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色とりどりに染まる紅葉を愛でる。秋に行きたい温泉宿10選

  • 2025.10.3

古より和歌に詠まれてきた紅葉は、日本人にとってもっとも秋を感じる原風景のようなもの。山頂からゆっくりと裾野に広がっていく色彩の変化は、派手さはないけれど心の静けさを運んでくる。そんな秋のしみじみとした時間と温泉を堪能できる宿を、全国からセレクト。小さな温泉旅館からラグジュアリーホテルまで、それぞれの宿が魅せる紅葉と温泉のコラボレーションに酔いしれたい。

BOSCAGE Kariya

「BOSCAGE Kariya」が位置する湯河原は、温泉と自然の美しさが融合した癒しの地。どの客室にも温泉露天風呂があり、美しい自然の借景を眺められ、中には「紅葉」と名付けられたお部屋もある。夜には敷地内の森がライトアップされ、闇の中に浮かび上がり、昼間の美しさとは違う紅葉の姿に、また新しい発見があるかもしれない。

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楓と樹

2024年11月、伊香保温泉の石段の頂きにグランドオープンした「楓と樹」。屋上のルーフトップでは足湯に入りながら、榛名の山々の紅葉と伊香保温泉街の景観を楽しめる。伊香保の紅葉をよりディープに堪能したいなら、標高1000mの見晴展望台へ向かう「伊香保ロープウェイ」に乗ってみるのもおすすめ。終点駅からは遥か遠くの赤城山や谷川岳の雄大な自然が作り出す、紅葉の錦が一望できる。

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草津温泉きむらや

草津温泉の湯畑のほとりに建つ「草津温泉きむらや」は1日1組のみの宿。その独特な佇まいは建築家の隅健吾によるもので、テーマは「湯畑の立体化」。ゴロゴロと積まれた浅間石と流線型の文様は、草津を流れる温泉を表現している。ひとつだけある内湯は源頼朝も入浴したと言われる「白旗の湯」を引いたもの。草津を代表する名湯だが、現在では6箇所しか引湯していない貴重な源泉を掛け流しで堪能できる。草津は標高が高い山々に囲まれているため、関東地方では比較的早い9月下旬から紅葉が始まり、湯畑周辺の温泉街では10月中旬以降も楽しめる。

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THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田

浅間山を眼前に臨む「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」は、食と空間、そして時間のマリアージュを楽しめるオーベルジュ。ここではテラスやガーデンもダイニングに仕立てられ、色とりどりの紅葉、通りすぎる風を感じながらの美食体験というスペシャルな時間を過ごすことができる。すべての客室にしつらえられた温泉風呂の大きな窓を開放すれば、半露天風呂として楽しむことも。昼は青い空、夜は星空を眺めながら、静かに流れる森の時間を堪能したい。

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鹿教湯温泉 三水館

江戸時代から「健康の湯」として知られる、鹿教湯温泉の里山にたたずむ「三水館」。体あたりがやわらかい木作りの内湯と、長野県で採石される「柴石」の露天風呂からは、庭の紅葉を眺めることができる。泉温は41℃前後で、長湯にも最適。じっくり湯に浸かることで体の芯まで温まり、血行促進や神経痛にも効果を発揮する。自家農園で栽培した野菜を使った滋味溢れる田舎料理は、それを目当てに訪れる人も多いほど。秋は7〜8種の天然きのこを味わえるきのこ鍋を中心とした料理の数々が登場する。

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温泉山荘だいこんの花

「温泉山荘だいこんの花」は、蔵王の約1万坪の自然林に18室の離れが点在する温泉旅館だ。敷地内で最も早く紅葉するのは、玄関前の楓の木。館内の紅葉は例年10月中旬頃から色づき始める。24時間入浴可能な大風呂のほかに、4つの赴きの異なる貸切露天風呂があり、プライベートな空間でゆっくり温泉を満喫できる。朝夕に饗される地元にある素材を活かした里山料理も楽しみだが、10月と11月の2カ月間、夕方に開催される芋煮会に立ち寄るのもおすすめ。大鍋に用意された宿オリジナルの鴨肉を使った塩芋煮が味わえる。

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扉温泉 明神館

「扉温泉 明神館」は自然のパワーをもらい、心と身体を解き放てる場所。非日常の中で渓谷を染め上げる紅葉に触れていると、余計なものを取り払った自分自身が見えてくる気になるから不思議だ。温泉は神経バランスに効果のある38℃〜40℃高温湯。露天風呂つき大浴場のほかに立ち湯、寝湯があり、半身浴でリラックスすることも可能。この場所で心の扉を静かに開け、再び自分らしく毎日を楽しむきっかけをつかみたい。

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アマン京都

京都洛北にたたずむ「アマン京都」は、京都駅から車でわずか 30 分の距離には思えないほど静かな森に囲まれた空間。客室の壁一面の窓からは庭の景観を、高台のパビリオンからは楓や杉などの木々や近郊の山々の紅葉を鑑賞できる。檜の温泉は疲労回復や筋肉痛の改善、美肌効果もあると言われているアルカリ性単純泉。仏教の沐浴から広まり、6世紀にまで遡る日本の風呂文化に思いを馳せてみるのもいい。初夏には鮮やかな青もみじ、秋には美しい紅葉に包まれる、その静謐な世界観に没入したい。

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旅籠 八…

豊臣秀吉が開城した八幡山城の城下町として栄えた近江八幡は、水路が整備され、多くの近江商人が活躍した街。その一角にある「旅籠 八...」は、かつての畳屋が190年の歴史を経て生まれ変わった一棟貸しの宿だ。コンセプトの違う「木の間」と「石の間」と名付けられたふたつのヴィラは、どちらにも心惹かれるが、いまの時期は紅葉が堪能できる「木の間」をセレクトしてほしい。移りゆく時間によって変化する、紅葉の美しさを心をからっぽにしてただ眺める、そんな特別な時間を過ごせるはずだ。井戸水を汲み上げた温泉がやさしく肌を潤し、心も体もゆるゆるとほどけていくような心地よさに包まれる。

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黒川温泉 黒川荘

黒川温泉を流れる渓流沿いに建つ「黒川温泉 黒川荘」は、古民家を移築した重厚な雰囲気。記念日や大切な人との旅行といったスペシャルな時間を過ごしたいときに選ぶ人も多い。目の前にそびえる屏風岩は、大自然が作った芸術品。秋は屏風岩と色とりどりに色づく紅葉の共演を楽しめる。宿の温泉ももちろんだが、黒川温泉の入湯手形を利用すれば25施設の露天風呂をめぐることも可能。黒川温泉街をそぞろ歩いて、自分だけの秋の風景を探してみて。

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Text: Mari Hayakawa Editor: Yusuke Matsuyama

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