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意外と読めない?【漢字クイズ】「霞」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.11.18

春や秋の朝に、ぼんやりと景色がかすんで見える日がありますよね。
そんな風景を表す美しい言葉のひとつが「霞」です。

地名にもよく見られるこの漢字。
「う~ん、なんて読むんだっけ?」と思ったこと、ありませんか?
今回はこの言葉にスポットをあてて解説していきます。

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問題 「霞」の正しい読み方は?

答え

正しい読み方、わかりましたか?

正解は……「かすみ」です。

いかがでしたか?すぐに読めましたか?
この「霞」という字は、実はとても古い歴史を持つ美しい漢字なんです。

「霞」の状態や様子を知り、四季の美しさを感じよう

「霞」の語源には諸説ありますが、もともとは「霧(きり)」や「靄(もや)」と同じく、空気中の微細な水分や塵が光を反射して景色をかすませる様子を指します。

ただ「霞」は春に使われ、「霧」は秋や冬に用いられることが多く、四季のある日本ならではの表現といえます。
実際には通年で発生するものですが、特に俳句の世界では「霞」は春の季語として親しまれ、「霧」は秋の季語として区別されてきました。

また、「霞」は「雨」と「叚(か/かすむ)」を組み合わせ、“かすむ”という意味を表している形声文字です。

日本の文化や文学の中で「霞」は、ただの自然現象を超えた存在です。
「人生のはかなさ」や「思い出のぼやけた情景」を表す比喩としても使われ、古くから詩や和歌に登場してきました。

たとえば清少納言の『枕草子』
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少しあかりて紫だちたる雲の細くたなびきたる」という一節がありますね。原文に「霞」という語は登場しませんが、白くかすむ春の情景としてしばしば“霞”のイメージと結びつけられています。

この情景に漂う“霞”こそ、春の象徴といえるでしょう。

「感じ」させることば「霞」

「霞」という漢字には、単なる気象現象を超えた“日本人の感性”が宿っています。

ふと外を見て、景色がやわらかくぼやけて見えたとき。
それはきっと、「霞」があなたの心に優しく語りかけているのかもしれませんよ。

また次回の漢字クイズでお会いしましょうね。


参考文献:『広辞苑 第七版』岩波書店、『OK辞典』 ほか


文(編集):桜うさぎ

小学生から高校生までの国語の講師として個別指導・集団指導にあたる。ふと目にした気になる漢字や文字の意味・成り立ちを楽しく伝える方法を探りつつ、日本語のすばらしさを実感する日々を送っている。