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「納得」「だから若いのか」Netflix第1位“返り咲き”ドラマ、30年後の姿の“カラクリ”を脚本家本人が説明

  • 2025.12.7

大泉洋が“ちょっとだけエスパー”な主人公を演じる風変わりなSFラブロマンス『ちょっとだけエスパー』の第7話が12月2日に放送された。初回放送以来2度目のNetflix『今日のシリーズ TOP10』で第1位に返り咲き、注目を集めているドラマである。

脚本は、『アンナチュラル』『海に眠るダイヤモンド』の脚本家・野木亜紀子が務め、大泉洋の妻役に宮﨑あおい、大泉と同じくエスパーの能力を持つ人物に、ディーン・フジオカ、高畑淳子、宇野祥平。彼らに司令を出す会社『ノナマーレ』の社長役に岡田将生、謎の大学生役に北村匠海という豪華俳優陣が出演している。

この記事では、7話の見どころを視聴者の反応と共に解説していく。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

選ばれし者

市松(北村匠海)側の指示役“アイ”は、なんと未来の市松自身だった。アイによると、市松は将来エスパーになる薬を開発するという。その薬のレシピを盗まれた上、2025年に送信され、未来が変わってしまう。アイは、歴史改竄の罪に問われ死刑宣告されており、その未来を阻止するために市松にコンタクトをとっているのだった。

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『ちょっとだけエスパー』第7話 (C)テレビ朝日

さらに、もともと“花咲かせ”だけだった桜介(ディーン・フジオカ)の能力は、酸化を促すものだと判明する。息子の紫苑を危険なことに巻き込んでいると思い、怒りのあまり掴み掛かった市松の老化を急速に早め、殺しかけてしまったのだ。

同じ頃、円寂(高畑淳子)と半蔵(宇野祥平)は、かつてミッションで救ったはずの千田守が急死していた事実を知り、自分たちが原因ではないかと怯え始める。これまで信じてきた使命は本当に正義だったのか。世界を救うどころか、1,000万人の命を奪う可能性すら浮上する中、文太たちの心は揺れ動く。

四季が選んだ道は

文太は、“現在の文人”に会いに行くが、彼には四季の記憶がまったく残っていなかった。本来、四季(宮﨑あおい)と文人が出会うのは翌年、2026年4月の出来事であり、まだ接点が生まれていない時点だったためだ。

文太が家に戻ると、記憶を取り戻した四季のもとへ兆が訪ねてきていた。今年の4月、つまり四季と文人が出会う1年前の時期に現れた兆は、「四季を守るためだ」と告げ、未来の2035年までの10年間の記憶を脳に格納する“ナノ・レセプター”という液体を飲ませに来たのだ。しかし、その処置の最中に大規模停電が発生し、四季の未来と現在の記憶が混線してしまい、混乱状態に陥っていたことが判明する。

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『ちょっとだけエスパー』第7話 (C)テレビ朝日

兆は改めてナノ・レセプターを差し出し、“半年分の記憶を失う代わりに、正しく記憶を上書きできる”と説明する。しかし四季はその薬を拒み、「私のぶんちゃんは文太。あなたじゃない」とはっきり告げる。そして、部屋の陰でそのやり取りを聞いていた文太のもとへ歩み寄り、強く抱き締めるのだった。

このシーンに視聴者からは「ぶんちゃん選んで嬉しい」「最高の選択だった!」という称賛の一方で「文人ちょっと可哀想」など、文人への同情の声も上がるという、視聴者の熱量の高さが窺える。

兆の姿について脚本家が言及

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『ちょっとだけエスパー』第7話 (C)テレビ朝日

現在の兆が登場し、その容姿が30年後の姿と変わらないことに対して、「見た目そのままじゃ?」「若すぎる」「意味深」など一部の視聴者の間で議論を呼んでいた。このことについて、脚本家の野木亜紀子が「兆のビジュアル年齢はVチューバーと同じです」と投稿。30年後の実際の姿とは異なるという説明に視聴者からは「納得」「だから若いのか」「そういうことか」とコメントが寄せられている。

未来の市松=アイの事情は明らかになったが、兆の狙いは未だ謎のままだ。四季は文太をパートナーとして選んだが、兆は四季を救うために記憶を操作しようとしていた。兆は四季を何から守ろうとしているのか?次週の展開も見逃せない。


出典:
@chottodakeesper 『ちょっとだけエスパー』火曜よる9時【テレビ朝日公式】公式Xより(2025年12月4日投稿)
@nog_ak 野木亜紀子 公式Xより(2025年12月2日投稿)

テレビ朝日系『ちょっとだけエスパー』毎週火曜よる9時〜 放送
TVerで見逃し配信中
https://tver.jp/episodes/epbs5objcq