家の行方や個人の未来を占うときに何らかの影響があるとされてきました。なかには注意すべき事柄もあります。これは逆行という天体現象を通じて、自然の見えざる力が私たちに教えてくれる戒めのようなものかもしれません。

木星逆行中に心がけたい、7つのルール

Trees with Sun rays

1. 物事の拡張・拡大は控えめに。事業の拡大や大きな投資は慎重に行うこと。

2. 転居、転職の計画はよいが、実行に移すのは順行のときの方がスムーズ。

3. 自分の能力や健康を過信しない。自分だけは大丈夫と侮らない。

4. 失敗しても落ち込まない、自分を責めない。どんな失敗をしても人はやり直せるし、そのチャンスは与えられるというのが木星の教え。

5. 人によって態度を変えてはいけない。逆行中のときは人を見る目が曇りやすい。誰が味方で誰が敵かがわかりにくいので、誰にでも平等に同じように接しておくことが大切。

6. 物をやたらと増やさない。木星逆行のときは物を減らすのはよいが、増やすのはNG。ますます物事が散逸し収拾がつかなくなる。物を1つ増やしたら1つ減らすくらいの気持ちが大事。

7. 3人の人に聞いて3人とも「うまくいかない」といったことはやめたほうがいい。2人もしくは1人であれば必ず突破口がある。

木星はただの夜空の明るい星ではなく、歴史と文化、占星術のなかで人類の知恵と結びついた特別な天体です。逆行期間を賢く活用することで、自分の努力と準備に根差した真の幸福や成長を木星はもたらしてくれます。今年の11月から始まる木星逆行は、まさに幸運を自分の手で育てる時期。焦らず丁寧に自分自身と向き合いながら過ごすことで、春には大きな前進が待っているでしょう。

Horoscope & Text: Glorious Hoshiko Editor: Nanami Kobayashi

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