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「代わってやれたら…」闘病中の我が子を見て、父は大粒の涙を流し…

  • 2025.9.22

このお話は、作者・つきママ(@tsukimama34)さんが、フォロワーさんの実体験をもとに描いた作品です。家族や友人、恋人など自分にとって大切な人が命にかかわる病気と闘うことになったら…。考えたくないことではありますが、これは生きていればいつ誰に起こるか分からないことでもあります。大切な人と過ごせる日々が残り少ないと分かった時、私たちは「日常の生活」をかかえながらどのように当事者に寄り添うことができるのでしょうか。

苦しむ我が子に何もできない…父の嘆きがつらい

主人公の苗は、夫と穏やかな日々を過ごすアラフィフの女性です。ある日、長引く腰痛を心配し、病院を受診します。当初は尿管結石の疑いがあるということで、尿管結石の治療をしていましたが一向にひかない腰の痛みに再度検査を受けることに。再検査の結果は卵巣腫瘍。卵巣にがんがあることが判明しました。

そこから懸命の治療を続けますが、がんは消えず、体の別の場所へ転移を繰り返します。改善の見込みがなくなった苗は、病気を治す治療から痛みを緩和する緩和ケアに治療をシフトします。その後、主治医から余命を聞かされ、体が動く限り人生の日々を歩んできた苗でしたが、最近では筆談も会話もままならなくなってきました。

苗の夫や兄、父はできるだけ苗のそばにいようと奮闘していましたが…?

©tsukimama34
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とうとう意思疎通が難しくなってきた苗さん。周囲でサポートする人も、「その時」が近づいてきていると感じる場面が増えるのは何とも苦しい時間だったのではないでしょうか。ましては苗さんのお父さんのように、子どもが親より早く旅立つ姿を見なければいけない…というのはとてもつらかったでしょう。

それでも、苗さんのお兄さんやお父さんはできるだけ一緒の時間を過ごそうと、つらくとも苗さんのそばに居続けてくれました。大事な家族との残された日々、どのように過ごすのが良いかというのは家族によって異なりますよね。しかしできれば、残された人にとっても悔いがない過ごし方を選んでいけると、お互いに納得のいく時間が刻めるのではないでしょうか。

著者:ママリ編集部

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