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“2年の誠意”から“約束の再会”へ——櫻井翔の“言葉”が刻んだ、国民的アイドル・嵐が迎える有終の美【あの日の名言を振り返る】

  • 2025.12.3
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

「嵐が活動休止を発表——」

そのニュースが駆け巡った2019年1月27日。
日本中が驚きと衝撃に包まれたあの日、会見の場で櫻井翔は静かに、しかし力強くこう言葉を紡いだ。

我々からの誠意は、およそ2年近くの期間をかけて、感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これは我々の誠意です。
出典:2019年1月27日「嵐・活動休止会見」の櫻井翔コメントより

ただ活動を止めるのではなく、“ちゃんと終えるための時間”を選ぶこと。その言葉には、20年以上共に歩んできたファン、スタッフ、関係者…そして嵐自身への覚悟と責任が詰まっていた。

発表の直後には「無責任では?」という厳しい質問も投げかけられた。けれど、その問いに対して櫻井は真っ直ぐに答えた。

その姿勢と行動をもって、それが果たして無責任かどうかという判断いただけたらと思ってます
出典:2019年1月27日「嵐・活動休止会見」の櫻井翔コメントより

そこにあったのは、逃げる姿ではなく、真正面から向き合う姿だった。

“誠意”を行動で示し続けた2年間

その言葉は、会見を終えた瞬間から現実となった。

嵐は活動休止までの2年間、全速力で走り続ける。ラストイヤーに向けた全国ツアー、アルバム『This is 嵐』のリリース、世界中のファンとつながった配信ライブ「This is 嵐 LIVE」の開催。

どのステージも、どのメッセージも、“ありがとう”を伝えるために積み上げられた時間そのものだった。SNSやYouTubeでも積極的にファンと交流し、オンラインライブでは、時間も距離も越えて、多くのファンの涙を呼んだ。あの日の会見で交わされた「誠意」という言葉は、言葉だけではなく、確かに“行動”によって証明された。

SNSには、「すごく贅沢な空間、技術が間違いなく最高峰でした」「とにかく楽しくて、本当に幸せだった」と、多くの感謝が溢れていた。

そして今——再会へ。嵐は帰ってくる

活動休止から数年。ついに、あの日の“約束”が動き出す。

嵐が再びステージへ戻り、ラストライブ『ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI』の開催が発表された再会の知らせが届いた瞬間、SNSには喜びの声が広がった。

「帰って来るのうれしすぎる、すごく会いたかった」「約5年越しにまた会おうと言ってくれる奇跡」「あの日の続きと、旅立つ5人の背中を見守りたい」あの日の涙は、今、希望に変わろうとしている。

櫻井翔の名言が、なぜ今も胸を打つのか

“誠意”という言葉は簡単に聞こえる。けれど、誠意を貫き続けることは難しい。

約束した2年間で感謝を届け、約5年の休止期間は静かに未来へ向かい、そして、約束の「再会」を果たすために戻ってくる。

言葉に責任を持つこと。言葉を行動で裏付けること。

日本の国民的グループ“嵐”が長く愛されてきた理由は、その一点に尽きるのかもしれない。

「ありがとう」は続いていく

嵐という物語は、終わりではなく、ひとつの節目を越えて、新しいステージへと進もうとしている。

また会える日を信じて待っていたファンにとって、ラストライブの発表は、約束が時間を越えて“現実”になった瞬間だった。歓声の波、光の海、5人が並んで見せる最高の笑顔。その光景に立ち会えたとき、きっと誰もが思うだろう。

「やっぱり嵐って、すごい」

嵐は、これからもずっと日常にそっと寄り添い、背中を押してくれる存在であり続けるだろう。


※記事は執筆時点の情報です