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25年前、“お祭り騒ぎな男女デュオ”の衝撃 ソウルとディスコが交わった“希望のビート”

  • 2025.11.17

2000年秋、ミレニアムの浮かれムードもそろそろ落ち着いた頃、そんな落ち着きを軽々と吹き飛ばすように、突如現れたお祭り騒ぎな男女二人組がいた。

EE JUMP『LOVE IS ENERGY!』(作詞・作曲:つんく)――2000年10月18日発売

鮮やかなビートに、無邪気な笑顔。見ているだけで元気になれるEE JUMPのデビュー作は、ニッポン放送系「シドニーオリンピック」テーマソング、さらにフジテレビ系『笑う犬の冒険-SILLY GO LUCKY!-』のテーマとしても話題を集めた。

無邪気さと実力を兼ね備えた“EE JUMP”という存在

EE JUMPは、ソニンとユウキによる男女デュオ。彼らは、当時のモーニング娘。人気を牽引していたつんくが手がけた新プロジェクトだった。

メインボーカルのソニンは、すでに抜群の歌唱力と存在感を持ち、ユウキの無邪気さはユニットに抜群の明るさをもたらす。二人のキャラクターが絶妙にかみ合い、“アイドルでもアーティストでもない”新しい立ち位置を確立していた。

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EE JUMP-2000年撮影(C)SANKEI

ソウルとディスコを融合させた“躍動するデビュー曲”

『LOVE IS ENERGY!』は、つんくらしいソウルクラシックテイストをベースにしたダンスナンバー。アレンジを担当したのは河野伸。彼が得意とするホーンセクションを大胆にフィーチャーし、生のグルーヴが弾ける豪華なトラックに仕上げられている。

さらに、DJカンチュリによるターンテーブルサウンドがアクセントとなり、“生演奏+クラブ感”が同居。つんくが90年代末に築いたディスコポップの延長線上にありながらも、より若く、よりエネルギッシュな方向へと進化していた。

ボーカルのソニンは初レコーディングながら堂々としたパフォーマンスを見せ、ユウキはラップパートで存在感を発揮。デビュー作とは思えない完成度と勢いが、聴く人の心を一気に躍らせた。

“楽しさ”で時代を明るくしたティーンのパワー

その後、EE JUMPは短い活動期間の中で『おっととっと夏だぜ!』などのヒットを放つが、グループとしての歩みは決して長くはなかった。

それでも、『LOVE IS ENERGY!』が放った初期衝動の輝きは、今もなお色褪せない。あの頃のテレビや街頭で、二人が笑顔で踊っていた光景を覚えている人も多いだろう。

軽快なビートに、まっすぐな声。何かを変えようとする“若さそのもの”が詰まったデビュー曲だった。


※この記事は執筆時点の情報に基づいています。