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【パリ最旬店】映画館を改装して生まれた新感覚レストラン! 五感を研ぎ澄ませて味わう地方料理。

  • 2025.10.6

いま注目なのが、セレクトショップの奥に潜むスピークイージースタイルや、音や映像で食べ手が没入体験できるレストラン。五感で味わう新たな楽しみを発見して。

Atica  アティカ  [ 5区|カルチエ・ラタン ]

パノラマの映像に囲まれ、旅する気分で地方料理を。

壁一面に映像が映し出されるレストランは地下に。

灯りを落とした100㎡の空間。フランスとスペインに跨るバスク地方の町や山の映像、波の音が壁一面に流れてくる。運ばれるのは、この景色や文化に着想を得た料理。ある地方の食と文化、芸術、旅を融合する斬新な試みを始めたのが、映画館を改装して生まれたアティカだ。今年3月末まではバスク地方がテーマ。同地方の食材やワインを供するだけでなく、タラには黒いイカ墨を添えて炭鉱で栄えた歴史を想起させたり、青い海藻スピルリナで海や波が打ちつける崖を表したり。バースペースではテーマに沿ったアートを展示し、香水も創作。五感を研ぎ澄ませて味わいたい没入体験のスペースだ。

全コースの最初に登場するピンチョス。タラのタルト、黒ニンニクと唐辛子など計6品。「Pintxos-Tartelette Bacala, Gilda, Haricots Judiones, Pomme de Terre, Iberico Pan con Tomate」

155ユーロで計5皿提供される21時のコースから、ディル風味のイカ墨をのせたタラ「Itsas-Morue Salée, Seiche, Aneth」

3皿供される95ユーロの19時のコースから、ホタテとスピルリナ、柑橘のセドラなどを合わせたひと皿「Flysch-Saint Jacques, Spiruline, Txakoli, Amande, Piquillos, Chorizo, Cédrat, Aneth」

Atica
アティカ
8, rue Frédéric Sauton 75005
01-56-81-94-41
ⓂMAUBERT-MUTUALITÉ
営)19:00~、21:00~ ※一斉スタート
休)日~火、土
要予約
https://aticaparis.com/

●1ユーロ=約172円(2025年10月現在)

●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。

●各紹介アドレスのデータ部分のⓂは地下鉄の駅を示しています。

●掲載店の営業時間、定休日、料理・サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋

photography: Mari Shimmura text: Chiaki Mitomi

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