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25歳の若手俳優が魅せた“高校生役”に称賛の声「話し方ひとつで」「等身大」秋ドラマ2作品で“異なる顔”を演じた驚異の演技力

  • 2025.12.3
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新原泰佑 (C)SANKEI

今期、複数のドラマに出ている注目俳優のひとりが新原泰佑である。

舞台でも活躍を見せており、今年はミュージカル『梨泰院クラス』に出演した。2025年には『第32回読売演劇大賞』にて杉村春子賞を受賞している。そんな彼が秋ドラマで出演しているのがテレビ朝日で火曜よる9時から放送中の『ちょっとだけエスパー』と、テレビ東京で水曜深夜1時から放送中の『25時、赤坂で Season2』の2本だ。

2作品で全く異なる魅力を見せる新原泰佑を紹介する。

※以下本文には放送内容が含まれます。

『ちょっとだけエスパー』

脚本が野木亜紀子氏ということもあり、オンエア前から話題となっていた『ちょっとだけエスパー』。会社をクビになり、家族も貯金も失い、人生どん底状態のサラリーマン・文太(大泉洋)が主人公。そんな文太が「ちょっとだけエスパー」になって世界を救うというSFラブロマンスだ。

新原が演じるのは紫苑という青年である。文太のちょっとだけエスパー仲間である桜介(ディーン・フジオカ)の息子で文太たちと敵対するポジションだ。というのも、紫苑たちは文太たちを束ねる兆(岡田将生)が将来的に“1000万人の命を奪う”と思っている。文太たちのミッションを阻止することが未来のためであると考えているのだ。そんな紫苑たちの行動は自分たちがやっていることは正義であり、“ちょっとだけ”とはいえ世界を救うのだと信じていた文太たちの心を揺さぶることになる。

紫苑の設定は高校生であり、共に戦う市松(北村拓海)や九条(向里祐香)の中では年下ということになるが、新原自身は25歳と実際の年齢は離れている。しかし、高校生役がしっくりと来ており、「等身大の高校生でかわいかった」「話し方ひとつで高校生っぽさを出せる新原くんすごい」と絶賛の声も。ちなみに、2025年には『御上先生』にも出演。ここでは松坂桃李演じる御上の兄で、高校生のときに自ら命を絶った宏太役を熱演。その際も高校生役だったわけだが、瑞々しい演技と悲痛な心を表現する演技でインパクトを残した。

『25時、赤坂で Season2』

一方、『25時、赤坂で Season2』では駒木根葵汰と共に主演を務める。芸能界を舞台に俳優同士が恋に落ちるラブストーリーだ。人気俳優・羽山麻水を駒木根葵汰が演じ、羽山と共演したドラマがきっかけで人気俳優となった白崎由岐を、新原泰佑が演じる。

俳優として走り出したばかりの白崎は、さまざまな壁にぶつかり、苦悩を抱えるが、ひとつずつ、真摯に、そして全力でぶつかっていく。その姿は、観ていて励まされる人も多いのではないだろうか。そしてときには恋人であり、尊敬する俳優である羽山からの言葉を受けて前を向くことも。

また、『25時、赤坂で Season2』の見どころのひとつが、互いが愛おしくてたまらない、という愛が画面越しにも伝わってくるラブシーンだ。美しく、言葉がなくとも想いが伝わってくるのは俳優ふたりのパワーと言えるだろう。

白崎は基本的に仕草や言葉にキュートさが滲んでいるが、羽山の前になると、“好きな人にしか見せないかわいい顔”を覗かせる。声にも甘さがはらみ、口調も少しだけ甘えたものに。大切な人だけにしか見せない表情の作り方というのがとても印象的だ。

一方で、作中では白崎の仕事に対する熱量の高さも強く感じられる。芸能界が舞台ということで、劇中劇もたびたび登場する。Season2では舞台のオーディションを受けるというエピソードがある。白崎はここで主役を射止めるわけだが、オーディションの演技、舞台の稽古中に演出家からダメ出しをされる演技、覚醒後の演技、とひとつの役に対して三段階の演技を見せた。もちろん、白崎としての演技もあるわけで、一作で新原の演技の奥深さを観ることができる。特に最終話では舞台初日を迎えるので、またひとつ違う演技が見られるかもしれない。

この秋、2作品で多面的な魅力を見せた新原泰佑。今後、どのような役を演じるのかますます期待が高まる。


ライター:ふくだりょうこ(Fukuda Ryoko) うさぎと暮らすライター。シナリオやインタビュー、コラム、エッセイなどを中心に執筆。小説とお酒と音楽とドラマがあればだいたいご機嫌。