ジョニー・デップ、タイ・ウェスト監督作『クリスマス・キャロル』のスクルージ役に抜擢

タイ・ウェスト監督がチャールズ・ディケンズの古典『クリスマス・キャロル』を映画化する『Ebenezer: A Christmas Carol（原題）』で、ジョニー・デップが主人公のエベネーザ・スクルージを演じる。ウェスト監督は、ミア・ゴス主演のホラー三部作『X』、『パール』、『MaXXXine マキシーン』を手がけた新鋭。

ドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』のナサニエル・ハルパーンが脚本を担い、『To Leslie トゥ・レスリー』でアカデミー賞主演女優賞候補となったアンドレア・ライズボローが共演する。「ディケンズのロンドンを舞台に、一人の男が過去と現在、そして未来と向き合い、セカンドチャンスを求めて超自然的な旅を繰り広げる、スリリングなゴーストストーリー」となるそうだ。製作するパラマウント・ピクチャーズは、2026年11月13日に全米公開予定と発表している。

元妻アンバー・ハードとの名誉棄損裁判後、マイウェン監督による仏語映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』（2023）など、独立系の作品に出演してきたジョニーだが、マーク・ウェブ監督によるペネロペ・クルスと共演のスリラー『Day Drinker（原題）』でハリウッド大作にカムバックを果たすことが決まっている。また今年9月、ジョニーは自身2本目となる監督作品『Modi — Three Days on the Wings of Madness（原題）』をサン・セバスティアン国際映画祭でお披露目しており、11月から全米公開される予定だ。

Text: Tae Terai