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「神がかってる」「使い方が贅沢」朝ドラや大河などの“名バイプレイヤー” 短時間でも“濃い”存在感『シナントロープ』

  • 2025.11.30

テレビ東京系 ドラマプレミア23『シナントロープ』の第8話が、11月24日に放送された。初回放送後にTVer見逃し配信再生数100万回を突破。その後もXでは考察が飛び交う、話題のドラマだ。本作は、アニメ『オッドタクシー』の脚本を手がけた此元和津也が、原作と脚本の両方を担当し、完全オリジナルとして描き下ろした作品である。監督を務めるのは、映画『もっと超越した所へ。』などで注目を集めた山岸聖太。二人のタッグによる、新感覚のミステリードラマだ。

冴えない大学生・都成剣之介を演じるのは水上恒司。彼が心を寄せるヒロイン・水町ことみを山田杏奈が演じる。そのほか、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃といった、いま最も勢いのある若手俳優たちが集結し、物語に厚みを加えている。

この記事では、第8話の見どころについて解説していく。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

「月が綺麗ですね」

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(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

シナントロープに何者かが侵入した可能性が浮上した翌朝、水町(山田杏奈)が店内を見回したものの、特に異常は見当たらなかった。開店前に出勤してきた都成(水上恒司)から合鍵を預かり、昨夜の行動を確認する水町。しかし都成は、その様子を嫉妬と取り違えてしまう。

その頃、志沢(萩原護)はひと目惚れした相手・忍(高梨みちる)とメッセージのやり取りを続けていた。水町の助言を受けた志沢は、東京で宿を探しているという忍と会う約束を取りつけることにする。

都成にピンチが迫る

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(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

ホテルへデリバリーにやってきた都成は、部屋に置いておくようにという言付け通りに部屋に入ったところ、龍二(遠藤雄弥)に遭遇してしまう。そして、都成はシマセゲラではないかと疑われる。しかし、都成は偶然にも睦美(森田想)が探している覆面の男・クルミを前日に目撃しており、その姿を捉えた動画を龍二らに渡して逃してもらおうとするのだった。

名バイプレイヤーの役どころは?

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(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

折田の依頼を受けてマンションの見張りをしていた若い男(栗原颯人)は、おじさん(山本浩司)に対して、「折田を敵に回したのではないか」と尋ねられる。そして、この見張りは折田からの依頼ではないだろうと問い詰められる。このおじさんについては、正体不明なまま展開が進んでいるが、演じるのは山本浩司。

2007年邦画の助演俳優出演本数ランキングで第3位を獲得した経歴を持つ。また、連続テレビ小説『らんまん』『エール』など計4本出演、大河ドラマ『青天を衝け』『鎌倉殿の13人』に連続で出演を果たす名バイプレイヤーの1人だ。視聴者からは本ドラマでの山本の立ち位置について「クセあり」「キャスティング神がかってる」「山本さんの使い方が贅沢」「出演時間少ないのに濃い」など注目を集めている。

折田が都成と水町に目をつけたことが明らかになった今回のエピソード。山本が演じるおじさんとは一体何者なのか。ますます目が離せない展開になってきた。


テレビ東京系 ドラマプレミア23『シナントロープ』月曜よる11時06分〜

ライター:山田あゆみ
Web媒体を中心に映画コラム、インタビュー記事執筆やオフィシャルライターとして活動。X:@AyumiSand