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意外と読めない?【漢字クイズ】「反故」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.11.23

人は常に、必要なものと不必要なものを取捨選択しながら生きています。そして、必要なものを増やすことは簡単なのに、不必要なものを処分することって実は難しかったりしますよね。

今回はそんな不要なものを意味する「反故」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「反故」はなんと読む?
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書き損じた紙が語源

「反故」の正しい読み方は「ほご」ですが、かつては「ほうご」「ほぐ」などと読んでいたこともありました。

「反」が「ひっくり返す」、「故」が「古い」という意味を持ちます。紙が貴重だった時代に、書き損じた紙をひっくり返して再利用していたことから、もともとは「書画などをかきそこなったりして、いらなくなった紙」のことを呼んでいました。

そこから「不要なもの」「役立たないもの」を指すようになり、現代では「無効」「取り消し」「破棄」という意味まで持つようになりました。

「反故」の使い方

日常ではなかなか耳にすることのない「反故」という言葉ですが、私たちの生活の中で使える場面はたくさんあります。

例えば約束を破ってしまった場合に「約束を反故にして申し訳ない」と言ったり、一度作ったものを新しく作り直す場合には「書き終えた原稿を反故にして、一から書き直した」などと言うことができます。

早速今日から使ってみてくださいね。きっと周りから一目置かれること間違いなしです!


参考文献:大辞林

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!