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ラブホ密会でお騒がせ…小川晶市長(42歳)“男女の関係はない”主張が法と心理で崩れる理由

  • 2025.10.23

法律的には“ほぼ黒”? ラブホ密会はこう見なされる

小川晶市長(2025年10月17日撮影、時事通信フォト)
小川晶市長(2025年10月17日撮影、時事通信フォト)

「続投を撤回し、直ちに辞職を」――群馬県・前橋市の小川晶市長(42)が既婚の男性職員とラブホテルで複数回密会していた問題で、前橋市議会の最大会派を含む7会派が22日、小川氏に辞職を要求する文書を共同提出しました。大半が市長の続投を望まないという、異例の事態に発展しています。

本人は「プライベートのこと」とし、会見でも詳細な説明を避けていますが、市議会からの辞職要求により、市民の不信感は頂点に達しています。小川市長は“男女の関係はない”と主張しますが、一体これは信じていいものなのでしょうか? 本記事では「ラブホ=アウトなのか?」という疑問に対して、心理的・法律的な観点から読み解いていきます。

”ホテルに行って何もしなかった”というのは、現実的にゼロではありません。たとえば以下のような理由で、実際に何もなかったケースもあります。

(1)相手を本命として大切にしたかった(2)避妊具などの準備がなく、リスクを避けたかった(3)途中で気持ちが冷めた(4)酔いすぎて眠ってしまった(5)単に、落ち着ける場所を探していただけだった

最近では、水ドラ25「ソロ活女子のススメ」(テレ東)の影響もあり“ひとりラブホ”を楽しむ人も増えているといいます。テレビ付きの大きなお風呂やベッド、カラオケやルームサービスがそろうラブホテルは、快適空間としても注目されているのです。とはいえ、相手が既婚者であったり、異性との密会である場合の話は別。特に信頼関係や立場が絡む関係性では、「何もしてない」だけでは通用しにくいこともあります。

では、法的な視点ではどうでしょうか。弁護士によると、「ラブホテルに出入りした写真や動画は、不貞行為の強い証拠として扱われる」のが一般的とのこと。実際の行為を撮影した証拠がなくても、密室で異性と一定時間を過ごしていれば、「肉体関係があった」と判断されやすいのが現実です。もちろん、例外的に「不貞行為なし」と判断された裁判例もあります。ただしそれはかなり特殊なケース。多くの裁判では、ラブホテルに出入りした事実だけで黒判定が出る可能性が高く、「何もしていない」は説得力に欠けると見なされます。

今回の小川市長のケースに限らず、男女の関係はないという主張は説得力に欠けると受け止められがちです。とくに公人である以上、疑われるような行動自体を避けるべきだったと言えるでしょう。もちろん、誰しもプライベートはありますが、信頼される大人であるためには、誤解を招くリスクも想定した行動が求められます。恋愛でも仕事でも、「何もしてない」は時に最も信じてもらえない言葉になる。だからこそ、大事なのは“言い訳しなくてもいい行動”を取ることなのかもしれません。

(おおしまりえ)

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