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「まるで天国のよう」息を飲むぜいたくな北海道の絶景!「ご来光&雲海」に大満足の登山【北海道・トマム山】

  • 2025.10.17

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を紹介する連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」。

自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」が盛りだくさんです!

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

北海道占冠村の「星野リゾート トマム」でスタートした特別な1泊2日…!
目指すはご来光&雲海のここだけでしか見られない絶景です!

前日にクマ対策をしっかり学び、おいしいビュッフェを堪能し、いよいよ登山の日を迎えます。

いよいよ登山当日!

朝3時50分に、全員寝坊することなく集合!
「ワクワクして眠れなかったよ」という方も…。

今回登る「トマム山」はリゾート内にある山で、標高は1239メートル。
かなり高く感じますが、ゴンドラで一気に雲海テラスへ向かえば、歩く距離は600メートル程度に短縮でき、初心者でも簡単に30分ほどの登山でたどり着けます。

Sitakke

「おはようございます!」と登場してくれたのは「星野リゾート トマム」の鈴木和仁さん。

気象条件や地形を熟知し、雲海が現れる瞬間を誰よりも知る、プロフェッショナルの鈴木さんは「雲海仙人」と呼ばれています。

鈴木さんによると、トマムで雲海を見られる確率は5月から10月のシーズン中はだいたい40%。

前日晴れて風がない状態で星空が出ていること、そして当日も晴れていることが雲海の出やすい条件だということです。

Sitakke
前日夜の星空はこんな感じ…!

実は登山の前日、ホテルにチェックインした日の夜はきれいな星空が見えていました!
これは期待できるのでしょうか…

みんなでストレッチをしてから、いざ登山へ出発!

登山スタート!

Sitakke

早朝や日没後の登山は要注意。
周囲が明るくなってきてから、浦田さんの同行のもと、前日のレクチャーを生かしてクマ対策を意識しながら登山道に入ります。
一人にならないこと、みんなで話しながら一緒に登ることも、大切なクマ対策です。

クマスプレーや、イベント参加特典でお渡ししたクマ鈴も持って、安全第一でレッツゴー!

Sitakke

一列になって登山スタート。
すると…

Sitakke

見渡す限り、雲が一面に広がっています!やったー!

雲海仙人の鈴木さんいわく、これが「トマム型雲海」と呼ばれる種類の雲海。
晴れたことで放射冷却が起こり、水蒸気が水滴になることで層雲ができるのだそう。
低いところにできるため、こうやって山に登っているとまるで雲の上を歩いている気分になれます。

Sitakke

「まるで天国のよう!」参加者のみなさんもパッと笑顔に!

そして、そこにご来光が差し込みました…。

Sitakke

真っ赤な太陽が、山の稜線を赤く染め上げていきます。
これは感動…。思わず息をのむ景色でした。

Sitakke

ご来光と雲海、この2つを同時に拝めるなんて、なんて贅沢な時間なんでしょうか。
美しい自然に背中を押されて、30分後全員で登頂!

参加してくれた14人のメンバーは誰一人欠けることなく登頂できました!

Sitakke
山々ポーズをみんなでしてくれました

登山自体、初めてという方が大半だったのですが、きれいな景色が歩くパワーになったそう。
「楽しかった!」「登ってよかった」という声を聞くことができました。

下山後、雲海テラスであたたかいクラムチャウダーをいただきました。
やっぱり、山に登ったらもうひとつのごほうびは「ごはん」」です!

Sitakke

真っ白なクラムチャウダーは先ほどみた雲海のよう!!
早朝から登山をして空腹&風に吹かれて冷えた体をやさしく包み込むような香りが広がります。
ぷりっぷりのアサリやホクホクのじゃがいもがたっぷり入った、具だくさんの山ごはん!
トマム牛乳を使った贅沢な味わいを絶景とともにいただきます。

Sitakke

そして下山後には、再びみんなでビュッフェを楽しみました。
確実に消費カロリーを上回る摂取カロリーですが、いいんです。
これも登山あるあるですね。

トマムのアクティビティもすごかった!

Sitakke

下山してもまだ朝の7時!
1日を有効活用できるのも早朝登山のポイントです。

ということで、ここからはトマムのアクティビティ!
四輪バギーか、バードコール作りのどちらかを選んでもらいます。

バギーは、再びアウトドア。
トマムのリゾート内に広がる広大な自然を縦横無尽に駆け回ることができます!

オフロードも走れるバギー!
ハラハラドキドキする場面もありましたが、疾走感が気持ちいいアクティビティでした!

Sitakke

一方バードコールは、木と金属の棒をこすり合わせて鳥のさえずりに似た音を出す道具。
木のブロックに、はんだごてを使って思い思いのイラストを描き、世界に一つのバードコールを作成します。

参加してくれた方のバードコールにはかわいいメッセージが!

Sitakke
Sitakke
山々のロゴまで!すごい!

トマム山の言いたいことは山々ですが

Sitakke

1泊2日、山盛りに詰め込んだ特別宿泊プラン。「修学旅行みたいだった」という感想をいただきましたが、本当にその通りでした。

そして山頂の景色やおいしいごはん…思い返すと胸が高鳴る瞬間がたくさんありましたが、一番幸せだったのは、参加者の皆さんが笑っているときでした。

なんだか文章にすると、きれいごとみたいになってしまうのですが…噓偽りなく、ほんとにほんとです。

そして、参加者の方から「登った後の景色に元気が出た」という言葉をかけてもらえました。
北海道の山の魅力を知ってもらえること、楽しんでもらえることがこんなにもうれしいなんて!
入社5年目で、この仕事の楽しさを改めて感じられた気がします。

Sitakke

みなさんと一緒に見られた景色と、伝えてくださった色々な温かい言葉を、ずっと忘れずに胸に抱いて、これからも発信を続けていきたいと思います。

仕事や家庭や生活で、大変なことがある中、このイベントのために時間を作って参加してくださったみなさん、本当にありがとうございます!

そして、やりたいことに全力で協力してくれ、一緒に安全なイベントの遂行を実現してくれた「星野リゾート トマム」のみなさま、占冠村の浦田さん小田中さん、関わってくださったすべての方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます!

はあ…感慨深い…。

今後もSitakkeやテレビ・ラジオ、そしてリアルイベントも…色んな場所で山にまつわる発信をしていけたらとメラメラ燃えております!
みなさん!体力づくりと早起きの練習をぜひぜひお願いいたします。

※「星野リゾート トマム」の「雲海テラス」は2025年度の営業をすでに終了しています。2025年12月から「霧氷テラス」がスタートします。

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は登山時(2025年9月)の情報に基づきます。

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