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「歌が下手な演技」「凄まじさに震えた」“抜群の歌唱力”を封印したアーティストの“翼をください”に大反響『ぼくたちん家』

  • 2025.12.7

日本テレビ系 日曜ドラマ『ぼくたちん家』の第8話が、11月30日(日)10時30分より放送された。主人公の心優しいゲイの男性・波多野玄一(及川光博)、中学校教師・作田索(手越祐也)、家庭に事情を抱える中学生・楠ほたる(白鳥玉季)という血のつながりも恋愛関係もない3人が、それでも同じ屋根の下で“居場所”を探す物語だ。第8話では、手越祐也演じる索の歌声が、SNSで大きな話題となっている。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

「完全に化学反応」「キャラ立ち良すぎ」意外なコンビに集まる注目

パートナーシップ証明書を取得した玄一と索は、いよいよ家探しを本格化させる。しかし、警察の松(土居志央梨)が玄一とほたるの関係に不信感を抱きはじめていた。松はほたるの身を案じ、玄一が何らかの圧力をかけているのではないかと疑い、井の頭(坂井真紀)から、聞き込みを開始する。

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日曜ドラマ『ぼくたちん家』第8話より(C)日本テレビ

玄一とほたるが本当の親子ではないことは、確信していた松は、さまざまな質問をするも、井の頭は曖昧な回答ではぐらかしていた。しかし、「ほたるさんは、波多野さんから暴行や脅迫を受けている可能性はないですか?」と、危険性などを追求すると、井の頭は、「ないです」ときっぱり言い切る。「どうして言い切れるんですか?」という松の質問に、「2人見てればわかるわよ」「ちゃんと見るところからでしょ」「瞳の形、横長の時と真ん丸なときあるんだとか、耳の裏も鼻もかわいいピンク色なんだとか」と、井の頭はヤギの話をしはじめた。不思議な回答にポカーンとする松。

松を演じる土居志央梨と、井の頭を演じる坂井真紀の独特な掛け合いは、以前からSNSで注目されていた。「2人ともキャラ立ち良すぎ」「意外なコンビ」「完全に化学反応起こしてる」など、毎週盛り上がっている。

「理想的」「見習おうと思った」

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日曜ドラマ『ぼくたちん家』第8話より(C)日本テレビ

一方で、玄一と索は、“公正証書作成のための共同生活シミュレーション”をスタートさせた。共に料理をしたり、不動産屋で物件探したりなど、仲睦まじい2人だったが、急に歌い出す玄一に、索は、複雑な表情をする場面も。索は、「聴くぞって聴く分には全然いいんですけど」「それ以外は、気持ちが振り回される感じがして」と、申し訳なさそうに打ち明ける。索の本音に玄一は、「嬉しい」「自分のことあんまり話してくれないので」と返す。そんなふたりの会話にSNSでは、「お互いを否定せず、我慢もせず理想的」「見習おうと思った」といった声があふれていた。

もともと歌手を目指していた玄一は、この物語で歌う場面が多く描かれている。玄一が歌いたくなるのは、自分の気持ちを知りたい時が多いと言う。索は、そんな玄一を不思議そうにしつつ、興味深そうに聞いていた。

「歌が下手な演技」「凄まじさに震えた」歌手・手越祐也を封印した場面に大反響!

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日曜ドラマ『ぼくたちん家』第8話より(C)日本テレビ

張り込みをしていた松が、とうとう玄一の自宅に訪ねてきてしまった。その日は、索の元カレである吉田亮太(井之脇海)やパートナー相談所の百瀬まどか(渋谷凪咲)、不動産屋の岡部成治(田中直樹)も、井の頭アパートの内見に来ており、その場に居合わせていた。玄一と索、ほたると井の頭も揃い、総勢8名が揃うなかで「楠ほたるさんの父親のふりをしているとのこと間違いないですね?」と松が切り込む。

最初は、犯罪の可能性があるとしていた松も、玄一の様子やその場にいた皆からの話を聞き、恐らく逮捕はされないと告げた。しかし、玄一に任意の取り調べを受けてもらうこと、中学校や児童相談所に連絡をすると続ける。すると玄一は、「別れましょう。作田さん」「全部、俺がやったんで」「作田さんの名前は警察にも学校にもどこにも出さないでください」と言い出した。

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日曜ドラマ『ぼくたちん家』第8話より(C)日本テレビ

別れを告げられた索は、玄一の腕を引き車に乗せた。ほたるも一緒に、予約していたクリスマスケーキを引き取りに行き、索は自分が育った施設にケーキを届けた。そして、施設を出た直後、「歌ってみる。」と言い、思い出の楽曲“翼をください”を歌い上げる。索は、歌うことにも慣れていないが、自分の感情を口にすることも苦手。以前聞いた“自分の気持ちを知るため”に歌う玄一の話を思い出し、自分の気持ちを知るために歌ったのだ。そして、共に家を買って過ごす未来が、“楽しみで嬉しい”と言う正直な感情を打ち明けた。

クールな索が精一杯、自分の気持ちを口にしたこの場面には、大きな反響が起こっている。索を演じている手越祐也は、歌唱力に定評のあるアーティストだが、“歌い慣れていない索”としての歌声を披露した。「歌が下手な演技やばい」「手越祐也が改めてすごかった」「隠しきれないうまさはあるけれど、でも索だった」「手越祐也の凄まじさに震えた」と、SNSでは大絶賛の嵐がおこっている。

索の想いを受けて、玄一は共に生きていく覚悟を決める。そんな2人を見ていたほたるも、将来の夢を打ち明け、3人の絆が強固なものになっていた。第9話では、“偽りの親子関係”に大きな変化が起こる様子も描かれており、クライマックスに向けた今後の展開も、見逃せない。


日本テレビ系 日曜ドラマ『ぼくたちん家』毎週日曜よる10時30分〜

ライター:朝倉 結(あさくら ゆい)
ヨガ講師として活動をしつつ、編集やライティングもしています。お気に入りの映画やドラマ、音楽は、繰り返し視聴して、魅力を深掘りするのが好きです。