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【大ヒット書籍の仕掛け人×じママ対談】夫婦関係は仕事と同じ! 家庭マネジメントができれば、仕事も回る納得の理由

  • 2025.9.26

「伝え方のプロ」として知られる黒田剛さんは、4月にご自身初の著書『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』(講談社刊)を上梓。6月20日に『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM(ワンチーム)思考』(講談社刊)を発売したじママさんとのスペシャル対談記事の後編です。今回は「家を安全地帯にすること」「5分の会話」「夫婦インタビュー」といった、家庭をワンチームに変えるヒントを徹底的に語り合いました。忙しい共働き夫婦でも、今日からすぐに取り入れられる実践的なアイデアが満載です。

家を「安全地帯」にすると夫が早く帰ってくる

黒田さん「じママさんの『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考』読みました。この本には夫婦のつまずく原因や理由などがいろいろ書いてあって、僕もとても勉強になりました」じママ「ありがとうございます。『妻のトリセツ』(黒川伊保子著・講談社刊)シリーズを担当された黒田さんから、『夫婦ONE TEAM思考』の感想を忖度なくお聞かせいただきたいです」黒田さん「『妻のトリセツ』が夫に対して「奥さんにはこういうところがあるから気をつけてね」という内容だったのに対し、『夫婦ONE TEAM思考』は「仕事でのやり方を夫婦に置き換えたらどうなるか」という視点で書かれているので、多くの男性にしっくりくるのではと思いました。「どうしたら部下が心を開いてくれるか」といった悩みは、まさに夫婦関係にも当てはまりますから。 「仕事は仕事、家庭は家庭」と分けて考える人は多いですが、この本は「仕事のやり方を家庭に当てはめていいんだ」という、新しい気づきを与えてくれます」じママ「夫婦なのに会社みたいだったり、上司と部下のような関係は嫌だという人もいるでしょう。でも、今は夫婦二人で頑張っていかないと難しい時代ですよね。令和の今、夫婦もチームになっていくことが結婚生活には合っていると思います」黒田さん「本に出てくる「家が安全地帯」という言葉も印象的でした。会社のリーダーは、部下が「行きたくなる」ような職場を作るべきですが、家もまた、安心して帰れる「安全地帯」であるべきだという考え方は、みんなの学びになると思います」じママ「とあるママさんから「夫が仕事が忙しいと言って毎日終電前に帰宅する」という悩みを聞きました。そこで、「家を安全地帯にする努力をしてみて」と伝えたところ、今では定時で帰り、子どもの早寝を手伝ってくれるまでに変わりました。後日話し合いをしてわかったのですが、仕事だというのは嘘で、家に帰りたくなかったそうです。それくらい家庭が「安全地帯」であることは重要なんですよね」黒田さん「それで言うと、休日は朝から家族とずっと一緒に過ごしているから家族の空気感がわかる。でも、平日は夜遅くまで仕事して帰ってきて、僕以外で作っている空気感の中に入っていった時に、自分だけテンションが違うなと感じることがあります。サッカーの途中交代みたいにゲーム終了間近の10分だけ入っても、なんで妻がグッタリ疲れているのかわからない。そんな時、妻にどう声をかけたらいいのでしょうか?」じママ「声をかけるよりも、まずは相手に気を遣うことをやめて、帰りたくなくなるような雰囲気を作らないことです。自分の家族で自分の家なのに、いつ帰ろうかと気を遣う。それを毎日続けていたら疲れちゃいますよね。妻も「今日こんなことがあってイライラしてるんだよね」と話したり、夫が異変に気づいて「どうしたの?」と聞ける関係づくりが大切です。それができないから、帰りたくなくなってしまうんです」黒田さん「普段から夫婦のコミュニケーションを取っておくことが大事なんですね」

夫婦問題の解決法はママ友に愚痴るより「5分の会話」

黒田さん「『夫婦ONE TEAM思考』の本を読んで気づいたのが、仕事でも夫婦間でも、意外とできていないのが「会話をちゃんとすること」です。基本なのに、おろそかにされがちです。たとえ5分でもいいから「今日はこの話をする」という強制的に会話をする時間を作ることの大切さが、『夫婦ONE TEAM思考』の本には書かれていました。仕事でも夫婦でもチームでギクシャクしている時は、一度試してみるべきだと思います」じママ「そうですね。黒田さんの『非効率思考』の本にも書いてありました。会話の中から相手のニーズを拾ったり、お互いのズレを理解したりするのは、やはり会話でしかできないことですよね」黒田さん「書籍PRの仕事は著者の方との間でズレが生じることがよくあります。そんな時、1番いいのは関係者全員で集まって、思っていることをすべて話し、ワンチームになることです。これは『夫婦ONE TEAM思考』という本の大きなテーマだと感じました。シンプルだけど、とても重要です」じママ「そうなんです。夫婦の問題なのに、ママ友に「うちの旦那、どう思う?」と相談する人は多いです。でも、第三者に聞いても、第三者の推測に基づいて旦那さんにアプローチしようとするので、うまくいかない」黒田さん「書籍PRの仕事でも同じことが言えます。たとえば、『夫婦ONE TEAM思考』をテレビで紹介したい。そうなると、一般的には完璧な企画書を作って相手にプレゼンをします。でも、それだと自分たちがいいと思っているだけで、意外と決まらない。重要なのは、相手に直接聞いてしまうことです」じママ「どのように聞くのでしょう?」黒田さん「「もしあなたの番組で『夫婦ONE TEAM思考』の本を紹介するならどういう方法がいいですか?」と訊ねます。その方が、相手の意見を聞いて企画を組み立てられるので、すごく早いんです。夫婦間の話も同じで、ママ友に「どう思う?」と聞くより、旦那さんに「私たち、どうしたらいい?」と直接聞いた方がいいかもしれませんね」じママ「そうなんです! それが1番いいんです。ただ、なかなかその一歩が踏み出せない人が多いので『非効率思考』と『夫婦ONE TEAM思考』の本がその一歩を踏み出すきっかけになればいいなと思います。すごくシンプルなのに、みんな遠回りしてしまうのは仕事でも夫婦間でも同じですね」黒田さん「旦那さんに直接聞けないのは、「聞くとなにか言われそう」という恐れがあるからでしょうか?」じママ「あとは、過去の経験から「こう言ったら冷たい態度をとられた」とか。『非効率思考』の本にも書いてありましたが、一度うまくいかなかっただけで諦めてしまう人たちがいます。その時の結果で「この人はそう思っている」と決めつけてしまう。でも、ある時言ってみたら意外とすんなり通った、なんてこともありますよね。それを経験できず、言えなくなってしまうんです」黒田さん「たとえば、「娘をピアノに通わせようと思うんだけど」と言って、妻に「それ意味ある?」と言われたとします。僕だったら、「じゃあ、どういう習い事ならいいと思う?」とか「どういう理由があれば、ピアノに通わせてもいいと思う?」と聞くようにしています。そうやってやり取りした方が、うまくいくことが多いです」じママ「まさにそうです! 多くの人は「それ意味ある?」と言われたらムッとして終わってしまうんですよね。そこでもう一歩踏み込めるようになると、話し合いはかなりスムーズになります」

夫婦に必要なのはインタビュー!? 「好きなご飯は?」から始めてみよう

黒田さん「大切なのは、夫婦間でもインタビューをしっかり行うことですよね。週に一度でも夫婦会議を開いて、「今、好きなご飯はある?」と聞いてみる。ただ、急に聞かれても相手も困るので、聞き方を工夫することも大切です。これは、旦那さん側も奥さん側も、自分なりの「聞き方」を開発していくと、会話がよりうまくいくと思います」じママ「相手が「言ってくれなかった」「答えてくれなかった」と、事実だけを受け止めがちですが、「言う側」にも課題がないか見つめ直すことが大事です」黒田さん「まさにその通りです。夫婦間でのコミュニケーションをしっかり取れるようになると、仕事にもとても活かされる気がします」じママ「そう思います。家庭でのコミュニケーションがうまくいっている人は、仕事もできるんだなと感じました」黒田さん「逆に、会社ではうまくいっている人が、夫婦関係もうまくいっているかというと、そうではないかもしれませんよね」じママ「確かに、その通りです。男性側には「会社の組織論やチーム力を家庭に持ち込んではいけない」という暗黙のルールがあるんだなと、話を聞いて思いました。もしかしたら、「妻はもっと家庭的であるべき」といった思い込みもあるのかもしれません」黒田さん「『夫婦ワンチーム思考』の本は、新しい夫婦のあり方を肯定してくれているのが大きいですよね」黒田剛さんの著書『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』は、仕事や人間関係に役立つ“伝え方の極意”をまとめた一冊。そして、『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考』には、夫婦を一つのチームとして捉える考え方で、人生を豊かにしていく実践的なメソッドが詰まっています。どちらも仕事や子育て、夫婦関係に悩むすべての人の背中を押してくれる本です。ぜひ手に取って、日常に活かしてみてください。

近著『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』はこちらから!

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書籍『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考』

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