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「貯められない家」から「お金が自然と増える家」に変えるために、絶対にやってはいけないこと

  • 2025.9.22

「世帯収入はあるはずなのに、なぜか貯金が増えない…」という悩みを抱える世帯は意外と多いと言われています。では、なぜ貯金ができないのでしょうか?人生設計のプロであるFP・伊達有希子さんの著書『夫婦と子ども2人、世帯年収650万円。どうしたら家が買えますか? マンガでわかる!一生お金に困らないライフプランのつくり方』から「貯まらない家」の特徴と、改善方法をご紹介します!

共働きで世帯年収1000万円なのに…

ここからは家計管理がうまくいっていないご夫婦の事例をもとに、貯まらない原因はどんなところにあるかをピックアップ。その原因をもとに今後どのように家計管理を改善していったらいいか、どうすれば順調に貯まるようになるのかをレクチャーしていきます。最近、ネットやYouTubeなどで「お金が貯められる家、貯められない家の差は?」というようなタイトルをよく見かけますよね。年収は同じでもその違いが大きく現れるのが、年収1000万円くらいだそうです。今回のご家庭はまさに共働きで年収1000万円。こういった「貯められない」ご夫婦によくみられるのが、「もう少し貯まっていていいはずなのに貯金がない」「何に使っているか把握できていない」「パートナーのお財布事情を知らない」という状況です。この3つのうち、もし1つでも当てはまったら、「貯められない」グループに入ってしまっているかもしれません。でもこうした悩みを抱えている世帯は意外と多いのです。家計改善のヒントを伝授しますね。

生活費を正確に把握しなくてもなんとかなってきた

貯められない世帯は、生活にかかっているお金を正確に把握できていないことがほとんど。収入がある程度あるために、把握しなくても「なんとかなってきた」ことが原因です。ただ、把握できていないことでいずれ困る時期が必ずやってきます。例えばお子さんが生まれると一時的に働く時間が少なくなり、そのために収入が減ることがあります。また、子どもが成長すると塾や習い事、部活動で使う道具や遠征費など、子どもが小さいうちにはかかってこなかった費用が発生します。このとき一気に家計が苦しくなります。また共働きの場合、お互いの貯金額やどのくらい収入があるかをわかっていない、または、生活費や最低限の貯金を共通の口座に入金し、あとは自由に使っている共働き世帯も少なくありません。お互いのお財布事情を知らないと、「相手はきっと貯めてくれているはず」と、夫婦それぞれが都合よく考え、ふたをあけたらどちらも貯蓄をしていなかったというのは、共働き1000万円世帯の“あるある”です。さらに共働き世帯は、2人分の収入がある分、「買い物の単価が高い」「自分へのご褒美が多い」「ボーナスがあるため、頻繁に大きな買い物をする」という傾向がみられるようです。そこで、今日から「貯まる」家計にするための改善ポイントを考えてみましょう。

「貯まる」家計への改善ポイント

「生活費」「特別支出貯蓄」「先取り貯蓄」を先取り!

生活費の把握ができたら、次は管理方法の見直しです。ひと昔前は「家計を1つにまとめる」のがベストと言われていましたが、今は夫婦それぞれで管理するのもOKな時代です。ただしその場合は、生活費と最低限の貯蓄だけを出し合うのではNGです。最低限の生活防衛費(生活費の半年~1年分)は貯まっている前提とすると、「日々の生活費」+「目標とするライフイベントに向けた貯蓄(特別支出)」+「将来に向けた先取り貯蓄」を、収入が入ったらすぐに取り分けましょう。ご夫婦で収入に差がある場合はそれぞれの収入比率(世帯主6割・配偶者4割など)で決めるなど、それぞれの世帯に応じたルールを決めるといいですよ。先取り貯蓄の中に含まれる資産運用をする方法は、普通預金・定期預金といった安定資産だけでなく、新NISAやiDeCoといった制度も活用していくことをおすすめします。これをすれば、「貯められない」から「順調に貯まる」、さらには「お金が自然と増える」家計に進化できます。難しい計算法などは用いないシンプルな方法なので、みなさんにもできると思いますよ。マンガ/雨川みう▼著者プロフィール▼伊達有希子(だてゆきこ)1級ファイナンシャル・プランニング技能士(ファイナンシャル・プランナーCFP認定)。国内金融機関を経て、どこの企業にも属さない中立公平な“独立系ファイナンシャル・プランナー(独立系FP)”として2012年にFP事務所を設立。これまで13年間にわたりライフプラン作成や資産運用の提案などのFP業務にあたるとともに、約1000件の相談業務に携わる。親しみやすく、わかりやすい伝え方が好評。執筆や講師としての活動も多く行なう。

今回紹介したのはこちら!

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『夫婦と子ども2人、世帯年収650万円。どうしたら家が買えますか? マンガでわかる!一生お金に困らないライフプランのつくり方』伊達有希子 著/大和出版子どもには十分に教育を受けさせたい、庭つきの家がほしい。そんな家族のための夢から電卓を叩いている主婦の皆さんへーー。金融商品をすすめるのではなく、相談業務だけを行う“独立系FP”が、プランの作成を通して明かす、お金の貯め方・増やし方・使い方。家計簿をつけなくても、「いつ、いくら必要なのか?」から始めて、「お金が貯められない家計」から「お金が自然に貯まってしまう家計」へ!

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