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「ついに見れた」「本当に感動」30年以上の時を経て“令和に復活を遂げた”神アニメ…第2期スタートしファン「大歓喜」熱狂のワケ

  • 2025.10.15

10月4日より放送がスタートした高橋留美子による漫画を原作とするTVアニメ『らんま1/2』第2期。本作は1989年にTVアニメ化されており、リメイク版として令和に復活した。第2期の初回となる第13話では、新しくなったオープニングとエンディングが披露され、旧TVアニメ版の“オマージュ”と受け取れる要素がSNSで話題を呼んだ。

乱馬の意外な弱点判明!キュンとする“キスシーン”も

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

第2期の初回にあたる第13話では、早乙女乱馬の意外な弱点が判明した。天道あかねに好意を寄せ、乱馬に嫉妬心を抱く新キャラクター・五寸釘光(ごすんくぎひかる)。彼が乱馬の弱点を探るなかで、乱馬が幼少期に“猫拳”の修行によって猫が大の苦手になったことを知る。かわいい猫に対して、立ったまま気絶するほどの拒絶反応を見せる乱馬がコミカルだ。

五寸釘の策略によって猫と虎に囲まれ極限状態に陥った乱馬は、恐怖から逃れるために猫になりきってしまう。さらに、あかねは猫のようになった乱馬に、なんとキスされる。顔を真っ赤にして照れ、帰り道で「乱馬のバカ。乱馬のバカ!」とひとりで繰り返すあかねが可愛らしい。第13話についてSNSでは「作画とか構図とか原作そのままで本当に感動」「旧アニメ、原作に負けない面白さ」「ついに見れたと感激」との声があがった。

ちなみに、今回登場した五寸釘役を務めたのは、石田彰だ。石田は『エヴァンゲリオン』シリーズで渚カヲル役を担当している。また、乱馬の女バージョンであるらんま役を担当する林原めぐみも、『エヴァンゲリオン』シリーズにて綾波レイ役を担当した。

ほかにも、男バージョンである乱馬役を務める山口勝平は、『名探偵コナン』にて工藤新一役と怪盗キッド役を演じている。『名探偵コナン』の江戸川コナン役を担当する高山みなみは、『らんま1/2』では天道なびき役を担当。

『らんま1/2』のリメイク版は、メインキャストのほとんどが旧TVアニメ版から続投することでも話題を集めた。本作のキャスト陣は、長年アニメ界の第一線で活躍するベテラン声優が数多く存在する。『エヴァンゲリオン』シリーズや『名探偵コナン』といった名作アニメのキャラクターとキャストが繋がる点も、『らんま1/2』の面白さといえるのではないだろうか。

旧TVアニメ版の“オマージュ”?EDのダンス

第13話にて流れた新しいオープニングとエンディングには、旧TVアニメ版のオマージュと受け取れるシーンがちりばめられている。たとえば、にしなによるエンディングテーマ『パンダガール』のサビに合わせて踊るあかねは、旧TVアニメ版のオープニングでも同じダンスをしていた。昔から『らんま1/2』を追っていたファンにとって、西尾えつ子による当時のオープニングテーマ『じゃじゃ馬にさせないで』が思わず脳内で流れるような、うれしい演出となったのではないだろうか。

新エンディングに対してSNSでは「どこをとっても可愛い」「前クールから引き続きでいい」「平成版オマージュしてくれてて大歓喜」「平成感があっていい」と、喜んだり当時を懐かしんだりする声があがった。オマージュからは、旧TVアニメ版に対するアニメスタッフのリスペクトを感じる。そして、リメイク版だからこそできる粋な仕掛けといえるだろう。

リメイク版『らんま1/2』は、個性豊かなキャラクターたちの魅力はそのままに、作画は現代版に大きくアップデート。旧TVアニメ版を彷彿とさせるキャスト陣やオマージュも、視聴者から好評を得ている。第2期でも観られるであろう乱馬たちのドタバタなラブコメに、期待したい。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari